沖縄フェリー旅行記 B

<第6日目>7月3日(日曜日)
  午前6時半、目が覚める。カーテンを開けると、今日もいい天気。昨夜ゴ 〜 ゴ 〜 いってた風はだいぶ収まっている。テレビを見ると内地は今日も梅雨。
 ふと、脈をみると、不整脈・・・。:気配があったから、たぶん昨夜からだ。今回は酒より、疲れからだな・・・。ま、今は気にしてもしょうがない! 楽しく行こう! 
 8時40分頃、シーカヤックツァーの迎えが来る。10分程でアーラ浜(西に向いた浜で夕日の名所らしい)。
 昨日色々と海の話を聞いた上里氏がスタンバイしている。女性二人、カップル一組。カヤックは総てマリブオーシャンカヤック。マリブツー、2艇、スクランブラー、2艇。当方、オレンジ色のスクランブラーを使用。勝手知ったるフネ!


     アーラ浜

  これを使用。
勝手知ったるスクランブラー!
 風速8m/secと云う話で、初心者には辛いか? と云う予想もあったのだけれど、たいしたことない。女性二人も、経験のあると云うカップルも、問題なく進む。リーフ内をのんびり漕ぐ。
 初心者に合わせて、10分位漕いでアーラ浜のすぐ北側の浜に上陸して小休止。この浜には特に名前がついていないとの事。ビーチコーミング。「浮き球ベースボール」の玉、甲イカの骨、中国語の書いたあるペットボトル・・・。潮流調査のために与那国から流したと云うコマを二つ発見した。
 その後、南へ下り、小さな入り江に上陸。タイドプールを見たり・・・。
 12時過ぎ、駐車場のある浜に戻る。

こんな所を漕行

上陸してタイドプール観察
 他の客は「島の学校」のスタッフが送って行く。こちら、上里氏と軽トラックにカヤックを積み込み、宿まで送ってもらう。
 宿に着いたのは12時半頃だったかな。
 一休みして、1時頃、町のメインストリートをちょっと歩いて怪しいスナックに入る。生ビールと「久米島そば」。この久米島そばは美味かった。

 午後は休息・・・。

<第7日目>7 月4日(月曜日)
  午前6時頃目が覚める。少しスッキリした感じながら、不整脈は相変わらず。
 カーテンを開けると、曇り。南よりの生暖かい風が吹いている。ニュースを見ると、沖縄と北海道以外梅雨空。東京は一日雨。東京も含めて、かなりの地域に大雨注意報が出ている。
 7時過ぎ、食堂に行くと、ご主人、今日船が出ますかね・・・だと! 朝、漁船は出てないとのこと。そんなに風が吹いているか? 全く想定外の話。まぁ大丈夫だろうとの事ながら、ちょっとビビる・・・。
 8時過ぎ、船は出るとの事なので港まで送ってもらう。車中で宿のご主人と少し話す。梅雨の時期は荒天で船の欠航が相次いだとか。そうなると飛行機も満杯で大変らしい・・・。観光客で船で来る人は少ない。4時間は大きい・・・久米島は観光客が少ないと嘆いていた。観光の特別な「目玉」がないから、数少ないリピーターを大事にしたいと云う話。
 8時半発。雑魚寝エリア確保。来る時に比べるとだいぶ揺れる。やっと船らしい感じになってきた。1時間ほど仮眠すると、だいぶスッキリ。不整脈もようやく収まった・・・みたい。
 10時前、渡名喜島。どっと客が乗ってきて、雑魚寝エリアは満杯になる。

   
   宿のすぐ前にある「ガラーサ山」
   右端に屹立しているモノは自然の
   岩で 男性のシンボルとして
   崇められているとか。


  沖縄名物「通堂」のラーメン!
 12時半、那覇着。本日泊まるビジネスホテルは泊港のすぐ近くなので、とりあえずチェックイン出来るか行ってみると、OK。インターネットが出来るホテルなのでLANケーブルを借りる。
 306号室に入り、インターネットに繋いでみると、光ケーブルだと云う話なのに妙に遅い。計測してみると1MBくらい。???
 一休みして、モノレール(ゆいレール)で空港方面の小禄へ。切符を買ってから、一日券\600と云うのがあるのに気がついた。失敗! 今日はモノレールに何度か乗る予定なのに・・・。
 沖縄在住のカタギリ君が絶賛のラーメン屋が小禄の駅近くにある。「通堂」。すぐに判った。
 ランチのミニチャーシュー丼付き、豚骨。さすが、これは美味かった! 沖縄そば系にちょっと飽きていたので、満足。
 その後、再びゆいレールに乗り、空港と反対方向の終点、首里へ。今度は1日券を購入。
 首里駅から首里城までは歩いて20分位だったかな? どよんとした油照りの中、歩いて行くと、また視界が白くなる・・・血圧低下剤と満腹のせいか。ゆっくり歩く・・・。
 首里城は、まぁ、想像通り。韓国のお城に似ている。今まで何度も沖縄に来ているのに、一度も来た事がなかった訳だから、いいんだけど・・・まぁ、一度見ればいいね。


      首 里 城

那覇 波の上ビーチ 午後7時15分
 その後、また国際通りに行こうと思っていたんだけど、貧血気味なので、一度宿に戻る。
 一休みして、夕日ハンター、出撃。
 歩いて20分くらいの「波の上ビーチ」。せこい海水浴場。この辺り、透明度は湘南に近いのでは? とても泳ぐ気になれないけど、結構たくさん泳いでいる人がいる。英語がとびかい、さすが沖縄と云う感じがする。
 ビール飲みながら、ぼんやり。
 7時20分頃、太陽が雲の中に入ったので引き上げる。
 考えてみれば、これが沖縄最後の日なんだなぁ、としみじみ・・・。

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               ※「沖縄フェリー旅行記 C」へ続く

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