2005年3月15日
「桃厳寺
(とうがんじ)
名古屋市千種区
地図
撮影 OLYMPUS E-10

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千種区に名古屋大仏という大仏様があると
いうので見に行ってみた。
場所は千種区四谷通り。
(名古屋の学生街でありオシャレ通りでもある)
本山の交差点を南へ少し行って左側。
桃厳寺の中にある。
この街中での無料駐車場はありがたい。
しかし、駐車場の看板がボコボコ。
車でも突っ込んだのか?
あんまり印象は良くないから、
直した方がいいと思う。
入り口に向かったつもりが、裏に回っていた。
こっちからでも入れるんだけど、
せっかくなら南側から行った方がいいだろう。
ただ、裏から行くと、こんなふうに
大仏の背中が見える。
民家の屋根の間から。
大仏の背中に咲いていたこれは何だろう。
普通に梅か、と思ったけど、
枝の様子がなんとなく違う気が。
ボケでもヤマザクラでもなさそう。
やっぱり梅なのか?
分からない。
大仏さんの正面に到着。
おっ、けっこう大きい。見上げる感じ。
地面から頭まで15メートルあって、
大きさは奈良の大仏と同じくらいらしい。
できたのは昭和62年というからつい最近だ。
信者さんの寄付でつくられたのだそうだ。
手のポーズがちょっと変わってる?
左利きでボーリングの球を持ってるみたい。
手前には巨大な手が置かれてる。
ここに座ったりしてもいいと聞いたような
覚えが(駄目かもしれない)。
台座には僧侶やら像やらがいる。
なんだか異国情緒のある大仏さんだ。
ここから少し離れたところに日泰寺があるけど、
もしかしたら関係があるのか?
(たぶんない)
目と唇と耳などが金箔。
僧侶の格好も日本人じゃない。
タイやインドの僧風?
考えたら仏教は元々あちらのものだから、
この方が正式といえばそうなのだけど。
この像はだいたい人間の等身大らしい。
和尚さん(たぶん)が掃除をしてはった。
すぐ隣のお墓でも他の人が掃除してた。
鐘楼を兼ねた山門。
なんとなく中国風?
大仏様は最近出来たもので、
こっちが本当は桃厳寺のメインだ。
これが本堂。
この桃厳寺は、この近くにあった末森城城主の
織田信行(織田信長の弟)が、
父親の信秀の菩提を弔うために
建てたものなんだそうだ。
信秀の戒名が桃厳ということで、桃厳寺になった。
まさかここに大仏が建つとは思わなかったろう。
そんなに古いものでもなさそうだけど、
なんとなく気に入った。
彫りというか、佇まいが。
たぶん白いツバキだと思う。
ツバキもたくさん種類があるから、
名前までは分からない。
きれいに咲いていた。
白いツバキもいいな。


 名古屋大仏を見たのでとりあえず満足。
 あと500年くらいすれば風格も出てくるだろう。

 織田家ゆかりの桃厳寺としては、少し物足りないというか、印象が薄いような気がして残念だった。
 それらしい説明書きも見あたらなかったし。

 この後、信行が城主だった末森城跡(現・城山八幡宮)へ行ったのだけど、織田家ゆかりの地を巡るなら、同じコースをオススメしたい。
 それと、やっぱりせっかく行くなら青空のときがいいと思う。写真を撮るなら特に。
 大仏さんは青空バックが似合うから。

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