2005年8月8日
「平戸橋公園
(ひらとばしこうえん)
愛知県豊田市
地図
撮影 OLYMPUS E-10

日常・非日常写真一覧へ ホームに戻る

岩屋堂へ行ったら、ものすごい人がいて、
あわてて逃げ出した。夏休みのメジャースポット
は、やはり侮れない。普段は閑散としてるのに、
駐車場代(500円)まで取ってたから驚いた。
次に藤岡のヒマワリ畑に再挑戦したのだけど、
やっぱりどうしても場所が分からない。
それも断念。
その後、流れ流れてやってきたのが、
豊田の平戸橋公園。
走っていたらたまたまあったので寄ってみた。
矢作川沿いのちょっとした緑地公園
といった感じのところだった。
もう少し南へ行くともっと大きな矢作緑地がある。
そっちはメジャ−なんだろうと思う。
ここはマイナースポットだ(たぶん)。
この並木、ものすごいセミが鳴いていた。
耳が痛くなるほど。
よく見たらこれ、桜の木だ。
桜の季節にはちょっとした名所になってる
んじゃないだろうか。
機会があったら来年確かめに来よう。
子供の遊び道具などは特になくて、
あったのはこの芝生広場と、サッカーボールと、
バスケットゴールくらいだった。
横にはテニスコートがあった。
すぐ隣には矢作川(やはぎがわ)が流れていて、
河原まで一応降りていけるようになっていた。
ただ、ここは岩場で、水量もかなりあって、
深緑色をしてるからかなり深いはずだ。
ここで遊ぶのは危険。
 少し上流にはダムのようなものもあったし、
この場所で泳ぐのはやめといた方がいいと思う。
平戸橋公園側から見た平戸橋。
その向こうでは子供たちの姿がたくさん見えた。
あっちが矢作緑地の方だ。
向こうが川遊びができる場所になってるようだ。
そのうち矢作緑地も行ってみたい。
越戸発電所。
小規模のダムがあって、それで発電してるようだ。
「放流したら水かさが増えますから注意」
とかなんとか書いてあった。
こちら岸にいたアオサギが私に驚いて
向こう岸まで飛んで逃げていった。
おーい、そんなに遠くまで行かないでくれー。
E-10じゃ届かないんだー。
こっそりE-10用のテレコン(1.45倍)を買って、
これはそれをつけて撮っているんだけど、
それでもやっと200mm。全然届かない。
しかも、このテレコン、異様に重くて、
持ってるとクラクラしてしまう。
重さを量ってみたら、全部で1.8キロ!
そりゃ重いわ。
奥の方まで歩いていったら、
思いがけず大きな建物があった。
ただの緑地公園ではなかったらしい。
夕方でしまっていてよく分からなかったのだけど、
帰ってきて調べてみたら、衣食住の民芸館
というのが3館あって、これはその中の1館だった。
住の民芸館はいろりや日本間など
田舎屋を再現、展示してあるそうだ。
9時30分〜5時まで(月曜定休)。
入館無料。
白壁の土蔵もあった。
本物かと思ったら、近寄ってみると
どうも作り物のようだ。
たぶん、昔の土蔵を再現したものなんだろう。
この他、お茶室などもあった。
こちらは本物。
明治時代の洋館を移築したものらしい。
井上家西洋館で、豊田市では唯一残った
明治時代の洋館建築なんだそうだ。
なるほどこれは本物感が漂っていて、
明治村にあったとしても違和感はない。
時間が早ければ開放してあって、
中に入れそうな雰囲気だった。
カコーン、カコーンと何かがぶつかる高い音が
遠くから聞こえていた。
何してるんだろうと思ったら、
芝生でゴルフのようなものをしていた。
ただパターゴルフならあんな音はしない。
ゲートボール風ゴルフだろうか。
音としてはそんな感じだったんだけど。
トンボやチョウがたくさん飛び交っていたのに、
結局撮れたチョウはこのベニシジミだけ。
クロアゲハなどは相変わらず
素早く飛んでいってしまい、
まったく撮れそうな気がしない。
ルリシジミにさえ逃げられた。
ハグロトンボ。
子供の頃は別に珍しくもないトンボだったけど、
最近では少なくなった。
これはあまり飛びが速くないので撮りやすい
と思いがちなんだけど、
案外臆病でなかなか近寄りきれない。
しっかり咲いてる花がなくて、正体が掴めず。
咲いてみればとってもポピュラーなもの
のような気がする。
宿題。
これはけっこうよく見かける。
ムクゲ(木槿)でいいと思う。
ピンクの他、白花もあるようだ。
どこにでも咲いているアベリア。
公園でも、道ばたでも。
目立たない地味な存在。
華々しさがない。
アベリアで覚えてるけど、
本当はハナゾノツキバネウツギ
(花園衝羽根空木)と呼ぶべきかもしれない。
でも覚えられずについアベリアと呼んでしまう。
ここでもハギが咲き始めていた。
これも普通のヤマハギ(山萩)でいいんだろうか。
ハギも何種類かあるようだけど、
区別はついていない。
花が少なくて寂しかったので、
こんな地味〜なのも撮ってみた。
名もなき雑草か?
マツカゼソウかもしれない。
違うか。
葉っぱを撮るのをまた忘れた。
これは公園の外の道ばたで咲いてたやつ。
といっても野草ではない。
誰かが植えたのだろう。
何だろう?
ユリの園芸品種っぽいけど。
赤いポツポツはちょっとヤマユリに似てるし、
花の開き方はオニユリっぽい。
分からなかった。これも宿題だ。
<追記>
カノコユリ(鹿子百合)と判明。
四国や九州の崖などには自生してるらしい。


 たまたま行き着いた平戸橋公園(またの名を「平戸橋いこいの広場」)は、思ったより楽しめた。
 桜並木も確認できたし、井上家の洋館もいいもの見た。川あり、鳥あり、虫ありで、季節を変えるとまた別の面白さもありそうだ。

 ここをあえて目指して行くのは桜シーズンくらいだろうけど、近所の人がちょっと憩うにはなかなかいい場所だ。人も多くないし、落ち着く。井上家の洋館や衣食住の民芸館を見に行くのもいい。
 近くを通りかかったら行ってみるといいかもしれない、とちょっとだけオススメしておこう。いや、それほどでもないです、と言い訳しつつ。

 所在地: 豊田市平戸橋町波岩86−100
 時間: 公園は終日開放(建物と駐車場は時間あり)
 定休日: 公園はなし(民芸館は月曜日)
 入場料: 無料
 駐車場: 無料(8:30〜21:30)
 散策時間: 30分〜1時間

 豊田市の紹介ページ

日常・非日常写真一覧へ ホームに戻る