2005年3月30日
「明治村、再び-2(めいじむら、ふたたび)」
愛知県犬山市
地図
撮影 OLYMPUS E-10
明治村再びその2ということで前回の続き。 これは明治村の正門。 といっても、ただの門ではなくやはり明治のもの。 第八高等学校(のちの名古屋大学)の正門。 高い志が感じられる門だ。 こういう立派な門なら、乗り越えて入っていこう などとは思わないかもしれない。 |
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東山梨郡(ひがしやまなしぐん)役所。 だったと思う。 明治村の村長室にもなっているところだ。 当時の県令、藤村紫朗の趣味が出ているようだ。 洋風建築だけど設計は日本人。 壁や柱と屋根が上手く調和している。 |
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あ、また猫発見。今度は黒猫だ。 前回とは別の場所にあるコロッケ屋の裏で 鳴いていた。 こいつはここでメシをもらっているのだろう。 私の方に向かって鳴いてきたけど、 店の人がいたので近寄らずに写真だけ。 |
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近衛局本部付属舎の中にある、 「偉人グッズ」を販売する店。 偉人グッズって、キミ。 と、誰もが思わず突っ込んでしまうはず。 夏目漱石や伊藤博文など、明治村ゆかりの人 たちのグッズを売ってるらしい。 中に入らなかったのでくわしくは分からない。 |
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前回、行くのを忘れていて一番心残りだったのが ここ、三重県尋常師範学校(のちに蔵持小学校)。 教室などがそのままの姿で保存されている。 最初に作られたのが明治19年で、昭和3年に桑名 の小学校に移築された。 なので相当古い。年季も入っている。 廊下など歩くと床がギシギシ不吉な音を立てる。 |
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なつかしいというのを通り越した古い教室風景。 いくらなんでも私の小学校はこんな古くなかった。 でもやっぱりなつかしい。 しかし、小学生の椅子って、こんなにも低くて 小さかったんだ。 自分では気づかないうちに図体だけ デカくなったもんだ。 |
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もうガタガタになったオルガン。 小学校といえばオルガンだ。ピアノじゃない。 これは音が鳴るんだろうか。 そういえば触ろうという気にならなかった。 触ったら鍵盤が取れそうだったし。 |
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ここも前回入りそびれた聖ヨハネ教会堂の中。 二階が教会堂になっていた。 ここは他と比べて日本人色が強いというか、 庶民的な雰囲気の礼拝堂だった。 外観のいかにも洋風というのとは裏腹に。 |
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電話ボックス。 中の電話も普通の緑のプッシュホン。 でも、「自動電話」というプレートが気になった。 これが国内初の公衆電話ボックスらしい。 最初から自動電話という言葉があったんだろうか。 交換手を通さず自動でつながるから自動電話、 とかかもしれない。 |
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馬車用の馬。 お休み中。 自由に走り回れないというのは気の毒に思う。 馬は飼い犬よりも辛抱強い。 |
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菊の世酒蔵の入り口に釣ってあったこの丸いのは 何だろう。気になった。 |
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女の人ひとり見学者は珍しい。 颯爽としてて、なかなか格好良かった。 手前の看板は明治の自転車について。 10分100円で芝生広場を乗り回すことができる。 形はイラストのように、一輪車に補助輪がついた ようなスタイル。 乗るのは難しいのか、案外簡単なのか。 |
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明治村の中に生えていた花。 野草じゃないと思う。 名前は分からず。 そのうち調べておこう。 <追記> どうやらツルニチニチソウのようだ。 |
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今回ももちろん行った、カタクリの小径。 前回はショウジョウバカマをカタクリと思い込む というていたらくだったけど、今回はこの通り、 おおおー、カタクリがたくさん咲いてるじゃないか。 場所によっては仕切られた柵から遠くて 小さくしか撮れなかったものの、 一部は近いところに生えていて撮ることができた。 そうそう、これが写真で見たカタクリだ。 こんなにたくさん見られて嬉しい。 |
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周りに人がいなかったので、 肘をついて下から見上げるようにして なんとかアップで撮った一枚。 なるほど、これがカタクリか。 上品な紫色をしている。 一部でしか見られないものなので、 けっこう貴重だ。 飯盛山のは見事らしいので、いつか行きたい。 |
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前回こぼれたところを2時間ですべて回って もう心残りはない。 しっかりすっかり満足した。 まだ閉鎖時間まで30分あったけど、 少し早めに明治村を後にした。 ここはちょっと離れた大宮浅間神社。 その本殿。 以前尾張富士登ったときにも訪れた。 |
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ここも相変わらずたくさん猫がいた。 見ただけで4匹。 こいつは前回も撮ったあいつだろう。 まだ元気にしててよかった。 おばさんと立ち話をしたのだけど、 この近所のその家にも3匹くらい 遊びに来るらしい。 人になれていて、カリカリをやったら逃げずに 食べていた。 また来るときまで元気でな。 |
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明治村、再びは、前回とはまた別のところで感じるところの多いものとなった。 続けての二回はちょっとつらいかとも思ったけど、全然そんなことはなく、行ったらやっぱり楽しかった。 行定勲監督とすれ違ったのも、思いがけない収穫だった。 ここがこんなにも自分に馴染むとは思ってもみなかった。もっと早く来てればと思わないでもないけど、たぶん今だったからこんなに面白いと感じたのだろう。 写真を撮る被写体がこんなにもたくさんあるところは他にはなかなかない。 なんなら、明治村村民となってみようか。登録料3,000円で一年間入り放題になる。しかも、駐車場が平日は無料になるのが大きい(普通は一回800円)。 ゴールデンウィークのナイター営業や夏休みの花火、秋の紅葉など、何度も訪れる価値がある。3回も行けば元は取れる。 もう少し近ければ入っていたのだけど、ちょっと遠いので迷う。 そんなわけで、誰にでもオススメできるわけではないけど、一回行ってみたらいいんじゃないかなぁとさりげなくオススメしたい明治村。 ただし、安くチケットを手に入れることができれば、という前提で。駐車場とあわせて1,500円くらいなら。 通常通りの金額1,600円と駐車場800円はやはり高い。 ■営業時間 夏期 9:30〜17時(3月〜10月) 冬季 9:30〜16時(11月〜2月) ■休村日 12月31日 1月、2月、12月の毎週月曜日(祝日を除く) ■住所 愛知県犬山市内山1番地 ■電話 0568-67-0314 ■公式サイト http://www.meijimura.com/ |