JR北海道にある石勝線は札幌方面から帯広、釧路方面に向かう際のメインルートになっています。
特急が線内を走行する中、1往復だけの風変わりな普通列車が石勝線には存在します。それが、下り
「新夕張6時49分発楓行き」と「楓7時06分発新夕張行き」です。楓駅はこの1往復以外は全て通過
なので、朝列車が到着し、その列車が新夕張に引き返すともうそれで駅の役割は終ってしまいます。
その為、その1往復の列車も廃止し、駅自体を信号場にして駅としての役割は終えるという動きが
今後あるそうです。 今回は駅が列車がまだ残っているうちに楓駅を再訪問してみようと思いました。
楓駅が現在のような構造の駅になったのは昭和56年10月1日、石勝線開通と同時に現在の場所
に移転してきました。それまでは、「夕張線登川支線」の中間駅として存在していました。
石勝線が開通した当初(手元にある昭和57年11月時刻表によると)1日6往復あった列車はJR
が発足した昭和62年には1日4往復になっていました。しばらくは4往復が続いていたものの平成8年
には2往復になっていました。そして、平成12年にはついに1往復となってしまいました。
私は1日4往復の頃に初めて乗車しました。私が乗車した時も私以外は誰も乗っておらず、大丈夫
なのか?、という気はしていましたが、まさか1往復まで減るとは思いませんでした。
近い将来、楓駅は信号場化されます。みなさんもそれまでには1度列車での訪問をお勧めします。
列車での訪問で一番適しているのは「おおぞら14号」を追分駅で下車し、始発の夕張行きに乗りかえる
方法です。
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