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古王国時代 第3王朝
Sekem-khet
王朝の首都;メンフィス
埋葬地;サッカラのピラミッド(未完成)
出身地;メンフィス
家族構成; 兄/ジェセル?
治世が短かったためか、ピラミッド複合施設は作りかけのまま放棄されている。マスタバ状の、作りかけのピラミッドの中には石棺が安置されていたが、その中に王の遺体は存在しなかった。おそらく、石棺を運び込んだものの、ピラミッドが完成しなかったため王の遺体を安置できなかったのだろう。手つかずのピラミッドの中で石棺を開いたものの中身が空だった、というニュースは、ファラオの呪い伝説とも結びついている。
「ファラオの呪い=ツタンカーメン」はもう古い。これからの時代はセケムケト王!
【ファラオの呪いの作り方】 呪いの23人目の犠牲者― モハメッド・ザカリア・ゴネイム
ちなみに、この時代の墓はまだシンプル。マスタバから発展した階段ピラミッドの時代なので、一段目(一番下)のマスタバに棺を納め、通路を確保しながら、その上に順番に段を重ねていく、という工法だったようだ。
第3王朝の王たちはシナイ半島を集中におさめており、トルコ石などの鉱山資源を手に入れていたと思われるが、その銅で作られた道具は、ピラミッド建築にも投入されていたはずだ。ただし、残っている道具は少ない(ほぼ存在しない)。
※実際は、セケムケトのピラミッドは外見からすればほぼ完成している。
▲ピラミッドデータ:
サッカラ、階段ピラミッド
積み石がやや内向き。建造物の中心に重心を置いている工法。