最後に、ここではMTB関連のもろもろをご紹介です。
ホンダコレクションホール今回トークショーやなんやらが開催された、 ツインリンクもてぎの施設のひとつ。
ここでは、ホンダがこれまでに開発してきた車やバイクが「動態保存」の状態で展示されています。
そのため、修復のためのレストア室があったり、デモ走行を開催しているそうです。
古くは「自転車用補助エンジン」からさまざまな物が展示されていますが、 やっぱりビートもありました。
前回(1998年だったかな?)観に来たときは、
入り口はいってすぐのホールに展示されていたのですが、
今ではプレリュードの隣においてありました。
トークショーホンダコレクションホールで行われたのが、 MTBのメインイベントとも言えるトークショー。 午前と午後の2回行われました。 午前の部にゲストとして招かれたのが、ビートのエクステリアデザインを手がけた石橋豊氏です。
午前の部は、スタッフとともにこれまでの苦労話を交えたトーク。
石橋氏はMTBの最初期から参加していたそうで、スタッフよりよっぽど手馴れた感じ。
そして、午後の部には漫画家田中むねよし氏を加えてさらにトークが進みます。
お二人とも、本業はなんなんだろう?と思うほど上手にトークをこなしていました。 午後の部でお二人がひたすら話し続ける感じなので、いろんなことが話題に上がってました。
田中氏の名刺に描かれていたフジキャビンをはじめ、
定価138万円するビートの原価は99万円なんだよーとか、
ビートは6年間で3万数千台売れたんだけど……
フィットは一月で2万台以上売れたんだよねーとか。 他にも、ビートのデザインのポイントとなる、 車体下部やインテークへのくぼみのラインについてや、 幌の試作で140mmも誤差が出たとか…… 実に興味深かったです。 とにかく、デザイナーの石橋氏が実に気さくな方で、 トークショーの後は気軽にサインにも応じてもらえました。
漢字で、しかも楷書ってあたりがいかにも普通の人っぽいです。
展示品トークショーの会場脇には、MTB関連の展示品が幾つか並べられていました。 まず見逃せないのが、これで見納めとなるカットモデルです。
ちょっともったいない気もしますが……
生産が中止になって6年。よく残っていたって気もします。 左は、毎年参加者に配られてきたステッカーの数々。
一番最初、1994年のステッカーに年号が入っていないのは、
当事者の誰もこんなに続くとは思っておらず、
最初で最後だと思っていたからだそうです。
右は、石橋氏が描いたビートのイラストです。さすがに上手。
田中氏が「描くのが大変だから」と言っていたゼブラ模様のシートも、
ちゃんと描き込んであります。
最後は、メイン会場でレストアショップが展示していたビートのモノコックボディーです。 レストア作業中のイメージということで、各部のパーツが外され、 さび止めと下塗りを行った状態です。
こうしてみると、ビートは確かにモノコックなんだなー って気がしてきます。
記念品
右は、今回参加者に配られた記念品です。
毎年恒例(?)のMTBステッカーと、今年は石橋氏のサインを入れたステッカーも付いてきました。
左は、当日MTB実行委員会で販売していた帽子と、 会場のフリーマーケットで売られていたビートのマークをかたどった針金細工です。
帽子は、これから夏に向かって頭をじりじり焼かれちゃうなー ってんで買いました。
針金細工はちょっと衝動買い。
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