いろいろ見ていると特に風景写真に凝った題名がついている傾向があります。漢字を組み合わせた熟語、中には造語とおぼしきものが多く見られます。作者の年齢層によるのでしょうか、横山大観の日本画の題名を見ているような気がします。
むしろ外国の有名な絵には「馬鈴薯を食べる人々」、「サン・ラザール駅」、「青い服の少年」など非常に素直な題名がついています。もっともゴーギャンのはすごいですね。「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」は私の知る限り最も長い題名です。
いずれにしても題名は作者の心を見る人に伝える重要な役割を持っていると思います。難し過ぎても一人よがりになりますし、見たままの題名ではコミュニケーションの役を充分に果たしていないように思います。
(ちなみに右上の写真の題名は「風雪に耐える」です)
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