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古王国時代 第3王朝

ジェセル/ネチェリケト

Djoser/Zoser/Djeser/Netjer-khet

在位年代;前2592−2566年
ホルス名;ジェセル、ジョセル、ゾサー
即位名;ネチェリケト/ネチェルケト(聖なる肉体)
マネトー名;トソルソロス Tosorthtos/セソストス Sesorthos
治世;27年

王朝の首都;メンフィス  埋葬地;サッカラ・階段ピラミッド  出身地;メンフィス

家族構成;兄/サナクト王(推定) 父/カセケムイ(推定)

Data;
ジェセルの即位順は説により入れ替わっていることがある。

”ジェセル”の名のほうが有名だが、この名前は新王国時代以降に使われるようになったもので、正式な名前は「ネチェリケト」になっている。もしかすると、「ジェセル」は即位名ではなく誕生名(つまり、通称)だったかもしれない。

ジェセルは、階段ピラミッドを建造したことで有名な王様でもある。
ピラミッドを設計したのは、のちに神格化される宰相のイムヘテプとされる。イムヘテプの墓には、知恵の神・トト神を意味するトキのミイラが収められていた。
ピラミッドなど完全に石材でつくられた建造物が造られだすのはこの王朝あたりからで、それ以前は日干しレンガと石材の併用だったため、今ではほとんど崩れてしまっている。

ピラミッドの内部に、ピラミッド・テキストが書かれるようになるのは、もう少しあとの時代だが、ピラミッドの中の装飾は既に始まっている。星を象った模様が天井に描かれ、壁に浮き彫りがあり、場所によっては青いタイルで水もしくは空を表現している部屋もある。

この王が旱魃を終わらせナイルを正常に氾濫させてくれたお礼として、領土の一部をクヌム神に捧げたという碑文(飢饉の碑文)があることから、この王の前に存在したという「政治的困難」とは、旱魃によるナイルの渇水だった可能性がある。

Background;
現在、エジプトの南の国境となっているアスワン付近まで国土が拡大したのは、この王様の時代。
エジプトの国境線の歴史はこんなにも古かったのだ。

▲ピラミッドデータ:
サッカラ、階段ピラミッド
宰相であり建築家のイムホテプ(イムヘテプ)により、マスタバ墳墓を積みかさねた階段型のピラミッドが考案される。
階段状であるのは「ファラオが昇天するための階段」を象徴するためだったと、のちのピラミッド・テキストなどから推測できる。イムホテプはすぐれた知恵と功績から、後世に神として讃えられるようになった。


ジェセル王の緑タイルが多すぎる 古王国時代の謎