2005年9月2日
「庄内緑地
(しょうないりょくち)
名古屋市西区
地図
撮影 OLYMPUS E-10

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名古屋市内とその周辺の緑地はほぼ行き尽くして、
庄内緑地だけが残っていた。
そんなに遠くないのだけど(うちから車で40分)、
駐車場が有料というのが気に入らなかった。
名古屋市のものなのに。
鶴舞公園の30分180円よりは安い30分120円。
駐車場としてそんなに高くないとはいえ、
半日のんびりする気にはなれない。
この日(2日金曜日)は平日だったので、がらんどう。
広さ何ヘクタールといわれても
上手くイメージできないけど(40haらしい)、
パッと見渡した印象として、けっこう広いと感じた。
広大な芝生広場があり、
陸上競技場、テニスコート、ボート池などがあり、
周囲に何本かの散策コースや
サイクリングコースなども用意されている。
グリーンプラザという花の温室や休憩所などがある
建物があって、それだけ午後4時半までなので、
まずはそちらを先に回ることにした。
閉館間際で誰もいない休憩テラス。
のんびり座って何か飲み物でも、って感じだけど、
貼り紙にはこう書かれている。
「ここでの飲食はご遠慮ください」と。
なにー!?
座って休憩するためだけのイスとテーブルなのか。
しかも、禁煙だし。
温室は広くない。時期的なものもあったのか、
花もあまり充実してるとは言えない。
これは前にもどこかで見た記憶がある。
パキスタキス。
原産地はペルーやギアナあたりの南米。
これはちょっと分からない。
もしかしたらランタナ?
プレートに「メデニラ」って書いてあった。
ネットで調べたけどほとんど出てこない。
本で調べたら、「メディニラ」だ。
メデニラって……。
英語が苦手なオトーサン、オカーサンみたいだ。
原産地はフィリピン。
そこそこの広さのあるバラ園。
(バラの品種は少なめ)
今は秋を待ちながら休んでいるところだった。
花はほぼ全部切り取られていて、残ってなかった。
ここにもう一度見に来るまでもないけど、
バラは秋になったらまたどこかへ見に行きたい。
平常営業になった花フェスタがいいかな。
こちらも来年の5月を待つ花菖蒲園。
このすぐ向こうは庄内川だ。
時計塔。
横に座ってるのは何をイメージした彫刻なんだろう。
遠くから後ろ姿だけ見たので、
なんだか悪魔の子供が寂しげに
上から地上を見下ろしてる後ろ姿に思えた。
広いグランドかと思ったら、
どうやらゲートボール場らしい。
ゲートボール大会が開けそうなほど広い。
しかし有料!
お年寄りからも金を取るのか、名古屋市。
10面くらいあった。
ボート池と足こぎボート。
当然ボートは有料(土日のみ)。
池の向こうにはかなり大きくツインタワーが見えた。
そうか、このへんは名古屋駅の裏になるわけだ。
左の黒いのが、今建てているトヨタビル。
池のほとりに集まっていた雑多カモ軍団。
カルガモ、アヒル、渡らなかったのか混血なのか
分からないけどマガモ、またはマガモもどき。
このあたりは交配種が多いんだろうか。
渡らずのマガモに見えるのも、
実際はもうマガモじゃないのかもしれない。
久しぶりに鳥が撮れたと喜んだら、
たぶんこれはヒヨドリだろう。
なんだ。残念。
野鳥を撮りたくても撮れない日々は
もうしばらく続きそうだ。あとひと月くらい。
庄内緑地に集う人々。
その1。
噴水で遊ぶ子供たち。
この日はまた暑かった。
芝生の上でまったりと過ごすカップルと犬。
釣り禁止の池で釣りをするおじさん。
自転車で行き過ぎる人。
歩くおじさんに、走るおじさん。
河原でラジコン・ヘリを飛ばす男の人。
ベンチで本を読むおじさん。
なんだか、この日はおじさんばっかり撮っていた。
ここはおじさんのひとり客確率が高いのか?
ベンチに座ってヌーボーとするお兄さん。
カンナの影から隠し撮り。
って、そんな大げさなもんじゃない。
犬の散歩のおばさま。
これは定番。
遊具で遊ぶちびっ子たち。
それを見守るおじいちゃん。
駆け抜ける犬。
以上、庄内緑地に集う人々紹介終わり。
ノラも一匹いたんだけど、
電池交換をしてる間に逃げられた。
野草はほとんどなかった。
あまり気をつけて探さなかったからかも。
これはアレチハナガサかと思ったけど、
ちょっと違うような気もする。
保留。
これはサルスベリ(百日紅)でいいと思う。
花の状態があまりよくなかった。
これは何だろう。
林の薄暗い場所に、こんな感じで一本
ヌクッと立っていたんだけど。
葉っぱもない。
花もつぼみで全然分からない。
<追記>
この茎とつぼみの形、もしかしてヒガンバナか?
黄色ということで気づかなかったけど、
黄色いヒガンバナもあるらしいから、たぶんそうだ。
咲いてるところ見たかったな。
池の両側に固まって咲いていたこれも、
分からなかったもののひとつだ。
宿題がまた増えた。
野草ではないような感じ。
ムラサキシキブがうっすら紫色に色づき始めていた。
これも秋の訪れを告げるもののひとつだろう。
枝がものすごいことになっていたのが面白くて
撮ってみた。
これは名前プレートがかかっていたから分かった。
ラクウショウ (落羽松)。
そんなに枝いらんだろう、ってくらい枝が多いな。
チャバネアオカメムシ。
名前そのまま。
羽が茶色で体が青、というか緑。
年配の人って、なんで緑を青っていうんだ?
出遅れ仲良し4匹組。
9月に入ってからの抜け殻だろうか。
かなりの出遅れだ。
ただ、街に近いということで、
ここではまだけっこうな数のアブラゼミが
鳴いていた。
ということは致命的な遅刻
というわけではなかったか。
帰り道、ついでに寄った名古屋城。
ちゃんと金のシャチホコが戻っていて安心した。
やっぱり名古屋城は金シャチあってこそだ。


 庄内緑地は、駐車場が有料なことを除けば、おおむね好印象だった。
 広々としていて、ほどよく管理が行き届いていて、必要以上に訪れる人に対して干渉してこないところがいい。
 荒れた感じのところも目に付かなかったし、清潔感もあっていいんじゃないだろうか。そのあたりが、ひとりで訪れていた人が多かった理由かもしれない。

 散策ではこれといった目玉はなかったけど、個人的には好きな場所だ。また行きたいと思った。
 秋のバラが咲く頃に行くと、鳥なんかも撮れそうだから、そのあたりがよさそうだ。

 所在地: 名古屋市西区山田町 大字上小田井 字敷地3527
 時間: 終日開放(グリーンプラザは9:00〜16:30で、室内広場は9:00〜21:00)
 休み: 公園は無休(グリーンプラザは毎週月曜日と第3水曜日)
 駐車場: 有料(30分120円)
 散策時間: 1時間半〜2時間

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