スペクトラムアナライザ(外部ミキサ)

スペアナ/ミキサ 下限周波数
(GHz)
上限周波数
(GHz)
高調波
次数
変換損失 −1dB 導波管 備考
E444xA
11970K 18 26.5 24dB WR42
11970A 26.5 40 26dB ー5dBm WR28
11970Q 33 50 10 28dB ー7dBm WR22
11970U 40 60 10 28dB ー7dBm WR19
11970V 50 75 14 40dB ー3dBm WR15
11970VE01 50 85 14 40dB ー3dBm WR15
11970W 75 110 18 46dB ー1dBm WR10
11974A 26.5 40 44dB +5dBm WR28 プリセレ
11974Q 33 50 10 46dB +0dBm WR22 プリセレ
11974U 40 60 10 43dB ー1dBm WR19 プリセレ
11974V 50 75 14 57dB +2dBm WR15 プリセレ
11974VE01 50 80 14 57dB +2dBm WR15 プリセレ
N9030A−5xx
M1970V-001 50 75 23dB +0dBm WR15
M1970V-002 50 80 23dB +0dBm WR15
M1970E 60 90 27dB +0dBm WR12
M1970W 75 110 25dB +0dBm WR10
PSX-30W-10117A 75 83 6dB +0dBm WR10
N9029AV15 50 75 9dB ー10dBm WR15 VDi
N9029AV12 60 90 11dB ー10dBm WR12 VDi
N9029AV10 75 110 11dB ー10dBm WR10 VDi
N9029AV08 90 140 12dB ー10dBm WR8.0 VDi
N9029AV06 110 170 12dB ー10dBm WR6.5 VDi
N9029AV05 140 220 12dB ー10dBm WR5.1 VDi
N9029AV03 220 330 12 14dB ー20dBm WR3.4 VDi
N9029AV02 325 500 12 17dB ー20dBm WR2.2 VDi
N9029AV1B 500 750 18 20dB ー20dBm WR1.5 VDi
N9029AV01 750 1100 36 30dB ー20dBm WR1.0 VDi
MS2830A-044
MS2830A-045
MA2741C 26.5 40 23dB WR28
MA2742C 33 50 26dB WR22
MA2743C 40 60 28dB WR19
MA2744C 50 75 32dB WR15
MA2745C609036dB WR12
MA2746C 75 110 11 39dB WR10
MA2747C 90 140 14 40dB WR8
MA2748C 110 170 17 45dB WR6
MA2749C 140 220 22 50dB WR5
MA2750C 170 260 26 65dB WR4
MA2751C 220 325 33 70dB WR3
MS2840A-046
MS2850A-046
MA2806A 50 75 15dB 0dBm WR15
MA2808A 60 90 12 15dB 0dBm WR12
FSUxx
FS−Z60 40 60 25dB +4dBm WR19
FS−Z75 50 75 34dB +6dBm WR15
FS−Z90 60 90 38dB +6dBm WR12
FS−Z110 75 95 25dB −3dBm WR10
FS−Z110 95 110 33dB −3dBm WR10
FS−Z110 85 110 10 35dB −3dBm WR10
FSWxx
FS−Z60 40 60 25dB +0dBm WR19
FS−Z75 50 75 26dB ー6dBm WR15
FS−Z90 60 90 30dB ー7dBm WR12
FS−Z110 75 95 25dB ー3dBm WR10
FS−Z110 95 110 30dB ー3dBm WR10
ご注意:
@この値は、確認時点のものでメーカによるバージョンアップなどで更新される場合があります、最新情報はメーカにご確認ください。

Aミキサの型名としてキーサイトはバンド名、ローデ&シュヴァルツは上限周波数ですが、アンリツは連番です。ミキサメーカとしてはOML、VDi、RPG、Farranなどが有名なようです。

B国家標準とトレースできる高周波電力計の周波数上限は110GHz(NMIJ、NiCTは170GHzまで拡張され、2018年から220GHz〜330GHz、2020年から170GHz〜220GHz)なのでこれより高い周波数はメーカの独自校正になるようです。1THzのパワーメーターはリトアニアやロシアのメーカが有名なようです。

Cなお、プリセレのないハーモニックミキサを使った測定はCW(無変調)は測定できますが、変調波は測定できません。ミキサの中で局部発振器の2次〜10次程度の高調波周波数とミキシングされるため多数のミキシングプロダクトが発生し測定する信号と区別ができません。そのため、オートIDやシグナルIDという機能がありますが、トレース毎にIF信号の±を変えてミニマムホールドで処理されるため同じデータ点にある信号しか表示されません。

Dしかし、Cの問題解決のためプリセレ付きのミキサが準備されていますが、チューナブルフィルタのため周波数特性の補正が必要な他、コンバージョンロスが数十dBと大きくダイナミックレンジが稼げません。そのためファンダメンタルミキサを用いればコンバージョンロスを7dB程度に大幅改善されますが、標準信号発生器及び逓倍機、フィルタ等を別個に準備する必要があるため費用が高額となってしまいます。

EN9041Bは外部ミキサを使用せず110GHzまで測定できることになっていますが、RF2コネクタ側の50GHz〜110GHzはYIGチューナブルフィルタがなく、ソフトウエアプリセレクションという機能が実装されていますが、外部ミキサを用いたシグナルIDと同様な機能のためCW以外はまともに測定できません。ソフトウエアプリセレクション機能はデフォルトでONになっていますので注意が必要で、特にFM-CW(車載のチャープレーダー)などは信号が消えてしまうためスペクトラムアナライザが壊れたのかとびっくりします。ソフトウエアプリセレクションというのは、ソフトウエアでプリセレクタ機能を実現しているような誤解を与える表現なので注意が必要です。N9041Bの50GHz〜110GHzは、従来のスペクトラムアナライザの機能を期待してはいけません。単に外部ミキサとシグナルID機能が実装されていると理解して使用する必要があります。

FMA2808Aは、MS2840AやMS2850Aの外部ミキサでOML製のようですが、CWしか測定できないシグナルIDの他に、イメージ周波数範囲を除いて測定できるPS機能が備わっており変調信号の測定が可能なようです。

Gローデ&シュヴァルツのミキサはFS−Z90という同じ型名でも古いものと新しいものでは外形も特性も異なりますが、型名が同じなので注意が必要です。

Hローデ&シュヴァルツのハーモニックミキサは型名が同じでもIF周波数はスペクトラムアナライザごとに異なっています。FSP、FSU、FSQ、FSUP:IF404.4MHz、FSV,FSVR:IF729MHz、FSW:IF1330MHz(2014年2Q〜2000MHz)です。



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