怪しきモノたち


怪しきモノたち・その399 精選北海道の味






今回は、怪しきモノ新嘉坡特派員のCOCOさんからのオミヤゲ品を紹介します(いつもありがとラ、COCOさん)。

つい先日も新嘉坡へ帰省されていたCOCOさんは、またもや素晴らしくも怪しきモノをゲットされてきました。

それは一見せうとも「さきいか(スルメ)」と解る品で、みなさんもご存じの通り日本を代表するおつまみだけに、


 

日本風味
Japan Flavour



と書かれており、イラストにも鉢巻きをしている烏賊を描いていたりと強く日本をアピールしているが、これが売られていたのはシンガポール、説明文をよく見ると。。。


 

 長発鮮魚尤の味

 北海道から提練された
 新鮮だイカ 厳選し、
 自然の天日て干し上はました
 天然のカルツワ豊富に含まぉ
 ヘル、シ│メニュ│の素材として
 風味豊かな彩リを添えます

 
精選北海道新鮮魚尤魚

 (魚と尤は一字)


やっぱり怪しげな日本語が。。。わかるようでわからない、この微妙な日本語にはどう笑えばよいのやら。

でも、今回はそれだけでは終わらない。

この日本、いや北海道風味のさきいか、は一体どこで生産されているのだ?と気になったので裏面も調べてみると、販売はシンガポールで、その販売元は香港。。。てことは、やはりというべきか、製造地の表記は、


 

 
Made in China


そう中国、しかも北海道とは何の縁もなく年中温暖な広州で生産されているのだ。。。おいおい、どこが北海道風味なんやねん!

しかし、今回はそれでも終わらない!

輸出用に貼られた製品表示シールには「Made in China」としっかり書かれているのは先述の通りだが、実はその上部にある製品名と原材料名の表記をご覧いただきたい。


Product Name : Sleeve-Fish Silk

Ingredients : Sleeve-fish, Suger,
 Salt,Gourmet Powder, Powder



原材料
「Powder」って、何?


 


中国語の原材料表示には「カレー粉」と表記されているのだが、それまた怪しいし。。。そうか「Sleeve-fish」を「Silk」にするために、我々に知られたくない秘伝の粉を使っているのだろう。。。それによって北海道の風味までをも備えるというのであるから、さすが中国!と唸りたくなる。

中国は広州で北海道風味に生産され、香港の会社がシンガポールで販売した「さきいか」を日本人が買って大阪で食べる。。。なんという特亜ワイドぶりな食の循環!

もうどこが本物なのか、最近の食に関するニュースを聞いてさらに怪しくなってくる。。。やはり知らないことこそが本当に幸せなことなのかも知れない。

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