日帰り高松☆讃岐うどん遍路   全日空一日乗り放題チケット利用旅

 屋島作戦

弐の巻

第一麺 香西 「池上」
 うどん遍路を試みた方なら、駅名からお察しは付くかと思います(笑)。一軒目は怪しさ高松市内最高峰とかマニアック系と判断される「池上」です。ジャンルとしては製麺所系、マニア系に入ります。昨日夕方に電話で営業は確認してあるので、地図を思い出しながら、途中で花の写真を撮ったり、お庭の綺麗なお家を発見してうっとり〜しながら、歩いていきました。幹線道路まで出ると、なんか解る(爆)!私の同士達が行き交う姿がチラホラと(爆)!おかげで小道へ入るときも迷わず辿り着けました。で、小道へ入ってアホマナ驚愕。
『もう、行列できてる・・・。11時半前なんですけど・・・。』
 焦らず、アホも最後尾に並びます。小屋の外でうどんを召し上がっている方もチラホラ見えています。アホも県外人だと悟られないように、ガイドブックや恐さぬは読んだりせず、じっとメールなどして待ちました。

「うどんや一軒目到着したけど、既に行列が〜( ̄□ ̄!?今日の計画、予定通りに進むのカナ〜!?」

  美味しい讃岐うどんやさんといえば、山中とか畑の真ん中の小屋風物件とか、裏の畑で抜いた葱をハサミでチョキチョキしてくれる〜というイメージが強いようです。「池上」は高松郊外の住宅地内にあるのですが、建物とかの雰囲気は近いものがあり、小さな離れのような建物から、人が溢れているという状態でした。お店の道路挟んで向いの小さい畑には、一応葱が植えてありました。ま、これは余所の畑かと思いますが・・・(笑)。
 行列している方々もお行儀良く、30分位経過して私も遂に建物内へ!入ってすぐの、一段高くなったところでお父さんが麺打ちをしています。奥の方の竃、四角い業務用の茹で台でお母さん方が茹で、すすぎ担当です。その様子を見ながら、茹で上がりを待ちます。
 さて、何玉食べようか・・・・。
 その場で食べても、持ち帰りしても一玉65円也〜♪安ぅ〜!オプションの生玉子は1ヶ30円也〜♪ 激安ぅ〜!自分の順番が来るまでかなり悩み〜、今日は最低三玉は行きたいと考えていたのですが、一軒目からこんなに並ぶようじゃあ、待ち時間ロスも多いしな〜と悩み、思い切って二玉、それに生卵かけにすることにしました。これで160円なり〜。ちょっと!平日ハンバーガーならともかく、これじゃあパン一個の値段と変わりません!ひょぇぇええ〜ッ!
 遂に私の順番が来ました。お母さんに「二玉で」お願いします。「温かいん、二玉でええんな?」と確認されます。やっぱり女が二玉は食い過ぎか〜?と思ってお母さんに聞いてみたら、そうでもないらしい。ホッ!地雷踏んだかと思いました(笑)。そーよね!前の女の子だって二玉だったし、その前にいる女の子は一玉でお子さまサイズだったもんね〜!
 竃から茹で上がったばかりのアチコーコーのをどんぶりに盛ってくれます。私は玉子つきにして、更にお持ち帰り用を二玉購入したので「290円」也。お代は硬貨の種類ごとに容器があるので自分で入れて、お釣りがいる人はこれまた自分で取ります。アバウト也〜!なんか、信頼で成立している会計システムですなぁ〜♪
 店内には食卓テーブルと椅子が設置されています。運良く一席空いていたので、そこに座ります。まずは殻が茶色い卵(小振り)を割ってうどんにかけます。他のトッピングは薬味の長ネギ、スリ胡麻、醤油です。自分で味付けをする場合、まずはトッピングは少な目の薄味でいく主義なので〜、まずはこんな感じ。
 麺を口に入れると、ものすんごい食感!麺類を表現する時の擬音で、ツルツルとかシコシコとかとか色々あるけど、なんかソレが全て頭の中で同時展開!麺が生きているという感じなのだ。こりゃー、たまらんわ♪
「美味いッ!!」
なんじゃ、コレは!美味しすぎる!卵が次第に半熟気味に固まってきて、トロトロと麺と絡み、また美味しい。胡麻と醤油を更に足して、味を濃くしてみる。美味ッ!普段ならうどんだけじゃ、寂しいよねぇ・・・なんて言っているのですが、麺に薬味と醤油かけただけ、ただそれだけのシンプルなうどんに驚愕している自分がいる。
「秘密はこの醤油と胡麻か?」
やっぱり二玉は苦しくてかなり時間もかかり〜、後半はあっぷあっぷしながら、二玉完食!食べ終わったらすぐに席を立つ!お店を出たところに置いてある椅子にはうどん遍路に出ているおばぁちゃんが、外で食べる派のお客さまとおしゃべりしておりました。そして、私が美味さのの秘密ではないかと疑っていた醤油の空き瓶が大量に!さっそく一本持ち上げて、ラベルを確認してみる。
「鎌田 ダシ醤油」
アレレ?これ、市販品なのか?地元客らしきお父さんが私の持っている瓶を見て、「鎌田のダシ醤油やな。坂出の。」と仰った。 製造元の住所を確認してみると、私が今回廻ろうか悩んでいた瀬戸大橋のある街・坂出市になっていた。
どうやら、お父さんはこの醤油メーカーを愛用しているらしい。ヨシッ!空港へ行く前にこのダシ醤油とやら、購入していくぜ〜ッ!
 高松へ戻る電車の時間も迫っていたので、できるだけ行きに通った道から外れないようにして香西駅へ。途中でペットボトルのお茶を購入して、無事駅へ到着。無人駅ですが切符は自動券売機が設置されているので、次の目的地「屋島」まで購入します。ホームのベンチに座っていると快速列車がすんごい勢いで通過していくので、ちょいビビり(汗)。数分後にやってきた各停に乗り込みます。岡山から瀬戸大橋を渡ってきた列車らしく、一人旅派な、スナフキン風な方がチラホラと・・・(笑)。一人旅といえば、まー私もそうであった(笑)!
 高松駅へ到着。次の高徳線各停は待ちあわせ10分。程良い待ち時間!一番ホームへ移動して、乗車する徳島行きの列車を激写!今日は初乗車の路線ばかりで電車マニアじゃないけど、ちょっと感動!高徳線は、乗車時に整理券を取って、下車時に精算するタイプの列車みたいです。私は切符購入済なので、そのまま乗り込みます。フっと向いのホームを見ると、更に味のある列車が!確か「池田行」とか書いてあったような?ディーゼル車という感じの動きと音がしていて、電化前の八高線を思い出しました。もしかして、今日のアッシは電車マニア垂涎の旅をしているのか!?でも、アッシには価値が解りませーん! 

香西周辺の民家の
お花白椿?
可愛いワンコ〜!
置物でした
「池上」の熱いん二玉
卵かけて130円也
ホーム迄はスロープ
朝のダッシュも楽?
回収される前に撮影
無人駅なので押印は無
高徳線徳島行
確か2両編成でした


 ←