南部縦貫鉄道を歩く 23
 旧坪駅。しっかりした駅舎とホームが残っている。旧天間林駅とつくりが似ている。南部縦貫鉄道の大きめの駅全てに共通するのは、駅舎の正面の壁にある駅名表示だ。近くに寄って見ると、金属の板を加工して作った物で、錆びて黒ずんでいるが、立体感があり、書体もとても立派で、職人さんのしっかりした仕事、という感じだ。錆びる前は、どんな色に光っていたのだろう。

(旧坪駅のホーム。)