怪しきモノたち


怪しきモノたち・その434 時間限定売店






先日、夜行快速ムーンライト九州号に乗って北九州へ行った時のこと、大阪を出て夜中ずっと走り続けたムーンライト号は、早朝の下関駅へと滑り込んだのであった。

ここ下関駅では、九州へのゲートこと関門トンネルを潜るため、機関車を付け替えるねばならず、しばらく停車するのでずっと座り続けて疲れ気味の体をリフレッシュさせなきゃとホームに出ることにする。

やはり外の空気は気持ちよく、特に早朝の澄み切った空気は大阪とは比べ物にならないほどに新鮮である。

と、ふとホームの真ん中がなにやらにぎやかに人でごった返してるので、何だろう?と近づいてみれば、どうやら臨時に駅弁の売店が開店しており、夜行明けで空腹の乗客達が我先にと弁当を奪うように買い漁っているのである。

列車旅の醍醐味はやはり駅弁と駅そばだよなぁ、とワシも一つ買い求めようとしたが、山のようにあった筈の駅弁や寿司はあれよあれよと目の前で売り切れてしまったのであった(涙)。

すごい売れ行き、どんな弁当が売っていたのかもわからないくらいに店内は空っぽ、これは臨時にでもこんな朝早くにお店を開けるわな、と感心したが、やはり普段はどんな弁当があるんだろ?と気になったので店内をじろじろ眺めていたら、


 

営業時間
8時25分
から
8時45分
まで


えぇっ、普段でも朝のたった20分しか営業していないってこと?

ということは、いつも店を開ければ毎日毎日、駅弁を買い求めるためにこのようなお祭りが繰り広げられているというのか?

毎日20分間しか営業しかしていなくても、やっていけるのであるということは。。。下関って、実は駅弁の隠れた名物スポットだったとは!

こういった発見ができるって。。。ほんと旅っていいもんですよね♪

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