2012,08,30作成

きゅうねんぶりのおきなわなのだ〜
その3

「とりあえずおやどについたのだ〜。
ざんねんながらてれびがうつらなかったでし〜。」
港から徒歩10分くらいの所にある宿に到着しました。
自分が行った数日前に落雷のためアンテナが
壊れてしまい、テレビが全く映らない状態に
なっていました。
離島のため修理にも時間がかかるそうで・・・
沖縄のテレビも見てみたかったのですが残念です。
宿に荷物を置いてからまずはフェリーターミナルにある
ターミナル食堂に行ってきました。
メニューはあるのですが、準備できない場合も
多いそうで、オススメで野菜炒めを作ってもらいました。
島唯一の信号機です。
押しボタン式のため、普段は青信号の状態に
なっています。
交通事情を考えると必要ないと思いますが、小さな
離島でも子供の教育のために一カ所設置されている
ことが多いです。
「みちがずいぶんせまいでしね〜。すれちがうのが
たいへんなのだ〜。」
島の周りの道路は舗装されていて車のすれ違いも
十分に可能ですが、集落内の道は未舗装の上、
軽自動車が通っても自分がよけないと危ないほどの
狭さです。
未舗装なのはそれがかえって島のいい雰囲気を
出していると思います。
村道1号線の道です。
この道は夜になると外灯代わりにフットライトで
ライトアップされます。
渡名喜島の交番です。
郵便局も村道の細い道に面した所に建てられています。
宿近くの商店です。
渡名喜島の中に商店は3軒ありますが、どこも
看板などは設置されていません。
渡名喜島には伝統的な赤瓦の家屋が多く残っていて、
島の集落全体が「重要伝統的建造物群保存地区」として
選定されています。
風よけのために塀で囲い、敷地を掘り下げて家屋が
建てられているのが特徴です。
「あかがわらのおうちがいっぱいあるでし〜。
でもかんこうのひとはすくないのだ〜。」
沖縄の離島で竹富島は渡名喜島と同じく赤瓦の
家屋が多く残されていて観光地化もされていますが、
渡名喜島は観光地化されていなく、ごく普通の
日常が見られると思います。
「おきなわではいしがんとうがいっぱいあるのだ〜。
いしがんとうさんがいっぱいいるでしかねえ〜。」」
沖縄では魔よけのため通りの突き当たりに当たる場所には
「石敢當」(いしがんとう)と呼ばれる石版が多く置かれています。
中にはプラスチック製のもあります。
決して苗字がいしがんとうということではないですよ〜
渡名喜島の住宅には防風林としてフクギが植えられています。
宿近くの住宅のフクギは結構な高さがあり、
いい日陰となっています。
「ここからはおうちがいっぱいみわたせるのだ〜。」
宿の近くの小高い丘を上がると東屋があり、
ここからは集落が見渡せます。
東屋からもう少し上に上がっていくと、里遺跡が出てきます。
14世紀〜15世紀のグスク時代の遺跡だそうです。
「あがりはまにやってきたのだ〜。ここはおよいでも
だいじょうぶなところでし〜。」
「ぼくもはいってもいいでしか〜?」
島東部にある「あがり浜」にやってきました。
島内では唯一海水浴が認められている所で、
シャワーも完備されています。
管理人さんは残念ながら色々な装備が必要なので
駄目ですよ〜〜〜
渡名喜島の海岸近くでは海水温上昇による
白化現象のため、珊瑚が死んでしまっているそうです・・・
沖まで出れば見られるとのことでした。
この時間は干潮のため、足だけ浸かった状態で
歩き回ってみました。
ウミヘビもいました。。。
宿の食堂にあったサインです。
渡名喜島は2009年に公開された映画「群青 愛が沈んだ
海の色」の撮影地として使われていて、その時の
サインとのことでした。
一日目の晩ご飯です。
ヘチマのみそ汁と冬瓜とポークの炒め煮がありました。
必ず一品以上は沖縄らしい食事が出るみたいです。
「そんどうにでてみたのだ〜。らいとあっぷがきれいでし〜」
晩ご飯後に村道に出てみました。
ライトアップがいい雰囲気を出していました。
でもこのライトがないと、集落内の道路は真っ暗なような
気がしました。

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