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行田馬車鉄道を歩く 3

 国道17号線に突き当たる。その向こうに、木の枝のトンネルの下を通る道が見えた。もしかしたら通り抜けられずに人家の敷地内に入ってしまうかなと思いながら近づいたら、ちゃんと向こうにつながった、普通の道である。

 トンネル状の木は、特別にそのような形に仕立てたわけではなくて、左右の木の枝がかぶさってトンネルのように見えただけだとわかった。左右の家は大きくて、昔からのお屋敷のようだ。今改めて写真を見ると、馬車鉄道が通っていた時代を想像するのにおあつらえ向きの風景だと思う。

          
  
吹上再訪

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