怪しきモノたち


怪しきモノたち・その398 丼くじ






つい先日、大阪は近鉄百貨店上本町店において「北海道大物産展」が行われており、当然に地方の美味しいモノにも目がないワシは、早速出かけてみました。

今回の目的は、初登場の白糠は道の駅弁第1号の「この豚丼」がなんとその場で食べられるというので、期待に胸を膨らませ、一気にエレベータで9階の催事場へ。

そして、他の美味き物産の数々に目もくれず、豚丼のブースにたどり着くや、即座に豚丼(6枚入・1050円)を注文。

しばらくして運ばれてきた「この豚丼」は、丼からはみ出んばかりのボリューム感あふれる豚肉と焼きたての香ばしい匂いに、さすがのワシも思わず笑みがこぼれてしまう。

では、早速いただきます。。。ほんまにうまい!

分厚いのに甘噛みするだけでほろっと切れる阿寒ポークの、炭火で焼いてタレでしめたジューシーな味わいにただただ口の中にかき込むワシ。。。ん、5枚しか豚がないぞ、と怒りそうになるも、実は飯の中にもう一枚隠れていて、まるで「まむし(関西風鰻重)」のようにご飯の中で蒸されてた豚の新たな食感にまたもや涙が出そうに感動するワシであった。

しまった、今日は「美味きモノ」じゃなくて「怪しきモノ」。。。ここからが本題であります(笑)。

実は食べ終わって余韻に浸っているときに、ふと丼を覗いたワシは驚いたのであった。。。それは空になった丼の底に、


 

 
大当り

 


えっ
「大当り」って何か当たったの?

もしかして豚丼もう一杯!って嬉しいことをしてくれるのか。。。この美味さなら、まだまだ3杯はいけまっせ!

ということで店員のお姉さんに尋ねてみると、

「丼ぜんぶに『大当り』って書いて
いるんですよぉ。」


と微笑まれただけ。。。あぁっ、なんということだ!

少し騙された気分にはなったが、綺麗なお姉さんの微笑みと絶品な豚丼の味に今回だけは赦してやろう。

でも、ここはボケとツッコミの都・大阪。。。「大当り」なんて書いていたら「何かちょうだい!」と迫ってくる剛腕な客もいてるので要注意だ。

でも、ほんとに美味かったぁ。>豚丼

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