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中王朝時代 第12王朝

アメンエムハト4世

Amenemhat W

在位年代;前1772−1764年
誕生名;アメンエムハト(アメン神を頭上に掲げる)
即位名;マアケルウラー Ma'kherure' (ラーは真実の声)
治世;9年

王朝の首都;イチイタウイ 
埋葬地;マグスーナのピラミッド? 
出身地;不明

家族構成;母/ヘテプティ 姉妹/メレステキ 息子/セベクホテプ1世、ソンベフ(ともに第13王朝初期の王)


ほとんど記録の残されていない王。共同統治だけで単独統治の時代はないのではないか、との説もある。
王家の出身ではないことが示唆されており、アメンエムハト4世の母ヘテプティに「王の妻」の称号はない。また、姉妹メレステキに「王の姉妹」の称号がつくのは12王朝の末になってからである。アメンエムハト3世に実の息子がいなかったため養子として王位継承者に指名されたのではないかと考えられている。


第12王朝の男系の王はこの人で終了。いったん、アメンエムハト3世直系の娘セベクネフェルが即位するが、その後、第13王朝はこのアメンエムハト4世の息子たちによって引き継がれる。


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