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西沢森林軌道を歩く 21

 廃線跡の右側には、常に岩の壁が迫る。歩いている分には何でもないけれど、ここを重たい材木を載せたトロッコが、それなりのスピードでドドッと通過することを想像すると、トロッコを操る人にはぶつかる恐怖が常にあったことだろうと思う。

 その頃には、こんな危険な場所をを歩くことなど論外だったよな・・と思うとき、『写真集 笛吹の里みとみ』 の写真に驚かされる。トロッコ道をひっそりと歩く人たちの写真が、何枚か残されているから。トロッコが動いていない時を見計らってのことだろうが、歩いているときに恐ろしいスピードで下ってくるトロッコと鉢合わせになる・・ということはなかったのだろうか・・?


(左側の木々の生える角度を見ていると、クラクラしてくる)

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