ケルン・オルガン紀行
2004.6.21
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序章:悪夢は出発から始まった。

成田エクスプレスに乗るべく最寄りのJR馬喰町駅まで徒歩で行く。家を出てすぐに隣のマンションの管理人さんが車の窓から声をかけてくれた。「何処まで行くの?車に乗せてあげますよ」と云ってくれたが、遠慮した。ゴロゴロとスーツケースを押しているとどうしても左に曲がってしまう。道にカントがついているからだろうと思ってあまり気にもしなかったが、両国橋を渡り切る頃から、スーツケースがスムースに動かなくなってきた。馬喰町のプラットホームではついに動かなくなった。調べてみると自在に動く方のキャスターの左側が壊れてしまっている。シャフトが外れタイヤが変な角度で固定してしまっている。取り敢えず快速電車に乗るがラッシュにも重なり普通車は混雑。仕方なくグリーン車にロハで乗り込む。東京駅で降りホームで壊れた車輪を無理矢理外す。これなら3点支持でスーツケースを負荷無く押すことが出きる。ふーー。この時、既に汗だくとなっていた。滑り込んできた成田エクスプレスへ乗り、汗を乾かす。空港第2ターミナルに到着し、快調に転がる3点支持も束の間、またしても動かなくなってしまった。今度は右側のキャスターが壊れた!あーあ、やんなっちゃうなーもー!でも、チェック・インしてしまえばこっちのもんだ!その前に家内は現地での携帯電話をレンタル。この携帯が役に立つまでかなり時間がかかることになるとは・・・。NH209便でいざフランクへ!機内は相変わらず狭いが背もたれにモニターが付いており苦痛な時間も映画やゲームで退屈しのぎにはなった。行きはアルコールを控えるつもりではあったが、なんだかんだで結構戴いてしまった。フランクフルトに着くと外は土砂降り。ケルンに着く頃には止むだろう。空港長距離列車駅までの長い通路の移動となるがカートに荷物を積んでいるので楽である。この駅からノンストップでケルンへ行くICEに乗車。我々は指定を受けていないのであちこち空席を探す。ガラガラの車両があったのでそこへ座る。しばらくすると検札が来たが何も言われずパスにチェックを入れてもらった。心に余裕が出来たので車内販売のおばちゃんからビールを2本購入。乾杯!列車の揺れは少なく快適に走行。時速どのくらいだろうか?200kmはゆうに出ているだろう。が、平行するアウトバーンでは赤いBMWが我々を追い越してゆく。さすがドイツ!列車が速度を落としライン川を跨ぐ鉄橋を渡ると大聖堂が見えてくる。1時間弱の列車の旅は無事終了。駅構内のカートは有料でコイン式である。我々は未だ小銭がないので仕方なく荷物を担ぐ。運悪く外へ出ようとしたところまた土砂降りになってしまった。待つこと小一時間。小降りになったのでホテルの場所を確認しに行く。路地を曲がるとすぐそこにあった。100mも離れていない。ラッキー!無事チェックインしてシャワーを浴び一服したところでケルンの駅へ買い出しに行く。駅構内では何でも売っている。とても便利だ。夕食はピザ、サンドイッチ。そしてビールも忘れずに購入。ホテルの部屋で静かに乾杯。時計は夜の10時。だが、外はまだ明るい。

成田空港にて、いよいよ出国!
フランクフルトの空港にて。五輪ではなく、スージークワトロでもない!
1999年に新設された空港長距離列車駅にて。これからICEに乗車してノンストップでケルンへ!
5泊6日お世話になるオイロ・ガルテンというホテル。
ホテルのすぐ後ろはケルンの駅。

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