青島から香港まで日記

金華編  その1

青島から香港までの気の遠くなるような出張  東莞から金華

4月17日  水曜日  東莞は晴れ

朝6時には起きていました
今日は7時20分には迎えに来てくれる約束です
7時にはチェックアウトを済ませました
はどこかへ行ってしまいました
戻ってくると 7時半からオープンの食堂へ行って何とかオープン前に食べさせてくれ
と 交渉してきたんです
そしてOKをもらったと 嬉しそうに話します
私は 朝食は食べずに行こうと思ってたんですが 
さすが・・・・・ですね

これから バスに乗らないといけないので私はあまり食べませんでした
ですか? 彼はいつも通りの山盛りちゅうやつでした
時間になり 行こうというといかにも残念そうに席を立ちました

きっちり 7時20分に迎えが来てくれ バス乗り場まで送ってくれました
そこは 小さなバス乗り場で もう何人か待っていました
すぐ バスが来るからと聞かされ  そしてバスが来ました
バスは・・・・・・
なんやこのバスは?

マイクロバスやんか 
メッチャちっさいし〜 ボロボロやし〜 こんなんで行くの? 
なんや話が違うで〜 けど  これに乗れっちゅうんやから 乗らんとしゃーないし・・・
不安ながら乗り込みました
勿論 荷物置き場なんてありませんし網棚も無しです
我々を送ってきた運転手は バスの運転手に
広州の駅前に着いたら知らせてやって
くれ
と頼んでくれました
我々は一番後ろの席に座り 7時40分に出発しました
 

いろいろ お世話になりありがとうございました

乗客は6割程度です 荷物もなんとか空いている席に置きました
さあて 広州までのんびり行きますか
少し走るとバスが止まりました
 ん? なんや?  
すると ドアが開きぞろぞろと客が乗ってきました
おいおい 話が違うで〜 
こんなん聞いてないで〜!
少しづつ席が詰まっていき とうとう3度目のバス停で満員になりました
勿論 補助席もいっぱいです
私たちの荷物? それらは私たちの膝の上です  厳密にいうと 一部
横のおっさんの膝の上にも乗っかってますが・・・
・しゃーないやん 堪忍してくれろ〜
東莞の市内は 案外都会です! ビルも建っています でも まあ小さいですが

 

市内を離れ 少し行くと川が流れています
その川の周りには大きな木がいっぱい生えています
何だろうと よーく見ると なんと
バナナの木です
そうです バナナの木がジャングルのようになっているんです
バナナ以外にもサトウキビ畑が続いています
さすが 南国です!
 

バスは私が来た道とは全然違う 旧国道を走っています
高速道路はお金が要りますからね・・・・・
高速走れよ!
遅いっちゅうねん!

しばらく走ってると 運転手が大きな声で何か言ってます
そして 後を向いて指さします
何か解からんけど こっち向いて怒ってるような・・・・・・・
ぼやいてんのん聞こえたんかな? はははは 高速走らんでええよ!
そんな・・・・怒らんでも・・・

よ〜く 見てみると私達の2列前の客が窓を開けて顔を外へ出しています
そうです
☆◇してるんです
それを見て運転手がバスの前に ビニール袋が吊ってあるので それを渡してやれ!
って別の客に言ってるんです

よう解かったから 運ちゃん
前向いて運転してくれ〜 あんたの方が恐いって!

窓を開けると 
む〜〜〜〜っとした 暑い風が入ってきます
クーラーも効きません  それに においが・・・・・・・・
つられてか他にも何人か ビニールのお世話になっていました
こっちまで お世話になりそうです

段々と足の感覚が無くなってきてます  
荷物が重いんです
足元にも何個か荷物を置いているので 足を動かす事が出来ません
隣のおっちゃんとも ぴったしくっ付いているので 
めちゃ暑いです

おっちゃんの上にも荷物がはみ出ているので多分おっちゃんも辛いはずです
悪いの〜 
すまんの〜 辛抱せーよ〜
足をわずかに動かしては 足元に空気を入れかえます

ほんまに暑いわゲーゲーやられるわバスはボロボロやわ足痺れるわ もう最悪です!
二度とこんなバス乗るか〜 と思いながら3時間以上のバスでの移動でした
とも何度も「もう降りよう」と相談しましたが 最後まで耐える事が出来ました
私も辛抱強くなったもんです
蚊も5匹は殺しましたよ  よっ 
 香取り名人!
 

広州のバス停にやっと到着しました
我々は痺れがとれてから ゆっくりバスから降りました
ここは
終点です  運転手に教えてもらわんでもよかったです
 

それから広州の空港までタクシーに乗ります
タクシー乗り場まで行きましたが ここでは
タクシーの取り合いです
気の弱い私らは 何台かタクシーを横取りされましたが なんとか空港まで来ました
 
登場手続きは案外簡単に済み 少し時間があるので 食事にしようと空港2階の
レストランへ行きました

ただいまの時間は11時過ぎです
メニューを見ながら ねえちゃんに何が美味しいの?と聞きました
聞かんかったらよかったです
ねえちゃんは コレうまいよ それとコレとコレ それに・・・
もうエエもうエエ 俺等あんまし時間無いねん! ちゅうても何時の飛行機?
ふ〜ん それやったら十分時間あるで〜 ゆうて 結局テーブルは料理でいっぱいです

ビールを飲みながら 晩飯のような感じでした  飛行機は12時10分発です
時間少し前に 搭乗口へ行き 無事 離陸!(30分遅れの搭乗になりました そして
またしても
搭乗口が急に変更になりました  みなさん中国では搭乗口の変更は絶対
あるものと考えておいた方がいいようです 少し 話をしていたイタリア人も我々に
付いて来てました  昼飯やねんと言いながら食べていたビスケットを少し頂きました
おおきにです!けど私たちは 腹いっぱいだったんですよ〜)

次は杭州です
杭州までは1時間40分です CJ3511便でした
機内では軽食が出ました  腹いっぱいやっちゅうてんのに!
チキンか牛肉かって聞くので チキンというと チキンシチューのブッカケ飯みたいな
もんが出ました
少し においもします  おいしいとはいいがたいです・・・
飲み物は 水 ジュース(粉末ジュース) コーラ スプライト 珈琲(砂糖 ミルク入りで
しかも ぬる〜い)なんかがありました
でも ビールのような物も見えるので ビールはあるんですか?って聞くと はいあります
といって 缶ビールをくれました
他の人はあまりビールを注文してません
なんででしょうね
日本の飛行機ならビールを注文する人が多いですが?

3時前に杭州の空港に着きました
荷物を受け取り 到着ゲートを出ると 多くの人が待ってました
に どうや 迎え来てるか? と聞くと いいや来てないわ
え〜 電話してみいや!  
ほんなら日本に電話してみるわ!
え〜〜こっちの電話番号知らんのんかいな〜
前もって聞いとけよ〜 ほな電話してみ〜
と私の携帯を差し出します
いや 俺チョット便所行ってくるわ
ちゅうて 行ってしまいました
私は青島の方に電話をしていました

今回の東莞 杭州 金華 香港の工場や事務所はいずれも 
の紹介によるもので
彼がすべて 段取をしていたんです
台湾時代の仕事仲間が 現在中国中にちらばってるとか・・・・・

が戻ってきた時 男の人と女の人が近寄ってきました  そして日本語で
「あの〜さんですか?」 そうですが答えると 「あ〜よかった〜 私たちずっと
捜してたんですよ〜 この紙持って〜」
 と小さな紙にの名前を書いたものを
見せました
すると
「え〜 こんなちっさい紙なんか見えへんわ〜」 というと
相手は
「何ですか 私たちは頼まれてず〜っと待ってたんですよ」と怒りだしました

聞くと 我々がこっちでお世話になるはずの日本人が仕事でトラブって中国に来るのが
遅れるらしいんです
それで こちらでの彼の仕事仲間にお願いしたというんです

日本語を話せるのは女の人で 男の人は運転手でした
いっそ 日本語が話せないほうが良かったんです
なんや 
険悪な雰囲気です
おまけに
が 「おもろいな〜 大阪のおばはんみたいや!」 と
すると 相手の女性
さんは真っ赤になって怒り出しました
なんとか 私が謝って金華へ出発してくれました

車の中で話をしていると 彼等は最初 私達を見つけたらしいんです
そして 
さんが運転手のさんに「彼等じゃない?」と言ったんですが
さんは「いや 荷物が少ないから日本人じゃない」と言ったんです
その後 私のそばに近寄った時 私が携帯で電話してるのを聞いて
やっぱし 中国人や中国語話してるし 日本人の格好じゃない! と
我々の格好? 
大リーグのTシャツジャケット 私はピンクのストライプ
のシャツに
オレンジのジャケット・・・・日本人的って???

雨が降っていたので3時間以上かかりましたが やっと金華に到着です
時間は7時前です
このまま ホテルに行くのかな? って思ってたら なんと 工場へ行きました
我々を待っていてくれたんです
そこで1時間以上 話をしてそれからホテルへ向かいました
それから 食事です
明日 訪問する工場の人達と合流して近くのレストランへ行きました
久々に美味しい食事です
南方の料理から解放されて助かりました
ビールにワインと美味しくいただきました

明日の訪問を約束して 別れました
 と〜〜〜ても疲れた 
ながーーーーーーーーい1日でした
ネットに繋ごうとしましたが 全然ダメです
諦めて寝ます  おやすみ〜〜