宇宙戦士バルディオス全話レビュー


第2話「パルサバーンの秘密」

ストーリー

 第2話から、いよいよ地球が舞台です。木星や火星の基地が謎の敵に攻撃を受けます。一方、マリンは月に不時着して気を失っていましたが、地球防衛組織のブルーフィクサーに発見され、地球に捕虜として連行されます。
 マリンは侵略者の仲間として扱われ、脳波探査などの拷問に近い尋問を受けます。そんな中で、父から聞いていた美しい自然が地球にはあることを知り、涙するのでした。
 一方、ガットラーは偶然にも地球を発見し、アフロディアに対して敵戦力を計ることもかねて出撃命令を出します。ブルーフィクサー側はバルディプライズを出撃させますが、歯が立ちません。しかし、その危機を救ったのは、捕虜として捕らえられいたはずのマリンでした。
 この戦闘でアフロディアは、マリンが生きて地球側についていることを知りました。また、マリンの方はバルディプライズの危機を救ったにもかかわらず、信頼されず監視された生活をおくるのでした。

感想

・月影長官
 初期の頃の話がどうだったか細かい部分をあらためて見直すと、月影長官とクインシュタイン博士の対立にはビックリしました。お互い協力しあって、アルデバロンと戦っていた記憶しかなかったものですから。こう考えると月影長官の心境の変化もあらためて見直したいと思います(この話を見る限りでは頭が固そう・・・)。

・冷静沈着クインシュタイン博士
 相変わらず冷静沈着なクインシュタイン博士には頭が下がります。普通、いくら脳波探査装置をクリアしたからといってスパイと疑われている人物にすべてを託す勇気はもてませんぞ。それを瞬時に月影長官に進言したのですから。

・ジェミーのように人を信じれるか
 月での調査中では、木星や火星を襲った連中の仲間だったら許さないといった感じだったが、脳波探査の結果や地球の自然を見て涙する姿を見て、マリンを信じたジェミー。この性格のため、後の話で、あやうく利用されそうになるが、人を信じる事の大切さをあらためて教えてくれたような。

・S1星の言葉、地球の言葉
 マリンが月から連行された後のブルーフィクサーの基地内で目覚めた時、オリバーたちが言葉が通じたから一瞬、地球人と思ったらしいが、S1星と地球で同じ言語が使われていることがわかった時点で、ブルーフィクサー側はそのことに疑問をもたなかったのだろうか?



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