怪しきモノたち


怪しきモノたち・その106 みなみだみなみばし






先日、旅の友人である矢萩多聞さんの個展が京都で行われるというので行って来ました。法然院さんの講堂を使ってのイベントは盛況の内に終了したようでよかったです。
私も彼の細密画にはいつもながら魅入ってしまいました。

で、その個展へ向かう途中、バスを降りてある橋を渡ろうとしたとき、はたと歩が停まりまして。
それは、この橋の名前が、


 
『みなみだみなみばし』


どういういみなのだ?
よく「にわにわにわにわにわとりがいる」の如く、読みが何十通り(例「庭には二羽鶏がいる」とか「二話に埴輪には丹羽と李が射る」・・・など)もあるように、これも意味の通る読みがべらぼうな数になるのではないのか?
私も数例考えてみた。

 
三波だ三波バシ!
 
皆見だみな御箸
 (「だみ」とは金泥彩色のこと)

うーむ、意外に難しい。。。パソコンで打ち込んでみれば、

 
皆見打皆見橋
 
皆見だ見並橋

の2通りが瞬間に表示されたが、どれもイマイチ。
次にヤンキー漢字風なら、

 
皆弥陀御波婆死

とかになるんかなぁ、と妄想が膨らんでいたのであるが、実は対面に、

 
 
『南田南橋』


と解答が。
わかってはいたが、ちょっぴりつまらん正解じゃが、前から読んでも後ろから読んでも「みなみだみなみ」と読める地名は面白い。

でも京都のことだ、本当はもっと奥深い意味があるに違いない。

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