（あさひとうげてんぼうこうえんとゆうもあむら）

　詳しい地図↓

朝日峠展望公園
ゆう・もあ村

最終更新日：2002.9.8.

【ここの概要（歴史、自然など）】

　バイク走行禁止の表筑波スカイラインを新治村側から入ってすぐのところに朝日峠展望公園がある。よく整備された公園で、展望台からの眺望はよく、空気が澄んだ時などは新宿副都心まで見渡せるのだそうな。数多くのパラグライダー愛好者がここから空を飛んでいる。
　ゆう・もあ村は約10万平方mの敷地に忍者屋敷、ラドン温泉などを完備していたが、2001年を過ぎたいつか、突然休業してしまったらしい。今では、ゆう・もあ村への道にバリケードのトラックが置かれている。近辺の観光案内板でもシールが貼られて紹介が消されている。
　紹介箇所が一つ減ったので、別のところを一つ紹介すると、小野小町の墓というのがある。平安時代の歌人で、美人で有名だった人だ。京都から旅行に出たところ、この近辺で病気になり亡くなってしまったらしい。

【行ってみた感想】 2002.6

【看板説明文】

●　水郷筑波国定公園（筑波地区）案内
　筑波地区は、筑波山（876m）を主峠とし、加波山（709m）、足尾山（678m）など南北に連なる山塊からなっています。いずれも標高は低いのですが関東平野から急激にそびえ立っているため気温の差が明瞭であり、植物の種類も豊富なことで知られています。
　筑波山は古くから人々に親しまれ、山麓には古くから神社や寺が置かれ、森林を大切に守ってきましたので自然林が残されています。
　-自然を愛し、自然の調和を損なわないようにしましょう。-
　筑波地区 指定 昭和44年2月1日 公園面積10,385ha
　　環境庁・茨城県・新治村

●　小野小町の墓（草むらに落ちていた古い看板）
　平安時代の歌人 小野小町が京都より東北地方へ旅する途中 清滝寺に詣でた際 病気となり、小野源兵衛氏宅×××せたが、亡くなってしまった。
　源兵衛氏の祖先がその霊をまつるため五輪塔を建てられたという。/昭和四十六年八月 管理者 小野××

●　小野小町の墓（石造五輪塔）
　小野小町は、絶世の美女とうたわれた平安時代の歌人で、言い伝えによると、京都から奥州（東北地方）に旅する途中、清滝観音から北向観音（八郷町小野越）へ向かいお参りした後病に倒れ、この地の村長 小野源兵衛宅で親切な介抱をうけたが、元慶七年七月七日 六十九歳で亡くなったといわれています。
　小野家では、小町がこの世を去って以来、例年七月七日（旧暦）の命日には、代々供養を続け、昔は近郷からの参詣者がかなりあったそうです。
　小町の墓には、婦人病に悩む人達や、参拝すれば美人になれるという話から年頃の娘がよく訪れたらしく、墓前には数多くの「ほうろく」（豆などをいる時に使う素焼きのフライパン風のもの）が供えられています。これは、祈願をする時に一個借り、願いがかなえられた時に二個にして返納したそうです。
　また、墓の左側には、小田城主の小田氏治（天庵）が、小町の旧蹟が後世まで守り継がれることを願って、「心花石」と自署して彫らせたという石が残されています。
　さらに墓前には、東京の高野常蔵氏が”夢の報せを得て、この小町の墓に詣でて祈願をこめたところ、医者が匙を投げた愛妻の奇病が全快した”お礼にと、明治四十一年七月に寄進した自然石造りの御手洗石があります。
　　平成五年三月/新治村観光協会

【備考】