怪しきモノたち


怪しきモノたち・その303 地上にあるのに






今回も、不肖さんご提供の瀬戸市の怪しきモノを紹介します。(いつもありがとう、不肖さん)

これは、一見するとどこにでもある商店街のアーケードであるが、ここの商店街の名称をよくご覧下さい。


宮前地下街


地平にある商店街が、なぜに地下街?
不肖さんも、

> “宮前地下街”で外なのに地下街?という
> のは、深川神社参道の丘陵地に作られた商
> 店街で店内が、丘陵地下なので、その名称
> が付いたと思われます。
> (上は駐車場になっている)


と書かれているとおり、どうも添付部分が半地下の構造らしい。

これは、私も興味が湧いたので調べてみると、瀬戸市の条例の中に「瀬戸市宮前地下街使用条例」というのがあり、どうも戦時中に強制疎開によって店舗を追われた商店主たちのために戦後、市がこういった商店街を貸与したものだそうである。
たしかに、そういった歴史的背景もあってか、賃料も月額1万2650円と地方都市とはいえかなり安く押さえられている。

戦後すぐに、この「地下街」が形成されていると言うことは、やはり名店も?と思ってさらに調べてみると、「地下街の名店」によれば、この宮前地下街には『大福屋』と『福助』の2店が軒を連ね「瀬戸の焼きそば」として行列ができるほどにかなり有名だとか。
さらにうなぎの「田代」も結構有名だそうで。。。これは地上にあるのに地下街を見学するついでに、瀬戸焼きそばとうなぎは是非とも堪能したい」モノである。

これはぜひ突撃せねば!

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