やっぱり手持ちで撮りたいぞ
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なにをかくそう、私は三脚が嫌いです。
夜景や花火を撮る時には何の抵抗もないんですが、
鳥撮りの時は「XXを狙って、出現ポイントで待ち続ける」なんてことは出来ず、
常にうろうろしながら撮るような撮影スタイルなので、どうしても持ち歩きが面倒くさくなります。
10倍君デジスコもはじめは三脚を使っていましたが、
なんとか手持ちでも撮れそうな気がして三脚持たずに出かけてみました。
で、結果はというと
・持ち歩きの時に接続部分に負荷がかかり、カメラの鏡胴等どこか壊れそうで怖い。
・スコープが重くて、構えていて左腕がつらい。
・スコープのピントノブを回す時に重さに負けてぐらぐらしてしまい、ピントが合わせづらい。
・いかに低倍率デジスコとはいえ、やっぱりブレる。
接続部の強度に関しては、三脚を使おうが使うまいが問題となるところであり、
カメラ側が破損となると構造上IS付きのレンズ部がダメージを追うこと必至です。
(しかも一番修理が高そう)
サポートアームが必要だとは思っていましたが、アルミ加工等をして工作する根性も自信も
ありませんし、あまり仰々しくなって持ち歩くのに不便になるのも避けたいところです。
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お手軽サポートアーム
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ある時、
「KOWAのTSN-664EDの三脚台座はネジをゆるめるだけでクルクル回せる」
−−>
「これを回してスコープを傾ければ、スコープ側の台座とカメラ側の底面の高さを揃えることが出来る」
ことに気が付きました。
ということは、真っ直ぐな板きれでもOKということになります。
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左の写真のように、ネジを緩めるだけで三脚座がクルリと回ります。
元々何の為にこういった機構にしてあるのかは不明ですが、個人的には大助かりです。
KOWAのサイトの画像で確認する限り、
フィールドスコープでこの機構になっているのは最高峰のTSN-820シリーズと、
名門の復刻版のTSN-Nも同じように回転出来るようです。
が、664より一回り小さなTSN-600シリーズでは回転出来ないようです。
NIKONのスコープはサイトの画像を見る限りどれも回転しないように見えますが、
どうなんでしょ?
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結局は経験の無いネジ穴加工を避けて、以前から持っていたエツミのストレートブラケットと、
これだけでは長さが足りずに購入したやや短めのブラケットを左の写真の様に取り付けました。
希望以上にすっきりした形、かつ無加工ですむ超お手軽です。
使用ブラケット
・エツミ フリーツインプレートDX(長さ280mm)
・エツミ ストレートブラケット(ネジ付き)(長さ200mm)
どの程度負荷を低減しているのかはやや疑問ですが、精神衛生上はかなり効き目が有ります。
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尚、この止め方だとブラケットの幅が絶妙で、付けたまま電池交換が可能です。
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お手軽サポートアーム(スコープの向きを変えてみました)
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スコープのピントノブを左手の親指で動かす形だと、ピント合わせ時にどうもスコープが安定しない為、
現在ではピントノブが右下になるようにしています。
これで、ピントノブを人差し指で回せるようになりました。
こちらの方がピント合わせし易いです。
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この結果プレートが斜めになって、電池蓋と干渉して電池交換が出来なくなりました。
2本のプレートの連結なので画像右側のような形にすることも可能ですが、
左側の直線タイプの方がカメラの底面にかかる面積が大きく
強度的に安心なので、この形で使用しています。
電池交換の際は、3つのネジを少し緩めて右側の形にすると電池蓋が開けられます。
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