新日本無線(NJRC) 
新日本無線(NJRC)という会社があります。日本無線の関係会社のようです。馬喰横山A1出口から徒歩1分ですが、馬喰町駅から徒歩3分、小伝馬町駅1番出口から徒歩6分程度です。とうとう1階がスギ薬局になったようです。埼玉に工場が有るようです。

新日本無線(NJRC)は、昭和34年9月8日(1959年)創立、連結売上489億円、単独売上428億円(平成29年3月)、従業員数連結2731名、単独1350名。主要な製品は、マグネトロン、CFA、TWT(進行波管)T、クライストロン、切換管、レーダコンポーネント、カソード(含浸型陰極)、衛星通信/地上通信用コンポーネント、センサモジュール、半導体集積回路(バイポーラ、CMOS、Bi-CMOS、光半導体素子、GaAs)、SAWフィルタなどのようです。

新日本無線は、現在小型船舶用レーダーに用いるマグネトロンのシェアが8割とのことですが、船舶用レーダー以外の用途として、平成28年から医療分野の放射線治療に用いるX線発生用のライナック(線形加速器)用にマグネトロンの販路拡大を目指すようです。ちなみにマグネトロンは日本無線JRCの船舶用低価格レーダーに供給していましたが、欧州でスプリアス規制が厳しくなり、マグネトロン(真空管)特有のπ-1モードのスプリアス低減が困難なため、船舶用レーダーは固体化(半導体)への移行が進んで、マグネトロンの需要が先細っており、平成28年3月期の売上478億円に対し、マグネトロンなどのマイクロ波事業部の売上は63億円とのことです。

新日本無線は、平成29年6月に、オペアンプを2個使用しセンサー感度を4倍にできるアナログフロントエンドIC(NJU9103)を@250で量産を開始したようです。センサーのオフセットを補正するDACを内蔵することにより、PGA(プログラマブルゲインアンプ)を従来の128倍から512倍にすることを可能にし、16bitADCは0.814ksps~6.51kspsで、ESON8-V1パッケージ(2.3×2.3mm)を実現したようです。アナログフロントエンドICでは、TIやアナログデバイセズが先行しており厳しいようです。

新日本無線は、平成29年に、信号処理機能を一体化し消費電力を従来比96%低減したアンテナ内蔵型24GHz帯移動体検知センサーNJR4266(日本24.05~24.25GHz、欧州24.15~24.25GHz、北米24.075~24.175GHz)を開発し、検知距離7~14m、外形寸法17.2×27.3×5.1mmとし従来品より40%小型化したとのことで、@1000円以下で自動販売機、防犯機器、エアコンなどの人感センサーとして、平成30年に10万台、平成31年に30万台の販売をするようです。生産は川越事業場のようです。

新日本無線は、マイクロ波センサWaveEyesシリーズに信号処理機能を内蔵したアンテナ一体型24GHz帯移動体距離計測センサモジュールNJR4234BVを追加し平成29年9月からサンプル配布を開始、1000台購入で@3500のようです。ちなみに24.05~24.25GHz、EIRP+13.8dBm、最大検知距離30m歩行者、検知角度幅H面42゜V面28゜、距離分解能8.3cm、外形38×38×4.2mm、質量6.5g、電源電圧2.9~3.6V、通常使用時平均37mAで、従来品NJR4233D1に対し約81%削減の軽量化とのことで、評価基板とソフトウェアも準備されているようです。