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古王国時代 第6王朝

ネムティエムサフ2世・メルエンラー

NemtyemsafⅡ Merenre'


在位年代;前2152年頃
即位名;メルエンラー(ラーに愛されしもの)
誕生名;ネムティエムサフ
マネトー名;メンセソフィス Menthesouphis
治世;1年程度


王朝の首都;メンフィス 
埋葬地;不明 
出身地;メンフィス

家族; 父/ペピ2世 母/ネイト

ペピ2世の長すぎた治世のあとを継いだ王だが、ほとんど情報がない。老人になってから即位したと考えられ、トリノ・パピルスによれば治世は1年と1ヶ月。おそらくかなり短い期間のみの統治である。この王の時代の遺物は、彼の母と思われるネイトのピラミッドの近くで見つかった「王の年長の息子(皇太子の意味)ネムティエムサフ」と書かれた偽扉のみ。墓は発見されていない。

この王のあと、即位名に「ネフェルカラー」を持つ王が少なくとも5人いたとされるが、判明しているのは異母兄弟の「ネフェルカラー」のみ。彼の死後、数年後には王朝は崩壊し、混迷の時代、第一中間期へと突入する。

なお、後継者とされる「ネフェルカラー」については、ここでは第七王朝として分類する。


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