4/29(日) 【絵本】
「月刊テレビジョン」の連載コーナーで、大野クンとマツジュンが好きな絵本を紹介していると言うので、思わず買って読んでしまった。お二人は「クレヨンハウス」に行ったらしい。私も、大分前になるけれど、友達と表参道を歩いたときに寄って、あまりの本の豊かさに感動したものだ。
大野クンは、絵で本を選ぶし、絵が記憶に残るという。確かに同じストーリーでも、絵で内容の印象が随分違うものだ。「クレヨンハウス」で宮沢賢治の作品の絵本集を見つけ、それほど宮沢賢治のファンではないのに、思わず全巻買い求めたくなってしまった衝動に駆られたのを覚えている。
私が、一冊絵本をお薦めするとしたら、バージニア・リー・バートンの「小さなおうち」という絵本を選びたい。小さなお家が郊外に建ち、四季を楽しみながら、ひっそりと暮らしているんだけど、やがてまわりはどんどん開発され、駅ができ、ビルが建ち・・・、四季を楽しむどころではなくなり、小さなお家は埋もれるように建っている。その温かさは依然変わらないんだけど。
でも、やっぱり、小さなお家の居場所はここではない・・・と、郊外へ移し、のんびり静かに暮らす・・・というもの。
小学生のとき、図書の時間になると、まず、この絵本を探して一回読んでから、別の本を選んでたような覚えがある。大人になり、「クレヨンハウス」ではなかったが、本屋でこの絵本を見つけたときは、思わず買い求め、ノスタルジーに浸った。英語版のこの絵本を見つけたときも、何とも言えない感動を覚え、またもや買い求めた。ストーリーも、絵も、ほのぼのしててとてもいいのだ。
話は変わるが、「クレヨンハウス」の3階だったか、「女性」を取り上げた書物だけのコーナーがあったのがとても印象深い。落合恵子さんらしいナーと思った。『女性の時代』とは言うけれど、女性問題は21世紀に持ち越される大きな課題だと痛感したものだった。
さて、その21世紀に突入し、5人の女性が入閣すると言う、まさに華やかな女性の時代が幕開けようとしています。大臣になられた5人の女性の方には、「女である」と言うことを上手に使い分けて、気楽に頑張っていただきたい。ときには華やかなお洋服を着て女であることを楽しみ、ときには「女とか男とかどうでもいいことよっ」なんていう気概で、鼻息荒くして、バカな男タチをとっちめていただきたい。
話を大野クンにもどしましょう。マツジュンがストーリーを考えて、大野クンが絵を描いて、絵本をいつか作ってくれるそうだ。どんな絵本になるんでしょう。楽しみです。
4/24(火) 【シリーズ映画】
先週、友達と映画「ハンニバル」を見た。レディースデーだったから、「金返せ!!」とは怒鳴れなかったものの、「この映画は、見てる人に何を与えようとしたんだろね。」と言うのが率直な感想でした。「羊たちの沈黙」を見ないで、この作品を見たのがいけなかった。シリーズ作品というのは第1作が原点になってるから、それを見ないことには何も始まらない。よく「2」は「1」を超えられないと言うけれど、「まさにその通り!!」と言うのがこの「ハンニバル」。でも、そう言い切るのには、まず「1」を見なくては・・・と言うことになり、友達が以前BSで録画した「羊たちの沈黙」のビデオを持って遊びに来た。
「羊たちの沈黙」を見て、「そうだったのか・・・。」といくつか解明されるところはあったものの、やっぱり分からないことだらけ。第一「羊たちの沈黙」も分からないことだらけ。ウ〜ン、困った。
ところで、先週の土曜日、私の大好きな映画「ターミネーター」がTV放送されてました。シュワちゃんの悪役ターミネーターがいいっ。マイケル・ビーンのカイルがはかなき戦士って感じでいいのだっ。その後、莫大なお金を使って、「T2」ができあがったけど、シュワちゃんの悪役の方が、シンプルでいいな〜と思ったっけ。やっぱり、「2」は「1」を超えられない。
でも、いくつか例外はあるのです。「2」が「1」を超えちゃった映画もあるのです。
まず、「エイリアン2」
オドロオドロしい雰囲気の映画を、実にアップテンポに、爽快に、劇画風に仕立て、しかも人間ドラマにしちゃったところが凄い!!さすがキャメロン監督!!って感じ。
あと、「ランボー2」
正義感が溢れてていいのだ。作品全体のトーンが、マイナス思考からプラス思考に変わった感がある。脚本がいいのだ。実は脚本を書いたのは、J・キャメロン。尊敬する所以であります。
やっぱり、映画は、シンプルなものがいい。「正義は勝つ!!」とか、「愛こそ至上!!」とか、明快なものがいい。まあ、これも、趣味の問題だと片づけられてしまえば、それでおしまいですが。