No. 70 八溝山と日輪寺

やみぞさんとにちりんじs

一言メモ 山岳信仰の地である県の最高峰
市 町 村 大子町
東  経 140-16-35.1
北  緯

36-55-36.6


 詳しい地図↓

最終更新日:2002.3.17.

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八溝山頂


登山口


日輪寺


日輪寺売店


八溝神社


展望台


展望台(ハイカーたち)


展望台からの眺望

【ここの概要(歴史、自然など)】

 八溝山は、日立市の南で太平洋へ流れ込む久慈川の源。西暦800年代頃から金を産出していたそうな。日輪寺は8合目にあり、山頂付近には八溝山神社がある。八溝山は質素で、日輪寺はそれに比べて派手。寺にはしっかりした駐車場があり、売店もあったりする。
 手持ちの参考図書4冊のうち1つにしか書かれていなかったが、ここは「八溝川湧水群」が昭和60年、環境庁によって日本の名水百選に選定されている。水戸黄門は5水を選定したという。日輪寺の近辺にはあちらこちらにわき水がある。
 標高は1022mで、県最高峰。また、福島県と栃木県の県境でもある。山頂には城の形をした展望台がある。空気が澄んだ時には富士山が見えると聞いたことがあるが、見たことのある人はいるのだろうか?
 ずっと以前来たときには、オフロードバイクが3台ほど走りに来ていた。林道がある。

【行ってみた感想】 2001.10

 2000年11月に行った時には紅葉が終わっていたが、今回は紅葉の時期に合わせて行った。…つもりだったが、なかなか難しいことに、綺麗な紅葉とは行かなかった。
 ここは、いつ来ても、だれかしら観光客が来ている。今回行った時にも、ハイキングのグループが来ていた。いつだったか、サイクラーが来ていたこともある。
  数年ぶりに展望台に上ってみたが、記憶にあるよりも遠くが見渡せた。しかし、空気に霞がかかっていたので、富士山までは見えなかった。というか、方角が分からない。

【看板説明文】

● 日輪寺由来
 茨城県・栃木県・福島県にまたがる八溝山の霊場日輪寺は、いまから千三百年前に開山され大同三年弘法大師現世浄土の大理想をもってみづから十一面観世音の霊像を刻み本尊となし、朝に祖国の隆昌と安民豊楽の護摩修行、 夕べに有無両縁の冥福を祈願し、慈に北関東と南奥州の大道場として信者を広め、永延三年板東二十一番の霊場となりました。
 爾来徳川期に至り、光圀公及び家光公は、常陸依上郷四十二ヶ村、奥州白河北郷八十六ヶ村、白河南部五十八ヶ村、下野那須郡二百六十ヶ村に寄符を配興し、春秋二期齋供を納めつつ、寺門維持の法をたてたのであります。
 明治十三年山火事のため堂塔を焼失しましたが、霊場の加護により尊仏は難を免れ、大正四年四月旧観音堂跡現日輪寺が再建され現在に至りましたが、堂舎の破損甚だしく且狭隘であるため、地元の有志と相詢り「日輪寺観音堂休憩所再建」を協議の結果、茨城・栃木・福島並びに全国の信者有志のご支援・ご協力を得て、昭和四十八年現在のような堂宇が建設されたのであります。

● 奥久慈県立自然公園(八溝地区)案内
 八溝山は、標高が1,022メートルであり、茨城、栃木、福島の三県にまたがる八溝山地の最高峰で、その名のとおりたくさんの沢があり、金性水をはじめとする八溝湧水群は国の名水百選に選ばれています。
 常陸の国唯一の1,000メートル峰である山頂は、眺望がすばらしく、ブナ、イヌブナの原生林があります。このほかにも自然が残されており、四季それぞれの姿が楽しめます。
 また、山頂には、この地域の山岳信仰の中心に奉られた八溝嶺神社、中腹には板東二十一番札所日輪寺、月輪寺跡などがあります。
指定 昭和28年3月20日/茨城県・大子町

【備考】

 関連サイト: 大子町  大子町観光商工課  大子町観光協会  坂東札所会  茨城県林業技術センター
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