2005年4月13日
「村積山
(むらづみやま)
愛知県岡崎市
地図
撮影 OLYMPUS E-10

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水源公園から車で約15分くらいのところにある、
岡崎の村積山へとやってきた。
この手前に奥山田のしだれ桜というのがあって、
それがけっこう有名らしいのだけど、
調べたらもう散ってしまったというので、
今回は寄らなかった。
写真のここは奥山田池の無料駐車場。
トイレもある。
村積山も桜のちょっとした名所になっているようだ。
でも咲くのが早かったのか、かなり散り果てて
いて、木によってはほとんど花が残ってなかった。
奥山田池。
釣り人数人。
ヘラとかコイとかの釣りだろうか。
バスじゃなさそうだ。
山の向こうではホトトギスがずっと鳴いていた。
やっと撮れたツクシ(土筆)。
近所ではなかなか見つからなかった。
子供の頃はそこらにいくらでもあったのに。
正確にはスギナの胞子体。
周りに生えている緑色のがそのスギナだと思う。
少し前にいただきもののツクシを食べた。
なつかしい味がした。
普通に飛んでいて、目の前にとまったのだけど、
これはルリタテハでいいんだろうか。
街中ではほとんど見かけたことがない。
しかし、蝶を撮るのは難しい。
飛んでるやつはほとんど不可能に近い。
とまっていても近づくとすぐに逃げてしまうし。
これは本当にたまたま。
もうスミレはあきらめ気味。
何スミレか、さっぱり分からない。
これまでノジスミレじゃないかなぁと思ったのも、
たぶん違うような気がしてきた。
何しろスミレだけで一冊の図鑑ができるのだから。
初めて見た花だけど、
ありがたみがないほどたくさん群生していた。
ジロボウエンゴサクとはまた覚えにくい名前だ。
次郎坊延胡索。
漢字にするとますます覚えられない。
近くで見ると、ちょっと面白い顔をしている。
ジロボウエンゴサク、覚えておこう。
村積山への登りは楽勝。
緩やかな舗装道が続く。
ただしそれは奥山田方面からに限る。
北側の奥殿陣屋からの登りは強烈。
知らずに往復して深いダメージを受けた。
ここも桜の花びらで道が埋め尽くされていた。
けど、桜の木そのものは本数も少なく、
桜の名所というにはちょっと物足りない。
山道の一部脇にあるだけだから。
ここは鳥狙いで行っても面白そうな山だ。
いろいろ鳴き声も聞こえていたし、
姿も見かけた。
でも撮れたのはこれだけ。
シルエットではさっぱり分からない。
帰り道、すれ違ったおじさんに、
鳥撮りにみえたの?
と訊かれた。
意外と野鳥のスポットかもしれない。
なんだろうこれ、と思いながら撮って、
家に帰ってきてから調べたら、カンヒザクラだった。
なるほど、これが寒緋桜か。
寒い時期に緋色に咲く桜。
まだつぼみでこれからなのかと思ったら、
こういうふうに半開きに咲くそうだ。
そして、時期はもう終わりらしい。
あ、ホントだ。
落花盛んというか、散り果てだ。
でもこのカンヒザクラの花びら絨毯はきれいだ。
ちょっとよかった。
落ちたカンヒザクラの花と、スミレ。
カンヒザクラは散るというより、
半開きで咲いたまま、ボトッと下に落ちるようだ。
散り方としては情緒的ではないけど、
遠目に見るときれいだから、これはこれでいい。
低い場所にあったから桜でも落ちてるのかと
思ったら、違った。
何だろう、これ。よく似たのがあって分からない。
サンザシかと思ったらそうじゃなさそう。
ノイバラのような違うような。
カジイチゴかなぁ。
あ、バッタだ、と反射的に思ったんだけど、
よく見たらイナゴか?
野草に野鳥に昆虫となると、
覚えないといけないものが多すぎて大変だ。
この後、トカゲも見た。
村積山山頂に到着。
なんだかんだで40分くらいはかかったかも。
これは展望台からの眺め。
262メートル。
絶景とは言えないけど、
それなりの達成感は感じられる。
展望台の隣にあるのは、村積神社。
このまま素直に引き返していれば軽い山登りで
終わったのに、そのまま反対側に下って、
奥殿陣屋まで歩いて行ったので
きつくなってしまった。


 村積山は桜としては遅すぎたし、期待したほどではなかったのだけど、野草と野鳥が多くて、その点では楽しめた。
 あまり見かけないようなものがあったりして、収穫もあった。

 歩きに関しては、奥山田方面から山頂までの往復なら軽いハイキングになる。1時間ちょっとから1時間半くらいだろう。
 ただ、奥殿陣屋からの往復となると、道は険しく、登りも下りもきついので、ちょっとハードコースになる。
 そして更に、奥山田から山頂を通って奥殿陣屋まで行き、また引き返すというコースは、2時間という時間のわりにきつく感じられた。
 余裕があれば更に大回りして龍渓院まで回ろうと思ったけど、とてもそんな余力は残っていなかった。
 後半はヨレヨレのヘロヘロになってしまって。

 でも、体力に自信がある人はその大回りコースがいいかもしれない。そこそこ歩きごたえのある2時間半コースとなるだろう。
 奥殿陣屋からスタートする方が無駄はないけど、野草があるのは奥山田の方なので、そのへんとの兼ね合いになる。

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