アイスランド・サガ −ICELANDIC SAGA

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ヴァイキングとは?


 北欧といえばヴァイキング。北欧神話やアイスランド・サガといえば、ヴァイキングの文化。
 …と、いうわけで、北欧文化を語るにはヴァイキングを語ることが必須。実際に略奪した/されたヨーロッパの人たちならイザ知らず、全然関係ないアジアの片隅な日本人には馴染みが薄いかも。(オレもよく知りません)

 ヴァイキング(Viking)は、古代北欧語ではヴィーキング(Víkingr)と言う。
 入り江をあらわすヴィーク(Vík)と、子孫をあらわすイング(ing)をあわせた合成語「入り江の人」だとする説が有力だ。
 つまり、ヴァイキングとは、もともと「人」をあらわす言葉だったのだが、現在ではヴァイキング行というように「行為」そのものを表すことが多い。

 基本として、最初にヴァイキング行に出ていたのは、現在のノルウェー、スウェーデン、デンマークに住んでいた人々。アイスランドやグリーンランド、フェロー諸島、時には大ブリテン島やアイルランドにもヴァイキングは住み着いていたが、それは元の国から移住していった人たちである。

 ヴァイキングというと、略奪専門の職業があったようだが、最初は農民と兼業だった。
 ヴァイキングの遠征が始まったのは8世紀だが、この頃、すでにスカンジナヴィア半島(特にノルウェー)の農業できる土地は開発し尽くされていたようだ。
 土地がなければ農業できないじゃん、と新天地を求め、あるいは足りない分の富を外地に求めて旅立った、…これがヴァイキングの始まりである。記録に残る最初の略奪は793年のブリテン島・リンディスファーン修道院。無防備な教会なんてのは、まぁ、銀の蜀台やら宝石つきの十字架やら色々あって、いいカモだったに違いない。

 やがて、ノルウェーからずーっと沖合いに浮かぶフェロー諸島が発見され、そのまた沖合いに浮かぶアイスランドが発見され(860年ごろ)、グリーンランドが発見され(982年)…、新天地開拓、植民、という目的は果たせられた。あとは、珍しい富を得ること、動産によって経営する農場を豊かにすること、また、奴隷を捕まえてきて、自分の農場で働かせることである。

 ヴァイキングは、略奪者であると同時に「交易者」でもあった。
 略奪するだけではなく、遠くビザンツ帝国(トルコ)や古代中国まで出かけていって、珍しい品を手に入れ、持ち帰った。フットワークの軽さと冒険魂、何より商才もあった、ということだろう。
 (ジャンプでやってる”ワン・ピース”っていうマンガも、やってること自体はヴァイキングとほぼ同じ。目的は新天地開拓と冒険だし)


 ヴァイキング行は基本的に夏場限定で行われた。夏は海水浴! じゃなく、「夏だ海だヴァイキング」…なのである^^;
 もちろんビザンツなど遠方に行くときは一年ではたどり着けないので、どこかの入り江で越冬。
 ヴァイキングの棟梁は基本的に船の持ち主。ひとりで複数の船を指揮することはなく、自分の船一艘のみが自分の管轄だった。
 複数の船で出かける場合とは、それぞれの船の持ち主が共同してヴァイキングに出かけるということである。

 船は、甲板のない、細長いもの。いわゆる「竜骨船」。
 ケニングで「波の馬」と呼ばれることから、海の上を波蹴立てて走るスリムな船の姿を想像してみるといいかもしれない。両側にオールをつけて、人力で漕いでいくのが基本だが、その後、マストをつけることによって遠洋まで出られるようになった。
 意外かもしれないが、構成員は農場を持たない、若い農民である。若いうちは海に出てムチャやって、それなりの年に達したら農場継いで定住。って、カンジですか…。


 以上、ヴァイキングの概要である。
 この人たちが北欧神話の神々を信仰し、のちに力強いサガを作ったんだと思いねェ。


<ヴァイキングの目的>
・略奪による財産の獲得
・新天地の開拓

<歴史に見る役割>
・交易路の開拓

…なんてのが社会科の教科書に載ってる内容ですが。こんだけだと、全然面白くもなんともないですね、(ポソリ)


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