怪しきモノたち


怪しきモノたち・その421 鰻の行方






今回は、不肖さんご提供の怪しきモノを紹介します。(いつもありがとうございます、不肖さん)

ちょっと前、不肖さんが買い物へ近所のスーパーへ行った時のこと、特売コーナーの中に気になる一品を見つけたという。。。それは、


S&B 和風ピアット
特製
 鰻丼


が、なんと198円という安さで売られていたという。
単に、これは特売品なんだな、と思えば何のこともないのであるが、折しも中国産ウナギの安全性に対して過敏になっている現在、いくら特売品とはいえ、このような安価で販売するには絶対に何かしらの理由があるに違いない!

てなことで、この鰻丼をくれたのであるが、ワシもこのウナギにはいくらかの疑問を抱いてしまった。
箱をじっくりと鑑賞してみたが、原材料には「うなぎ」と書かれているだけで、これの産地はどこであるかとは全く記載されていないところが、さらに「中国産?」との疑いに拍車がかかる。

ま、ものは試しに、ということで食べてみました。

開けると、パックのご飯とレトルトパウチされたウナギの具が入っており、具をご飯の上に載せてフタを閉じ、レンジで3分ほど温めてできあがり。。。おぉ、湯気もほんわり立ちこめ、匂いもなかなかにタレのいい香りが。


 


では、いただきます。。。ん、ウナギってこんなに肉っぽかったかなぁ?

どうやら、ウナギをレトルト保存すると、肉質が変化して食感が魚というより肉に近い感じになるようだ、それを濃いタレ味で誤魔化しているように感じる。

そしてご飯も「和風だしで炊いた」と書いてあったとおり少し色づいていたが、どうもレトルトパウチされたウナギの量が少ないのをなんとかカバーするためにご飯にも味を付けました、という感じである。

味は、ワシ的にはマズイ部類に入ると思う。。。ゴールデンカレーや小瓶の一味唐辛子など、子供の頃より買い続けているほど大好きな商品が多い(考えると地元のハウスさんより多い・・・)ヱスビーさん、あんまりこういった商品は不向きなんじゃないかな、と余計な心配をしてしまう。

というか、ほか弁や牛丼屋のうな重もそうだが、ウナギのレトルトはマズイ!

土用のピーク時にコケてしまって過剰気味な中国産ウナギの活用に、と何かしらの『焦り』をひしひしと感じてしまうのはなぜだろう?

便利で手軽に食べられる、というのも嬉しいが、その反面に大切な『何か』を失っているのではないか。。。そう感じてしまうワシであった。

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