ホームページ領域を確保しよう




 

どうやってホームページは公開するのか?

 ホームページは基本的には自分のパソコンで作ります。作ったページを公開するには、ホームページ領域に電話回線などの通信手段で作ったページを送り込んで(転送して)やります。ホームページ領域はサーバーに確保します。サーバーにはたくさんのホームページが納められていて、閲覧者はサーバーにつなぐことによってホームページを見ることが出来ます。「ジオ」もサーバーのうちのひとつです。
 手もとのパソコンで作ったホームページをサーバーに送り込むことを、「(サーバーに)アップロードする」といいます。そこには、あなたのホームページ領域が確保されています。

 ところで、ここでやたらと「ホームページ」と書きましたが、正しくは「Webページ」というそうです。本来、「ホームページ」とは、あるサイトにつないだときに最初に表示されるページのことです。しかし現在ではWebページのことを「ホームページ」と呼んでも通用しています。

 

それでは、ホームページ領域を確保しましょう

 ところで、ホームページ領域はどうやって確保するのでしょうか?
 実は、大抵の場合は、プロバイダ契約の中に含まれています。「10時間/月まで。電子メールアドレス1つ、ホームページスペース5MB」などと書かれているのを見たことはないでしょうか? ないようでしたら、プロバイダとの契約内容をもう一度確認してみてください。

 プロバイダ契約の中に含まれるホームページスペースは、普通は無料です。というか、最初から含まれていると考えるといいでしょう。しかし、そのままでは使えません。ホームページスペースを必要とする人は、別途申込をしなくてはなりません。申込方法に付いては、そのプロバイダのホームページなどに掲載されていますので、一度確認してみてください。たいていはそのままオンラインで申込が出来るでしょう。
 また、オプションで有料の色々なサービスも受けられるのが一般的です。

 プロバイダ提供のスペースを使いたくないとか、あるいは、プロバイダ契約の中にホームページスペースレンタルが含まれていない場合などは、「無料ホームページスペース」をレンタルする方法があります。例えば、この「ジオ」などもそうです。色々なところが無料でホームページスペースをレンタルしていますが、その規約も様々です。自分に合ったものを探してみてください。
 ただものではない などに多数紹介されています。

 これ以外に、有料でサーバーを借りる方法や自分でサーバーを立ち上げる方法などもありますが、初心者向きではありませんので、紹介は割愛します。必要になったと感じられた時点でご自分で勉強・研究して下さいね。

 

どこでホームページを確保するか

 どこでホームページを確保するかは全くのあなたの自由です。あなたにあったものを使ってください・・・・と書いて終わったんではあまりにも不親切です。そこで、いくつかのポイントを書いておきましょう。

=どれくらいの容量が借りられるか=
 プロバイダのスペースなら「10MBまで無料、以後2MBごとに200円/月」などと書かれています。この○MBというのが容量です。MBは単位で、メガバイトと呼びます。1MB=1024KB(キロバイト)で、1KB=1024B(バイト)です。じゃあ、バイトってナンだ? 日本語の全角文字が2バイト、半角文字なら1バイトです。  うーん、これではさっぱりわかりませんね。そこで僕は、1MBは400字詰め原稿用紙で1400枚、文庫本にして4冊前後と、大雑把に考えています。原稿用紙の隅から隅まで文字を羅列すれば1300枚くらいなのですが、改行すると空白がいっぱい出来るでしょ?
 さて、そこで、文字中心のホームページを作るのなら、たいていのサーバーが用意している容量で十分だということがわかります。しかし、画像や音楽はたくさん容量を使います。

=容量が足りなくなったら、増やせるのか?=
 プロバイダ提供のスペースは大抵の場合、有料で増やせます。無料レンタルスペースの場合は、増やせないと思っておくといいでしょう。

=無料ページにはこんな制約がある=
 無料のホームページスペースには、広告がつきます。サーバー運営会社はこの広告料で経営が成り立っており、ユーザーは所定の広告を掲載することを強制されます。ほら、この「ジオ」のページも上に広告がついているでしょう? これは決して僕の収入になるのではなく、ジオの収入になるのです。また、ホームページ作成者が勝手に広告をとって掲載して小遣い稼ぎをする、なんてことも出来ないのが普通です。

 なお、広告の表示方法にも色々あります。フレームで区切って表示させたり、ジオのように最上部に固定されていたり、またポップアップウインドウ(小さな別の小窓)が開いたりします。個人的には、固定位置に表示されてスクロールすると見えなくなるのが好きで、ポップアップはその窓を閉じればそれで済みますがページを切りかえる度にまた開くので嫌いです。フレームはもってのほかだと思っています。なぜならホームページ作成者がそれをデザイン的に全く考慮することができないからです。あくまで個人的な趣味ですけど。

=コンテンツにも制約がある=
 コンテンツ(ホームページに掲載する中身)にも様々な制限があります。商用利用の可否、個人売買規模の商用規模の可否、アダルトコンテンツの可否、などなど。特定の個人・団体等を誹謗中傷したり、公序良俗に反するようなことを掲載したり、禁制品を売買したり、犯罪を教唆したり、著作権その他の権利を侵害したり、マルチ講(もどきも含む)やねずみ講の勧誘をしたり、その他法令に違反することは当然禁止されています。
 法令に違反する場合はともかく、そうでない場合、主にアダルトコンテンツの掲載は大変難しいものがあります。アダルトオッケーのサーバーでも「公序良俗に反してはならない」と書いてあり、また、その基準は法律ではなく、サーバー側が独自に判断する権利をもっています。

 もっともこれはアダルトコンテンツに限らず、全てに関して言えることです。サーバーは「コンテンツを積極的には監視しないが、サーバーが規約に反すると判断したコンテンツは予告なく削除する権利を持ち、またその理由はいちいち説明しない」というのが当り前になっています。要するに、「気に入らなければ消すぞ、けれど、理由はいちいち説明しないぞ」と言ってるわけです。

 これには文句を言ってもはじまりません。これらのことは規約に書いてあり、規約に同意したものだけがホームページを開設できると言う事になっているからです。

=規約はすみからすみまで読みましょう=
 書いてあるとおりです。なんらかの問題が起こって「知りませんでした」ではすみません。たとえばジオの場合、「申込からホームページ開設までは2週間」となっており、また「更新は3ヶ月に1回以上」となっています。これに反すると、ホームページを削除されることがあるとなっています。また、同一人物が同じコミュニティーに複数のホームページを持つことを禁止しています。別のコミュニティーならいいわけですが、それぞれテーマが違う独立したページとして運営されなくてはなりません。これはジオ独自の決まりです。常識とか、公序良俗とか、そういったものとは無縁です。サーバーごとにこういう独自の決まりがあるわけですから、よく読んでおきましょう。

=その他=
 その他に、「CGIが使えるか」「アップロードはどのような方法によるか(FTPが使えるか)」などもチェックポイント。「提示版」「アクセスカウンター」「チャット」などのサービスがあるかどうかも検討しておくといいでしょう。

 



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