電子メール




 

電子メール

 プロバイダ契約をすると、ホームページに関連するサービスのほかに、電子メールが利用できます。

 電子メールは郵便と同じように相手の住所(アドレス)宛に送信しますが、郵便物に比べて極めて早く、ほぼ瞬時といっていいくらいに相手に届きます。国内・海外の区別なく、プロバイダまでの電話料金で届きますから、極めて安価な通信手段です。
 「瞬時」といってもそれは郵便物にくらべて、ということで、5分程度着くこともあれば、2時間ぐらいかかることもありますし、ついには郵便迷子になってしまうこともあります。これはメールの経由径路が一定でないからです。サーバーからサーバーへ引き継がれるメールですが、コンピューターがアドレスから判断して、「一番そのアドレスに近そうな径路」「混雑していない径路」「途切れていない径路」を判断して次々渡していくからです。

 送受信したメールは削除しない限りはパソコンの中に保管されていますから、郵便物と同様に保存性に優れています。ファックスのように劣化もしません。ファックスを受け取った人がさらに誰かに送り、それをまた誰かに送る、などということをするとだんだん文字が潰れていきますが、電子メールはこのような劣化の心配がありません。

 ただし、メールチェックという作業をしないと、自分の手元にメールは届きません。私書箱に郵便物を受け取りにいくようなものですが、もちろん自宅のPCの前で作業は出来ます。

 メールでは文書はもちろん、画像や音声も添付できます。
 新しいメールソフトはhtml形式で設定されていますから、メール本文に背景やBGMをつけたり色をつけたり文字の大きさを変えたりなどが出来ますが、すべてのメーラー(メールソフト)がこれに対応しているわけではありませんし、携帯端末など環境の違う場合もあり、現状ではhtml計式でのメールのやり取りは一般的には避けたほうが無難です。テキスト形式(文字と改行だけの形式)で送りましょう。

 

ウイルス対策

 ウイルスは電子メールに「添付ファイル」という形でくっついてきます。拡張子は大抵「.exe」です。ですから、このような拡張子がついている添付ファイルをみだりに開かないようにしましょう。心当たりが無い場合は、そのまま捨ててしまうのが無難です。親しい人からのメールの場合、その方が感染していることに気がついてない場合もありますので、教えてあげましょう。

 ウイルスに感染すると、自分のパソコンがダメになるだけでなく、ウイルス付き電子メールをウイルスが勝手に送ってしまいます。こうやって感染が広がって行くのです。

 僕は、メールに添付ファイルをつける場合は、僕はメール本文に「○○」というファイルを添付しました、という一文を書くようにしています。また、人にもお勧めしています。これはウイルス対策です。ウイルスに感染すると、勝手にメールにウイルスファイルを添付して送ってしまいますから、本文に「こんなファイルを添付しています」と書かれていないファイルが添付されていたら、それはすなわちウイルスなのだと受け取った人は判断できます。ま、心当たりのないファイルはむやみに開かない、本文で用が足りる場合は添付ファイルを使わない、などなどがウイルス対策です。最近ではいいワクチンも出まわっているようですが、しかし、新種のウイルスは常に開発されています。これにはザ既存のワクチンがきかない場合があります。

 

電子メールの上手な使い方。

 タイミングを決めて、定期的にポストをチェックしよう。
 あなたは自宅のポストをいつチェックしますか? 家を出るときですか? それとも、帰ってきたときですか? おそらくそれは日課としてクセになっていると思います。
 あなたあてに送られたメールは、あなたが契約したプロバイダのメール保管領域にストックされています。これを取りに行かないとあなたはいつまでもそのメールを読むことは出来ません。この作業を「メールチェック」といいます。
 一日一回はメールチェックをして、受け取るべきメールが放置されることの無いように注意しましょう。

 返事を書くのが凄く楽
 使ってみればわかりますが、電子メールは「返事を書く」のが凄く楽です。
 「返信」機能を使えば、「差出人」の住所は自動的に「宛先」に変換されますし、相手の文章がそのまま残っていますから、それらを引用して返事を書くことが出来ます。
 また、24時間使えますので、郵便物のように「ポストに入れたけれど郵便屋さんがとりに来るまでポストの中」などということはなく、即座に配達されます。
 ということは、短時間に何通もの手紙をやりとりすることが出来ます。

 同時に複数の宛先に送れる
 電子メールの宛先欄には、同時に複数の宛先を指定できます。つまり、同じ内容のメールならたった一度の作業で送ることが出来ます。
 これが郵便物なら、中身をコピーして、宛先ごとに封筒に住所を書いてそれぞれ切手を貼らなくてはなりません。

 また、宛先の書き方にもいくつかあり、複数に同じメールを送った場合、通常は受取人は自分の他にも誰にメールを送ったかがわかります。しかし、仲間内の連絡ならそれでもいいのですが、メールアドレスは個人情報ですから、受取人にそれらを知らせたくないと言う場合は、「あなたの他に誰に送ったかわからないよ」という送り方もできます。

 さらに、メーリングリスト、というのに参加すれば、メーリングリスト宛にたった一通送るだけで、全ての参加者に同じメールを送ることが出来ます。もちろん、メンバーの誰かが出したメールならあなたはそれらを全て受け取ることが出来ます。
 これらのシステムを必要に応じてセレクトすれば、あなたの日常が変わることは間違いないでしょう。

 



目次へ戻る   前のページに戻る   次のページに進む