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活動日誌 最新号ライブリポート
(6/30)

 今回はSk8と全く関係ありませんです。今回の日誌は、久々のライブレポートです。今回のライブは『麻波25』の「ADVANCED PLAYER RELEASE LIVE」と、何とも長いタイトルの付けられたツアーのファイナルです。会場は渋谷の「ON AIR WEST」で、チケットによると出演者は“麻波25”“宇頭巻”“YKZ”“GERONIMO”“inheil”“SATOSHI&KAZI from山嵐”となっていた。

 6時半開場で、寸前に仲間から渡されたチケットを見て愕然とした。自分の今回の楽しみにしているバンドは“山嵐”だったのだ。すっかり出演すると信じ切っていたのに、ボーカルの聡とギターのkaziの名前しか書いてないのだ。“麻波25”の曲にこの2人がゲストで参加している曲がある。それを歌いに来るだけと言うことが理解出来た。正直、かなりショックだった。

 ひとまずお決まりで、ツアーT−シャツを買って、会場に入る。ブルーなままで。今回初めてとなるこの会場は今まで良く足を運んだライブハウスと比べるとかなり狭い。それも相まってテンション下がりまくり。やはりライブハウスによって雰囲気は違う物だ。前回はロッカーが全て使用済みになるという大惨事が起きたので早め行動でロッカーに荷物を入れて望んだのだが、今回の会場と言えばチケットを持たずに当日券目当ての人が結構いるし、リュックを背負ってる人がかなりいる。プラッと寄ってみたって感じだ。僕達が気合いを入れ過ぎてるのだろうか???メンツ的には有名どころばかりの筈なのに・・・。

 7時開演で、とりあえずこの下がりきったテンションがガツンと上がるような曲が来たら暴れに行こうと少しボケ〜としていた。だれていた客がピリピリし始める。いよいよライブが始まるのだ。一気にわき上がる歓声と共に聞こえてきた言葉は「山嵐でーす!」・・・ナニッッ!?!? 理解する前に体が動いた。サクッと立ち上がり人を掻き分けグングン前に行く。「ナンテコッタ!」かなり油断してた。あきらめきっていた。・・・まさか見れるとわ!

 完全にイイ意味で裏切られた僕はテンション上がりまくり!さすがに予定に入っていなかったようで、2曲しか演らなかったけど最高に燃えた。というか、いきなりMAXで暴れた為に燃え尽きた。2曲しか演らなかったのに膝は笑うし、息は上がりまくり。トシノセイモアルガ・・・。

 とりあえずビールを飲みつつ一服。次のバンドは実質オープニングなのだが、“inheil”だ。まったくのノーマークだったから後ろでビール飲んでタバコ吸って眺めてた。まだまだ体の疲れが全然抜けてないウチに終了し、次のバンドがセッティングを始めた。ホーンセクションがいる。も、もしや!?“YKZ”ではないか!!僕が“山嵐”と同じ位期待していたバンドだ。くっそぅ。まだまだ体が疲れで力が入らない状態なのにぃ。

 予想は的中。グイグイ前に出てノリノリで大暴れ。ファンキーで気持ちイイ曲が多いこのバンド。ボーカルが想像以上にハンサムだった。CDでは格好良すぎる位テクニカルでファンキーな演奏は果たしてライブでもいけるのか、という不安もすぐに忘れる程格好良かった。惚れ直した!!ノリ的にもずっと暴れてる感じでは無く、メリハリがあるから疲れた体が全然気にならない位自然に気持ちよく楽しめた。

 すっかり満足した僕達はその後2階席へ移動してみた。2階席はVIPルームのように上からライブ会場を見渡せるのだ。次のバンドは“GERONIMO”で、スピーディーでザクザクのハードコアだ。僕は余り好きでは無い。少し重過ぎて疲れるからだ。二階席に行くと、気になる二人組が目に入った。“DRAGON ASH”のベースとドラムの二人にもの凄いよく似た二人組だ。僕はライブよりもそっちが気になって仕方がなかった。結局後で確認したら本人達だった。

 その後、“宇頭巻”の熱いステージが始まる。このバンドも聞いた事が無かった。しかし、とてもイイ感じだ。先に出た“GERONIMO”以外の全てのバンドは2人MCがいるヒップホップなミクスチャー系のバンドだ。程良く盛り上がったところで今回の主役“麻波25”の登場だ。

 “麻波25”のツアーだけあってさすがに凄い盛り上がりだ。会場はダイブの嵐。勿論僕もしたけど1回腰から地面に落ちて危うく以前の腰痛復活か!?とアセった。曲は結構ミドルテンポのが多く、僕は大好きだ。掛け合いもあるし、サビもちゃんとメロがあるので一体感が出る。みんな手を高々と挙げて応える。おかげでこれを書いている今、両手が筋肉痛だ。次の日に来る所が、モウ トシナンダナ・・・(涙)。もの凄い熱気でラストを迎え、会場のみんなは満足気だ。

 サウナのような会場に我慢出来ずにライブ終了後、急いで外に出た。

 しばらく外で涼んでいたらライブハウスの周りには出演したメンバーだらけになっていた。ファンの一組がサインを貰って写真を撮っている。それを見て我慢出来なくなった仲間のしみが、スグ近くのコンビニで使い捨てカメラを買いに走った。そして写真を撮りましょう!って事になった。

 僕は正直、抵抗があった。今までに足を運んできたライブではメンバーがその辺をウロウロと歩いていても騒がれる事は無い。余りにも自然にいるからプライベートっぽくて近寄り難いし、そんなにミーハーなファンというより音楽が好きというファンが多いからだろう。

 茅ヶ崎でやった無料のライブイベントではトリをつとめるバンドのヴォーカルの人が「すいません、よろしかったら募金お願いできますか・・」なんて回ってきて、僕はまさか出演する人とも知らずにウケを狙ってみたり・・・。と、あるライブハウスでは楽屋が無い為に、「山嵐」のメンバーが客満杯のフロアの後ろからステージ目指して「あ、すいません。あ、通ります。」なんて楽器を抱えて入ってくる。しかも満杯の客もかなりウザそうな顔をして道を空ける。ライブが始まったら大はしゃぎなんだけど・・・。

 とまぁ、特にライブに良く足を運んだ「山嵐」なんてとくに今更写真をお願いするのが恥ずかしかった。今回のライブでも2階席にいる時ずっと横にいたうえに、カメラを買った張本人のしみなんて「山嵐」のギターの“KAZI”の足踏んで謝ってるし・・・(笑)とても他人とは、むしろスターとは思えなくなっている人物に改めて写真をお願いするなんて。

 みんなも同じ気持ちなのでとにかく腰が重い。チャンスがあってもどうしても吹っ切れない。30分はウジウジしていただろう。さっきから愛嬌よくフラフラしている人にアタックを試みた。「YKZ」のヴォーカル“小川”だ。彼はとても人の良さそうな感じで、歓迎ムードたっぷりだった。うーん。やってみるものだなぁ。益々「YKZ」が好きになってしまった。



 出だしは順調に見えたが、ボチボチ時間の経過とともにメンバー達もミーハーなファンとの戯れ時間も終わり、内輪だけで盛り上がり始めた。こうなるとかなり入りにくい。1時間はモジモジしていただろう・・・。やっと決心をして「山嵐」のギター“KAZI”と「麻波25」のギターの人が語り合っている中、強引にお願いする。写真と握手を交わしたものの、これ以上待っても入り込むスペース無しという状態なのでタイムオーバー。結局収穫は2枚。



 こ1時間ばかりウジウジとカメラを持って躊躇していた僕等の周りを1人懸命にアピールしていた「麻波25」のMCの人さん、ごめんなさい。シカトしてた訳じゃありません。最初気付かなかったんです・・・。

 結局この撮影会の為に終電が無くなるというハプニング発生。野宿計画も雨で無理。センター街外れのカラオケで朝まで歌い明かして始発で帰る。モチロン山嵐熱唱!(6/30)

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