北欧出張日記
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第3日目 ストックホルム滞在
(1) スウェーデン道路管理局公式訪問

 08:45集合、スウェーデン道路管理局に公式訪問(9:00〜14:30)。ちゃんと、お仕事もして
います。事務所にて説明を受けた後、バスで施工中のトンネル坑内に入り、見学をしまし
た。トンネルは、NATMで掘削しており、一次吹付のみで、インターチェンジ部などの大断
面部でロックボルトを併用している程度です。環境対策としての漏水防止のため、深さ3m
のグラウチングをしています。地下立体交差部は、結構面白い所でした。[他の詳細は割
愛]
 昼食はイタリア料理店にて、パンのサーモン包み、ピラフ(ジャンバラヤ?)。先方2名と通
訳、表裏両団長と私の6名が同席になりました。道路管理局の方は、北海道に友人がお
り、何年か前に来日して釣りをして過ごしたことがあるそうです。世の中は狭いものです。
 スウェーデンでは、皆5週間のバカンスをとるのに、彼は仕事が忙しく、今まで3週間しか
休めなかったそうです。しかし、今年は遂に、初めて5週間の休暇をとるそうです。全く、日
本では考えられないような休暇に対する感覚です。日本で5週間休むためには、失業保険
の恩恵に与る必要があります。
 午後、再度事務所にてレクチャーを受けた後、お土産に木彫りの馬(空港で値段を見る
と2千円程度)をもらいました。道路管理局はストックホルム郊外にあり、そのすぐ近くにあ
る手彫りの製造元で購入してきたそうです。良い思い出の品になりました。

(2) 観光モードにチェンジ

1) 16:00 ヴァーサ号博物館
 16時にホテルを5名で出発。(裏団長は市内視察、N氏は所要時間2時間の観光船に乗
って専門の橋を視察、M氏は散髪に行ったため、残り5人)
 行き先は、ヴァーサ号博物館で、1628年に沈没して、1961年に引き上げられた木造軍艦
を復元して展示してあります。引き上げ時のビデオなども上映されており、とても興味深い
博物館でした。
 行きは地下鉄で中央駅まで行き、27系統のバスで博物館まで行きました(通訳に行き方
を聴いておいたのです)。帰りは、同じバスで戻り(路面電車に乗りそびれた)、地下鉄にク
ングストラッドゴーダン駅で乗り、中央駅で乗り換えて、ホテルまで帰りました。壁画、天井
画など、公式訪問で説明を受けた「世界で一番長い美術館」と呼ばれている地下鉄の状
況を視察して帰りました。上記の駅は緑、中央駅では青が基調となっていました。各駅毎
に1人ずつの芸術家を選定して、その内装を一任したそうです。

2) 夕食〜夕食後
 19時半にホテルのロビーに集合し、旧市街に夕食に出かけました。中華料理店で各自
ビール1杯を空けた後、紹興酒を8名で2本空けました。食事は、4人で640Kr(1Kr=\13)
のコースを2組頼みました。同行メンバーの何人かは、既にこのような味(日本食や中華料
理)が懐かしくなっているそうです。
 ホテルに戻った後、M氏(お疲れのためお休み)を除く7名で、夜12時まで団長の部屋で
視察結果の議論をしました(議論に酒が欠かせないことは言うまでもありません)。裏団長
が持参したサバの味噌煮の缶詰が好評でした。しかし、禁煙の部屋で私を除く6人が煙突
となっていたのにはまいりました。1時間もすると、眠さも手伝って、目が痛くなってきまし
た。でも、楽しい一時でした。


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