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活動日誌 9月号 “プッチ”オフSk8リポート
(9/26)
幅跳びオーリー

写真提供:プレコさん

 前回のオフラインSk8セッションから間もない9月22日、プレコさんを招いてのプッチオフを決行しました。比較的住んでる場所が近いといっても、プレコさんの家とは車で2時間の距離。プレコさんはそれでも足を運んでくれると言う事で、僕が普段滑っている「海老名中央公園」にて歓迎プッチオフを決行!!!

 普段は2、3人で滑るのが多い弱小チーム(チーム?)なのだが、この日に限ってお誘いコールがジャンジャン掛かってくる。結局7人+BMXが集合した。普段呼んでもこない連中ばかりなのだが、こっちから呼んでもないのにまさかここまで集合するとは・・・・早くもプレコさん効果が。

 という訳で、すっかり面食らったのは僕の方で、円滑に自己紹介とかそういったものは・・・全て無し。(申し訳無かったっす、プレコさん。) 海老名中央公園ではとても上手な人々がこれまた沢山いて、既に公園を占領中。バンクやらボックスが出ている。無論僕らはそれを使わない。・・・いや、使えない(T-T) 。正確に言えば使いこなせない(TロT)。

 わざわざ僕らのスポットまで遙々と来ていただいたのに、とても肩身の狭い弱小チーム(チーム?)なのであります。おまけに人見知りしまくりの連中。だから腰が重い重い。う〜ん、先が思いやられるぅ。

 プレコさん筆頭に僕やまさるがぼちぼちと滑り出す。だいぶ涼しくなって来ていると思っていたがやはり滑り出すと暑い。すぐに汗だくになる。セクションが無ければただのフラットな場所。向こうの上手い人達の邪魔にならないように同じスペースを行ったり来たり・・・。

 すると後輩が寄ってきて「名前、プレコさんで良いんですよね、、。上手いっすね。」僕は「そうだよ。教えてもらいな、凄くいい人だから。」と答えると、後輩(人見知り)の顔が軽くこわばる。

 無理矢理にプレコさんの所につれていくのはどうだろうか、なんて変に色々と考えてつつ滑っていると、その後輩がプレコさんに講義を受けているのが見えた。まさるもすぐに気付き、「見直したねぇ!あいつが自分から絡んでいくなんて!」と僕に近寄ってきた。後輩の意外な行動力に感心。プレコさん効果またもや炸裂!

 だんだんと仲間達の緊張もほぐれてきて、テンションも上げつつ各々が滑っている。うむうむ、想像以上にイイ感じじゃない!なんて思っていたら来客が。

 お客とは、2人の警官。今まで何度となく僕らを理解してくれた人達だ。・・・しかし今回は違った。通行人が110番して来たと言う。内容は公園内のSk8erと接触したとかしないとかで、ようするに公園内で滑るなって事。

 警官は今までは多めに見ていたが、苦情が出てしまっては仕方が無い、公園から出ていってくれと言う。とてもショッキングな事態だ。今まで色々な所で地元民と上手い事いってない話を聞いて来たが、自分の身に降りかかるとは。恐ろしくて、警官に“これからずっとなのか、今日だけなのか”は聞けなかった。

 仕方無しにもう一つのスポットに移動する。こっちは、とある高架下だから歩行者はいない。やや狭いのが弱点だが、今日は他のスケーターもいなくて貸し切り状態。

 ビデオカメラがある事を思い出し、しばし撮影に夢中なる。この場所は高架下なだけあって、色々なグラフィティーアート(要はただの落書きだが)が壁を覆い尽くしていて、ビデオのレンズ越しに見るみんなの姿は様になるからだ。最初はみんなが適当に滑っている光景を適当に撮っていく。

 しかし内気で病弱なウチらのメンツはカメラを持って忍び足で近付いても、一定の距離を保つという技が得意なのだ。攻めれば攻める程に逃げまどう。 よしそれならば、と言う事で集合をかけて「コーンを飛んで下さい」と命令。しばらく夢中になる。

 ここのウリは屋根付きだけでは無く、天然のバンクがあるという事もポイント。撮影の後、プレコさんとバンクに挑戦。僕は以前からここのバンクでのオーリーが全く分からなかったのだが、ほんの〜りコツが分かった。と言っても1cm浮いてるのか??って程だけど。でもバンクでオーリーの動作が出来るだけでも自分にとっては進歩なのだ。

 プレコさんも後輩もバンクに激しく挑んでいた中でのイイ感じの雰囲気から成せた気がする。

 バンクの鬼モードも納まり、フラットなスペースに行くと、仲間うちで180オーリーブーム到来。あきらかにプレコさんの影響だ。プレコさん効果絶大!!!

 再びフラットでそれぞれに滑り出す。するとまたもや来客が・・・。再び巡回中の警官がやってきたのだ。ここで滑っていて警官が来た事など今まで無かったのに。結構音が響くと言われ、撤収命令が再び下された。なんたる日なんだ。

 仕方なしに撤収となる。しかし終わってみれば5、6時間はぶっ通しで滑っていた訳だから体はヘロヘロになっていた。解散して、プレコさんとまさると3人でガストに行った。

 結局まじ解散は朝7時過ぎ。プレコさんが分かる場所まで案内をして別れた。プレコさんは再び2時間の道のりを走り出すのだ。う〜ん、なんてタフな人なんだろう。色々な事がおきて今回はとても印象深い日となったし、何よりも楽しかった。次はビデオを持参で決行です。・・・元々ビデオ交換が目的の企画だったので(笑)(9/26)

プレコさんと愉快な仲間達

プッチオフの写真です。手前左から プレコさん、たいし、けんじ
後列左から 河西、 野沢、 辻、 まさる
写真提供:まさる

9月号 オフラインSk8リポート
(9/19)

 いくら不定期だと宣言しているとはいえ、ここまで間が空くと「活動停止か?!」と思われても仕方ないな、と怠け者の自分にほんのり反省( ;´Д`)

 久々の活動日誌は、このホームページを開設してあと少しで1年という僕が、初めて「オフ会」というものに行って来たよ!というおはなし。

 この約1年間というネット生活の中で偶然か必然か、とにかく果てしなく広がる網の上で出会い、そして毎日のように会話を交わすようになった「Sk8」という共通の分野を有する人達。そんな人達と網の上でなく、地上で会いましょう!って事になった。

 高鳴る胸のドキドキが収まる前にやってきたオフスケの日。初めてネットを通じて知り合った方々と対面するという事で、戸惑いがあったのを最初に告白しておきます。

 ・・・・・・・(前日)・・・・・・・・

 まず前日の事から。いよいよ日にちも決まったのだが、待ち合わせ場所となる“町田”には誰も住んでいない。メンツの一人「プレコさん」がスポット探しを始めたと聞き、僕もこのオフを成功させる手助けをしたいと思っていたので、プレコさんと連絡をとり参加。

 ドッキドキの初対面を済ませ、早速スポット探し。まずはプレコさんが前日にチェックしたスポットへ行く。屋根があるそこはタクシー発着所。カーブはここで滑っている人がいる証の黒ずんだマーキングがたっぷり。路面もよさげだが、、、ふと背中側にそびえる柱に目をやると畳一畳分位のデカい“Sk8ボード禁止”の看板が! 様々な葛藤があったけど、とりあえずはもしも明日が雨だったらここで怒られるまで滑りましょうか、って事で次ぎを探す事にした。

 しっかし無い!地図で近くの公園や、駅を見つけては走り回る事4時間。どこもに行っても、灯りが無いとか路面悪いとか。結構無いものなんだなぁ〜と痛烈に実感する。多分発見出来てないだけなんだろうけど・・・。

 結局これと言うスポットが発見出来ぬまま、お手上げモード。これ以上探し回っても、良いスポットを見付けれる自信が2人にはもう無かった。2人とも集合した町田駅に戻り車をとめて、晴れたらプレコさんの家の方、雨が降ったらタクシー発着所って事にした。相変わらず雨が降っている。

 すっかり運転と発見出来ない事への精神的な疲れも相まってぐったりしていた2人だったが、色々とお話をしているうちにテンションが上がってきた。プレコさんは本当に良い人で、最初の緊張は何だったのか。結局屋根の付いてる歩道で深夜、というより明け方に不審な2人組がSk8を始めたのでした・・・。軽めに滑って解散。いやぁ、これは明日楽しみ。絶対に晴れて貰わないと!

 ・・・・・・・(当日)・・・・・・・・

 当日は雨。やばいっ。雨の日スポットは悪条件のトコしか無い。

 しかし集合時間が近付くにつれて雨が止むどころか、晴れ間。そして見る見るうちにアスファルトが乾いていくではありませんか!! なんとも宿命的なものを感じつつ支度。

 集合は町田駅6時。たまに掲示板に顔を出すSk8仲間の「まさる」と共にいくらか早めに車で出発。意外と道が空いてた為に早々に到着。指定された場所にて待つ。ドキドキしながら行き交う人を挙動不審と思われない程度にチェックする。

 まず1番に発見したのは「プレコさん」でした。プレコさんとは前日のスポット探しで既に顔合わせを済ませていたので、こちらから声を掛けて無事に合流成功。しばし3人で待つ。

 しばらくすると「かたさん」からのTEL。みなさん地元ではなく不慣れな為に、お互いの居場所を言い合っても見当が付かない。弱ったなぁ〜って思った瞬間に携帯越しに聞こえてきた声は「あっ、赤いキャップ被ってません?」「あっ、被ってますよ!」と僕の声と共に、どうも!!と後ろから出現したかたさん!

 みんなでご挨拶&握手を交わしあっての自己紹介。かたさんが僕に「マサさんは?」と問いかけるので「いやぁ、もうそろそろ・・」なんて言い終わらないうちにみんなが「あっ、どうも!!」なんてまたまた僕の後ろから「マサさん」登場!! 再びご挨拶。 遂にこうして初対面を果たしたのだ。

 それでは早速移動しましょうかって事で、昨日、プレコさんと決めた多摩のスポットへ。プレコさんのリムジンにマサさんも乗り込んで、3台のリムジンはグングンと進む。

 やがてスポットに到着し、晩飯を食らう事となりハンバーガー班と牛丼班に分かれてお買い物。当たり前のように「特盛り」を注文するマサさんの男気に触れる。 一同晩飯の入った袋を下げてプッシュで移動するも、適した場所を発見出来ず、多摩の夜景を眺めつつ晩飯を食らってまた車で移動開始。

 次に到着したプレコさんの馴染みスポット「すずかけ公園」。 公園内部はモチロンの事、車を止めようとした公園脇の道にもローカルスケーターさんが何人かいらっしゃる。

 車を降りる時にもギンギンに視線を感じる。緊張に次ぐ緊張であったが、努めて朗らかな顔を作りつつ(どう見えたかは定かでは無いが・・・)車を降りる。そして公園内部のベンチに荷物を置く。とりあえずいつも通り一服かまそうかな、などと腰を下ろすと、既にマサさんもかたさんもガンガンと滑り出している。うっっ!!凄すぎる。僕なんて心の準備も全く出来ていないというのに、あれで準備運動なのかしら?!って程の滑り。

 やっぱり上手い人ってのは場馴れしてるんだなぁー、などど感心しつつ一服かます (T-T)

 やっと僕がSk8用の靴に履き替えた頃にはもう全開。お二人さんは果敢に膝丈カーブを攻めまくっている。僕はすごすごとカーブから遠ざかり、邪魔にならない所でアップ。 でも二人の動きが気になって、少し滑ってはカーブウォッチング。おぉ〜っ!すげーっ!!の雄叫びを上げては少し滑ってカーブウォッチング。の繰り返し。

 マサさんとかたさんの滑りに感化された他のみんなはカーブに集まる。さすがにローカルのみなさんも凄すぎで、カーブ攻めまくり。プレコさんもまさるも攻めだし、僕も挑むがビビってオーリーアップも出来ない始末。

 誰がどのトリックしてたのかゴッチャになっちゃって細かく書けないけど、マサさんの50−50〜360(?)ショービットアウトとか、かたさんのオーリー@ベンチtoベンチは超格好良かった!!(全然ちゃんとしたトリックの名前が分からなくてすいません)

 やがてカーブがある公園内部からフラットな公園脇の道(車を止めたトコ)へと移動。フラットでもみなさんの華麗な技の数々を眺める。

 へんな技大会と称して始まった、かたさんとマサさんのフリースタイル系トリックは楽しく格好良く笑えた。笑えたってのは面白い技って事じゃなくて、雰囲気がとても良くてみんな笑顔だったって意味です。しかしまぁ、みなさん笑顔の良く似合うクールガイ達。

 パイロンを使っての撮影大会が始まると、マサさんがジワジワとパイロンを高くしていく。僕はプレコさんのデジカメをお借りしてのカメラマン。やがてマサさん、パイロンをとうとう立ててしまい「うわ〜っ、これ凄い高いなぁ〜!」なんて言いつつも飛べそうな気配。何回かトライして、これでもう最後だってなった時に見事にクリア!!

 みんなが見守る中、テンションMAXの時に見事にメイクでみんなでガッツポーズ!間近で見ていたカメラマンの僕も大ハッスル。写真の出来は60点位だった・・・( ̄□ ̄;)

 その後みなさん各々良いテンションで滑り始め、がっつり滑った後Sk8セッション終了となる。

 集合写真を撮り、終了となってもみなさん名残惜しくてすぐに解散とはいかない。僕はと言うと、ちょっとしたトラブルが発生してみんなに迷惑掛けるし。 なんだかんだとお喋りも盛り上がりつつもお開きに。満足感とも寂しさとも取れる複雑な気持ちで車に乗り込み車を走らせる。

 終わってみれば何て楽しかったのでしょう。最初に抱いた不安な気持ちは取り越し苦労だった。良い人達だってのもとても重要だったと思うけど、Sk8に対する熱い気持ちが何よりも魅力的な人達で、とても良い刺激を得られた。

 本当に意味のあるイベントだった。時間とお金があればいつでもどこでも行きたいと思った。いつの日か刺激を与えれるSk8erになる為に今日も頑張るのだ。

 最後に、本当にみなさん有り難うでした!!(9/19)

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