銭 湯 解 析

梅戸共同浴場 (調査:H17.06.02)


足:近鉄橿原線「結崎」駅下車、西へ徒歩約30分。川西町役場を越えさらに西へ。
もしくは橿原線「平端」駅もしくは近鉄大阪線「大和高田」駅下車、両駅を結ぶ奈良交通バスに乗り、「唐院北口」バス停下車、南東へ徒歩約5分。(但し、バスの本数は少ないので事前に調べておくこと)
島の山古墳の東。




 全景
営業時間:17時30〜22時、
 毎月1・10・20日休
入浴料:大人100円、小人50円
住所:奈良県磯城郡川西町梅戸202−1
電話:非公表

川西町に2軒ある共同浴場の内の1軒。
ここはかなり交通の便が悪い、バスも一日に数本しかなく、最寄り駅からも歩いて30分はかかる。でも近くに大きな島の山古墳や旧い神社も数多く、散策の後にちょっと汗を流しに、という感じで訪れるのもいいだろう。
外観はお役所的な無骨な感じで、煙突がなかったら公民館かなと間違えそう。
入口をくぐり、券売機で入浴券を買い、番台でそれを渡して脱衣場へ。室内はとっても広くゆったりとしている。また浴室との間に小さな中庭があり、レモンの造木があったのはちょっと気になる。
浴室もなかなかに広くていい、浴槽はメイン(深・浅)浴槽のみの構造で、曲線を多用した独特な形をしている。浅い目の浴槽にはジェット装置も備えられていた。広々とした浴槽は存分に湯を愉しめ、大変に満足できる。
見上げてみれば、ここの天井の湯気抜きが右へ左へ交差しており、コンクリート的な建築の中にもちょっと独創的な感じを醸し出してる。これは天理にある「御谷温泉」や「朝日湯」も同じ構造であったと記憶している。
また浴槽の横、仕切壁沿いに謎の石庭があった。飾っているようでいて少々怪しい。
全体的に白を基調とした色合いで清潔感あふれるいい感じの浴場である。
洗い場は、ズラーッと座石がならび、カランには固定式シャワーが備えられていた。

風呂上がりのドリンクは置いていなかった。半公設の共同浴場なので仕方ない。

また、ここは一般の銭湯とは違って住民のために地域で運営している共同浴場であるので、外来である我々はあまり迷惑をかけぬようマナーの徹底に心がけて湯を愉しんで欲しい。
評価:★★★★
コメント:ちょっと遠いが、広い浴場。
     散策の帰りにちょこっと汗を流しに。


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