2007.2

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ドイツ北部、メッセの会場としても知られるHannover(ハノーファー)。ドイツワールドカップ2006において、試合開催都市になったことも記憶に新しいだろう。
人口50万を超えるこの都市に、トラムは走っている。普通の路面電車「Strassenbahn(シュトラーセンバーン」というより、市内電車「Stadtbahn(シュタットバーン)」タイプのトラムで、基本的にホームは普通の電車のホームのような高いホームで、さらに市内ではほとんどがU-Bahn(地下鉄)となっていて、地下を走る。
DBでハノーファー中央駅※1に降り立ち、駅を出ると、目の前にトラムの線路と電停が見える。先に「市内では【ほとんど】が地下を走っている」と述べたように、一部は地上も走っているのだ。しかし勿論、ほんの一部で、ほとんどの系統は中央駅から[U]の標識へ向かい下ったところにある地下ホームに集まっている。
ハノーファーは大きな都市で、旧市街地の見所こそは中央駅から近いところに集まっているが、ハノーファーの観光名所の一つである「ヘレンハウゼン王宮庭園」は、旧市街地から4〜5キロ離れていたり、旧市街地付近にある「市庁舎」も、中央駅から1キロ離れていたりと、トラムを利用する機会も多いだろう。
まずは中心街を見学してみる。歩いていくなら、駅前から伸びる大通り※2を、トラムで行くなら地下ホームから数駅目の「Markthalle(マルクトハレ)」で降りると、綺麗に復元された街並み※3があるMarktkirche(マルクト教会)付近に着く。ここからさらに足を伸ばせば美しいRathaus(市庁舎)※4に辿り着く。Maschpark(マッシュ公園)という公園に面してそびえ立つ市庁舎は、壮大で非常に美しい建物。市庁舎のドームの上へ上ることもできるのだとか。
ここから進路を変え、トラムを乗り継ぎHerrenhäuser Gärten(ヘレンハウゼン王宮庭園)※5へと向かう。地下ホームからトラムは出発するが、Universität(ハノーファー大学)の停留所の手前で地上に出る。立派な大学を横目に、しばらく進むと王宮庭園の最寄「Herrenhäuser Gärten」の停留所に着く。
庭園は非常に広く、また幾何学的に造られているため非常に整然としている。
※1 ▲Hauptbahnhof(ハノーファー中央駅) ※2 ▲Bahnhofstr.(駅前通り)
※3 ▲旧市街の街並み ※3 ▲旧市街の街並み
※4 ▲Rathaus(市庁舎) ▲王宮庭園の横に伸びるHerrenhäuser Allee(ヘレンハウゼンアレー)。全長2〜3キロに及ぶため、終わりが見えない。
※5 ▲Herrenhäuser Gärten(ヘレンハウゼン王宮庭園) ※5 ▲Herrenhäuser Gärten(ヘレンハウゼン王宮庭園)

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