2013,03,21作成

にせんじゅうにねんのやくしまなのだ〜
その6

「きょうははやおきなのだ〜。
これからみやのうらだけにいてくるでし〜。」
4時20分頃に起きた管理人さん。
これから宮之浦岳に登るべく5時過ぎに
出発しました。
「よどごうのとざんぐちについたのだ〜。
いよいよのぼるでし〜。」
6時10分頃に淀川登山口に到着しました。
準備を整え出発です。
「それではいってくるでし〜。」
前回(2002年)の時は管理人さんは登山口で
待っていたので、今回宮之浦岳を登るのは
初めての経験です。
「あるいていたらせかいいさんのかんばんが
あったでし〜。」
40分程歩いたところで、「世界自然遺産登録地域」の
看板が出てきました。
ここからは世界遺産に登録されている地域になります。
(今回は結構ゆっくり目のペースで登っています)
淀川小屋に着く少し手前で木道の上に木が倒れて
いました。
この日から数日前に倒れたものと思われます。
「よどごうごやについたのだ〜。
なかにははいらないけど、ちょっとここできゅうけいでし〜。」
淀川小屋に着きました。
小屋の中には入らないですが、ちょっとここで休憩です。
ここからは少し上りのきつい箇所が出てきます。
「ここははしのうえなのだ〜。かわがきらきらして
きれいでし〜。」
淀川小屋を過ぎてすぐの所に橋が架かっています。
この日はやや薄曇りなので光具合が少ないですが、
晴れていれば水面に太陽の光が当たって本当に
綺麗です。
お気に入りの場所の一つです。
この大きな岩の下には登山者が立てたつっかえ棒で
支えられているんですね・・・・




なんてことがあったら大変ですよね。。。。
「こうばんだけてんぼうだいにきたのだ〜。
ここからはとうふいわがよくみえるでし〜。」
宮之浦岳のルートからほんの少しだけ外れた
高盤岳展望台にやってきました。
ここからは高盤岳と山頂にはトーフ岩と呼ばれる
岩が見えます。
トーフ岩です。
こんなにもよくうまい具合に切れているもんですね。。。
「ここもてんぼうしょのあんないがあったのだ〜。
けしきがよくみえるでし〜。」
高盤岳展望台入口から数分進んだ所に展望台の
入口がありました。
出発から2時間20分、小花之江河に到着しました。
標高約1600mに位置している日本最南端の
高層湿原です。
小花之江河から7〜8分進むと、今度は花之江河に
到着します。
ここから湯泊や栗生方面に抜けることが出来るルートが
ありますが、ロープが張ってあり「初心者はご遠慮下さい」と
掲示されています。
花之江河には祠もあります。
「はなのえごうにきたのだ〜。
こんなやまのなかにしつげんがあるのがすごいでし〜。」
小花之江河、花之江河は標高1600mにある高層湿原です。
ミズゴケが泥炭状に堆積して出来ているそうです。

花之江河で自分が気になった植物です。
モウセンゴケです。
食虫植物の一種で葉にある粘毛から粘液を分泌して
虫を捕獲するそうです。
花之江河から500m進んだところに黒味岳分岐が
あります。
分岐してここから30分程進むと黒味岳の頂上に
到着します。
黒味岳なら宿を9時頃に出ても十分に間に合いますし、
頂上からの眺めもいいのでオススメです。
宮之浦岳はここから3.3q先にあります。
まるで石の中から生えているような木を見つけました。
だんだん背丈の低い木が増えてきました。
ここはロープづたいに登っていきます。
あまり目立ちませんが、投石湿原というのもあります。
小さいので見落としてしまうかもです。
「なげいしだいらにきたのだ〜。
てんぼうだいみたいになっているでし〜。」
出発から3時間半程で投石平に来ました。
天気がよければ東シナ海や永田岳、宮之浦岳も
見ることが出来ます。
投石平付近は巨石がいくつも露出しています。
この辺りからは低木やヤクシマダケが増えてきます。
投石平から10分程進んだところで割と至近距離で
ヤクシカと遭遇しました。
「しかしゃんなのだ〜。おともだちになれるでしかねえ〜。」
管理人さんはヤクシカさんとどうにかお友達になれないか
考えているようでした。
「しかしゃ〜ん、こんにちはなのだ〜〜〜〜。」
「う〜ん、はんのうがなかったでし〜〜〜。」
どうやらお友達にはなれなかったみたいです。

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