すべてを歩けるとは考えていなくて、せいぜい始めのひと区間、あとはほぼ並行している国道4号線を歩いて、ちょこちょこ写真を撮り、くたびれたら時刻を調べてあるバスをつかまえて、ひょいと野辺地まで 行ってしまおうと考えていました。
 でも結局は、全区間の3分の2はレール上を歩いてしまいました。最後の西千曳〜野辺地間は、今考えるとちょっと惜しいけれど、もう十分に満足していたので(やぶこぎに疲れたのもあるが)、廃線跡を離れ、県道と国道を歩きました。まあとにかく野辺地まで歩いてたどりつけました。
 当初の予定よりもたくさん廃線跡を歩けたのは、国道4号線の交通量の多さにびびり、なるべくそこは歩きたくないなと思ったことが一番の理由です。それに、慣れてくれば、車やバイクが走り抜けることもない廃線跡はとても気楽でした。 (2001年4月訪問)

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参考:今尾恵介著「地形図でたどる鉄道史 東日本編」(JTBキャンブックス)、
  「東北道路地図6アクセル A4」(昭文社)、
  「県別マップル2 青森県広域・詳細道路地図」 (昭文社)

廃線歩きについて:南部縦貫鉄道の廃線跡には、熊が出るという情報をいくつかいただいております。これから「歩いてみようかな」とお考えの方は、その点を考慮に入れ、1. 複数で行く 2. 人家から離れた所の探索は無理をしない など、十分に気をつけて下さい。廃線跡探索におけるいかなることの責任も、私は負いかねます。

旧七戸駅構内