お台場へ上々颱風(シャンシャンタイフーン)のライヴを聴きに行ってきました。
メンバーは、9月末にキーボードとパーカッション/篠笛の2人が抜け、 紅龍(バンジョー[三弦と称している]/ヴォーカル/ギター/作編曲)、 西川郷子(高音ヴォーカル/鳴物/チャング)、 白崎映美(ヴォーカル/鳴物/MC/客席乱入)、 海野辺マント(ドラムス/掛け声/コーラス)、 西村直樹(エレクトリック・ベース/おとぼけ/コーラス) の5人に、オリジナルメンバー 猪野陽子(キーボード、コーラス) が復帰していました。また、ゲストとして HONZI(エレクトリック・バイオリン) 関根マリ(パーカッション) の2人がサポートしていました。
私が初めて上々颱風を知ったのは、1999年3/13の夜に、全く偶然に見たNHK-BS2の番 組「上々颱風ライブ イン康楽館」に釘付けになった時です。それ以来、気になる存在でした が、2000年8月に出たアルバム「上々颱風8」が、とても気に入り、しばらくこればかり聞い ていました。
女性ヴォーカルと紅龍の3人がこのバンドのカラーを作り出していますが、マントのドラム が出す4ビート・8ビートの手癖フレーズが、バンドに合った気持ち良いノリを出していまし た。キーボードもゲスト2人も、何やら楽しそうに演奏しており、良い雰囲気でした。 「みんな、飲み食いして出来上がった頃を見計らって、また出て来っから」と言い残して休 憩に入った後、第二部は、「紅白歌合戦コーナー」で始まりました。紅龍は、この冗談をやる ためにライヴをやっているのではないか?と疑うような内容でした。 ところで、このバンドの音を、どこかで聴いたことがあるような気がしていたのですが、最近 やっと判明しました。宮崎駿企画・高畑勲監督のアニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」のサウ ンドトラックを担当していたのです。この、「チンドン屋」をまともにしたような音、が彼らの特 徴でしょう。 |