銭 湯 解 析

橿原市福祉センター やわらぎの郷 (調査:H18.06.04)







足:近鉄大阪線・橿原線「大和八木」駅北口下車、奈良交通バス「八木耳成循環」もしくは「大泉東口」行きのバスに乗り、「大門橋」バス停下車、東へ徒歩約5分。




 全景

「やわらぎの郷」
源泉名:橿原温泉やわらぎの郷
泉質:含鉄−ナトリウム・カルシウム・塩化物強塩泉
泉温:33度
入浴時間:10時〜19時30、
 月曜休(月曜が祝日なら翌日休)
入浴料:
 市内居住者、大人400円、小人200円
 市街居住者、大人900円、小人500円
 シャンプー・ソープ常備
住所:奈良県橿原市十市町63−1
電話:0744−29−0700
URL:http://www.city.kashihara.nara.jp/
yawaragi/index.html

橿原市の健康福祉施設。
場所は橿原市の北のはずれにあり、大和八木駅からバスに乗って向かう、バスは1時間に2本程度あるが、最寄りのバス停からは少し歩く。高齢の利用者も多いのだから施設の前にも常に停まれるように改善を求めたい。
バス停からしばらく歩くと、超巨大な施設が現れる。周りには何も無いので余計に目立つ。
玄関前に着くと、警備のおじさんが明るくさわやかに挨拶してくれた。結構こういった施設ではむすーっとされている方が多いので私も気持ちよく挨拶できた。
近づけばさらにデカイ建物に圧倒されるが、気を取り直して入る。靴を脱いでロッカーに入れ、横の券売機で入場券を買う。市内居住者の400円はわかるが、市外居住者の900円はちょっと高い気もするんですが。
券売機のすぐ横には受付があり、入場券を渡すと、

 

と、こんなプラスチックの入浴札を渡してくれる。
これを入口横の箱に入れて下さい、と言われたが、あまり券売機の意味がないような来もするが、ま、いいか。
ふと見上げると、ものすごい高さのある天井にぶったまげた。天井はガラス張りで陽光がサンサンと射し込んでとても明るい。天井の下にもロビーが広がり、あちこちに休憩できるようソファも多くあり、のんびり出来るようになっている。しかしなんとも贅沢な建物だ。
広間の奥に浴室への入口がある。

 

入口横にアクリルの箱があり、そこに入浴札を入れて脱衣場へ。ガラス張りのロッカーに、京都風のカゴの存在、どっかでみたのとおなじ光景。。。そうだ、大和高田市の「高田温泉・さくら荘」とまったく同じなのである。隣市とはいえ、あまりにも似すぎている。
と、思いつつ浴室へ。
いやぁ、驚きました、やはり「さくら荘」と瓜二つな浴室なのである。温泉のメイン浴槽に多角形のジャグジー風呂、サウナ室に外には露天風呂に打たせ湯。。。露天風呂に至っては三角形を基本として急速スペースを大きくとった設計などそのままである。ただ、こちらの方が少し拾いので浴槽の大きさも若干広めであるが。
また温泉は塩分が濃いので加水し、加温も行っているという、しっかりとした表示はいいと思う。また露天よりも室内の浴槽の方が温泉濃度も濃いようだ。湯が少し白濁していた。
洗い場はホースシャワー付きで温度調節も可能なタイプ、またシャンプーやボディソープも常備されているのは嬉しい。
全体的に「高田温泉・さくら荘」とかなり似ている。たぶん設計・施工業者は同一なのであろう。どちらも駅からは遠いが、民活していろいろとサービスを行って努力しているさくら荘のほうにやや歩があるように思える。
この設備で市外利用者は900円は高すぎる、バス停も遠いし、もう少し改善する余地は多そうだ。

風呂上がりのドリンクは、大広間の横に自販機があり、コカコーラ・ダイドー・メグミルク(ビン)など各種あり。また食堂でもいろいろと食べることが出来る。
評価:★★☆☆☆(の上)
コメント:立派な設備の割にはなんだか今ひとつ。
     もう少し改善する余地はありそうだ。
     でも警備員さんの笑顔にこれ以上の減点は控えた。


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