信濃札所第六番
洗淵山 観龍寺
住所 更埴市森大峰
更埴市の東方、杏の里で知られる森部落の山際にあり、隣の倉科部落には5番札所の妙音寺があります。
この寺も歴史は380年ほどの昔に遡り、征夷大将軍坂上田村麻呂が東征のとき創建したと伝えられています。5番札所の妙音寺と似た推移を辿ったようですが定かではありません。今は立派な山門と萱葺きの優雅で美しく優しげな観音堂があります。
これは無住の荒れ寺だったこの寺に、ある時期京都から尼僧がきて住み付きよく御守りしていたからだそうです。尼僧が去った後再び廃寺なりかけたところを信徒や地元民が努力して再興させた寺だそうで良く手入され守られていました。
境内は桜の木が多く、花の時期が杏とかさなり「杏と桜の花見が同時に出来る寺」として評判が良いようです。
天井の絵は、村人や子供らのもので、なかなかに面白いものがありました。
信者らの描いた天井絵
見事な仁王像のある山門
札所を示す石碑と参道
観龍寺観音堂