宇宙戦士バルディオス全話レビュー


第7話「愛の墓標」

ストーリー

 アフロディアはロストスペース・ボム(真空爆弾)を開発したネルドを味方に引き込み、そのロストスペース・ボムで世界各地への攻撃を開始しました。ネルドは、実はクインシュタイン博士が研究生だったころ、恩師ランベルト博士のもとで、ともにロストスペース・ボムを研究していて恋人でもあったのでした。ネルドは、ロストスペース・ボムが戦争に利用されるとの理由で認められず失意のまま死んでいったランベルト博士の無念を晴らそうと、誤った方向に進んでいってしまったのです。
 ロストスペース・ボムの発射元をつきとめたブルーフィクサーは、バルディオスチームに出撃を命じます。しかし、ネルドが発生させるバリアに手も足もでません。マリンは亜空間からバリア内部に侵入を試みようとします。その時、クインシュタイン博士がロストスペース・ボムに対抗する装置を持って駆けつけました。マリンはその装置を持って、バルディオスにてバリア内部に侵入します。ネルドはロストスペース・ボムで攻撃しますが、バルディオスから降りて単身、発射基地に潜入しようとするマリンに通用しないことを知ると、基地の外に出てマリンを襲います。間一髪、クインシュタイン博士によりマリンは助けられ、ネルドも基地とともに運命を共にします。

感想

・クインシュタイン博士
 今回のクインシュタイン博士はいつもと違って、何か歯切れの悪い感じが印象的です。彼女も人の子なんだなあと思ってみたりもしてしまいした。でも、バルディオスチームに合流する直前で、ロストスペース・ボムで狙われたら何て考えてなかったのかな(実際は攻撃されていないが)。しかし、若い頃のクインシュタイン博士も、お綺麗ですね。後に登場するデビットが心を奪われるのもわかるような気が。

・ネルド博士
 ランベルト博士の研究を世界に認めさせようとしての行動かもしれませんが、確かランベルト博士は平和利用を願っていたはず。それに恋人であるはずのクインシュタイン博士までも捨てて(?)しまうとは。クインシュタイン博士も、こんな男といっしょにならなくて良かったのではと、ちょっと厳しい目でネルド博士を見てしまいました。

・アフロディア
 エンディングを除けば、サングラスをはずした顔を見れたのは今回が初めてですね(といっても冒頭のみですが)。筆者は本放送時、いつメガネをはずした顔を本編で見せてくれるのかと毎週楽しみにしていたものです。

・星空の虹
 ラスト近く、クインシュタイン博士がネルド博士と対峙するシーンから流れていた挿入歌「星空の虹」ですが、歌詞を見るとアフロディアをテーマにした歌だと思うのですが・・・。でも、クインシュタイン博士のために使われてましたね。もし、製作途中で断念されてしまった第35話・第36話が完成していたら、再度、この挿入歌は使われていたんでしょうか?


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