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日々雑感2009-6
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1598 豪雨 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/30 →時の話題Vol.541
◆九州や中国四国地方が豪雨で大変な事態になっている。浸水や土砂崩れなどの水害、住居や生活基盤の破壊などが今後も大変心配だ。日本列島はすでに亜熱帯化していると思っているが、温暖化論も反温暖化論も利益誘導の言葉遊びや情報操作であってはならない。
◆県外教の基幹会議といえる本年度第2回の合同会議が終わる。検討を重ねた議案や資料、入管法改定に関する研修。7月8月は事業も多く、今後はそれらの運営に力を注ぐことになる。
◆まだまだ倒れるわけにはいかない。

1597 なら国際こどもフォーラム2009夏 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/28 →時の話題Vol.540
◆長男二男と甥っ子を連れて、奈良県外教なら国際こどもフォーラム2009夏に参加。日本人の子どもも少しいたが、様々な国や地域にルーツを持つ子どもたちが約60人、保護者や教員等を入れると140人以上が、多文化ゲームや民族楽器、多国籍手作り料理などを楽しんだ。子どもももちろんだが、親同士のつながりもできたのではないだろうか。次回は11月22日のサンウリムだ。
◆明日は1学期最後の授業で、午後は事務局。明後日は午前が事務局で、午後は基幹会議。その僅かの合間にも予定がびっちり。そんな具合に日々が過ぎて行く。

1596 さわやかなサッカー 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/27 →時の話題Vol.539
◆長男の子どもサッカークラブのイベントで、親vs子どもの対戦ゲームが3試合ありフル出場。45歳にしてはよく動いたと思うが、回復に時間がかかり、走ってはへばり、へばっては走りという有り様。心筋梗塞になったらどうしよう!と思いつつも、こんなに気持ちよく汗を流したのは久々だといい気分。知らないお父さんやお母さん方とも何か気持ちが通じ合ったような気がして、子どもたちも嬉しそうで、いい1日だった。子どもにとっても、親が真剣に走り、すこやかに笑い、よその親に怒られ、よその親に褒められ、失われかけた大切な何かを取り戻せたような気がして、本当にビールが美味しかった。
◆母が体調の不安を訴える。とことん親不孝のkurochanは罪深さに愕然とする。ごめんよ、かあちゃん。
◆子どもと子どもの売買春。ケータイネットの問題は、こんな事象までもたらしてしまった。ケータイの使い方はもちろん、人として人とどう向き合うかが緊急課題だ。大人が子どもをどれだけ受け止め、人としての手本を示せるか。ケータイなんか鞄にしまい、子どもとたっぷり汗を流して、ゆっくり楽しく話をしようよ。

1595 鬱屈からの叫び声 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/26
◆ストレスなんて言葉の響きでは表せない、鬱屈した気分。見通しが利かない手探り状態で、不意に襲いかかる神経を抉り懺悔を強いるボディーブロー。それも連日複数のパンチに晒され、ダメージの癒えぬまま打たれ続ける。まるでそんな心境だ。素直に反省し前向きに取り組もうという意志が辛うじて持てているが、全てを投げ出したくなる無意識下の衝動の蠢きに気付かぬ訳はない。妻や子どもの存在、ケータイネット講演等の出番が、鬱を防いでくれているのかも知れない。身体の疲れが何日も抜けない、片付けても片付けても仕事は増えるばかり。マイケル・ジャクソンの死に、「彼は解放されたんだろうなあ」と思う始末。さあ、そんな溜め息はここに書き捨て、不屈に甦るのだ。、矢吹丈は何度でも立ち上がった。スマイリーキクチは「俺は死なない」と叫んだ。加藤諦三にのめり込んでいた中学時代やニーチェに惹かれた高校時代のようだが、のたうち回っても俺は前のめりに生き続けてやる。これが今の俺の叫び声だ。

1594 SVパブコメ 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/25 →時の話題Vol.538
◆相変わらず激務が続いている。授業の合間に事務局関連の諸連絡や資料作成、授業プリント作りや印刷作業、資料を読んだり生徒の質問に答えたり。それでもまだ、裁量が大きいので、頭はひねるが苦痛は少ない。欲を言えば、資料を読む時間がまだまだ足りないが。
◆総務省が、グーグルストリートビューについてのパブリックコメントを募集している。先日、違法ではないという見解を発表した総務省に、問題点を訴えよう。いかにプライバシーを侵害し、差別を助長しているか、われわれ市民の人権感覚が試されている。民度に応じた政治やマスコミしか成立しないといわれる。居心地のいい世の中を形作るのは我々市民なのだ。表札が公道から肉眼で見えるのと、オンラインで全世界のディスプレイに表示され検索されるのとでは、その意味や影響にあまりに大きな違いがあるということが、なぜ総務省は分からないのだろうか。ことは表札だけではなく、様々なプライバシーや差別情報が集積され検索され特定され悪用されているのだ。ストリートビューが日本で公開されたのは昨年8月5日。その日から、ストリートビューを使った悪質な差別書き込みが始まったことが、重大な悪質性を示しているではないか。
◆硬いことばかり書いているが、ずっこけ話、お楽しみクイズ、はらはら旅行記なども、更新していかなきゃね。ネタはあるけど時間がないのよ。

1593 桜井高校職員研修 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/24
◆5時間目の授業を終えてから桜井高校へ。例のごとく職員研修でプレゼン。随分端折ったが、一時間強でなんとか話をまとめた。知っている顔が随分あって、なんか気恥ずかしかったが、最後まで熱心に聞き入ってくださっていたので、一安心。
◆授業の合間に事務局仕事。来週は期末テストなので、まとめプリントやテスト作成もある。どひゃ〜の日々が続く。

1592 会議資料 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/23
◆昨日は午前中の授業を終えてすぐに事務局、今日は朝から事務局。夜遅くまで、ひたすら会議資料作りだ。文書処理は苦手じゃないから次々作成し、改訂もしていくのだが、様々な事業の企画や要項・案内作り、報告や各種資料作りに、相当な時間がかかる。
◆おかげで、昨日も今日も複数の本が届いているのに、あまり読めないでいる。
◆ケータイ講演のオファーも断続的にあるが、事務局仕事と合わせて、夏のカレンダーはかなり埋まってしまった。体調管理をきっちりしないと、大変な不義理をしてしまうことになる。
◆次の共著が仕上がった。今回は、オリジナルに執筆した部分はないので、編集に携わったというべきだね。

1591 同情はいらないが 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/21 →時の話題Vol.537
◆ホムペやブログ、掲示板などに、絶対バレないと思い込んで身近な誰かの悪口を書いたら、まんまとバレて人を傷つけ、自分の信用も落とすという事例によく出くわす。いわゆる「欠席裁判」は、その場にいない人の悪口で盛り上がるという、大人もよくするものだが、教室やクラブ活動の話題が中心となりがちな子どもたちのネットコミュニケーションでは、リンクの輪も狭いため、その場にいないはずの同級生が聞き知る場合も多い。そこに曖昧な表現や誤解が加わり、さらに、ただでさえ不安定な友だち関係なのに、相手の表情や反応が分からないネット上での文字列会話では、同調圧力の相乗効果から、「祭り」のターゲットにされた人物は瞬く間に悪人に仕立て上げられる。それを聞き知った中傷被害者は、さらなる書き込みや、見えない閲覧者に恐怖を覚える。◆という話は、講演でもよくするのだが、今日書きたかったのは、大人も含めてネット上での表現は、見せかけの反省になりやすいという点だ。確かに、ネット上での公開懺悔は難しい。仮に心底懺悔をするとしても、いくばくかの反応を期待する。誰にも見せない秘密の日記には、他者の反応などは期待しない。あえて言えば、自身の超自我、つまり「もう一人の自分」への告白であり、懺悔であり、誓いであり、励ましの求めである。そこでも合理化という防衛機制は働くが、ネット上での「同情をさそう反省(のそぶり)」とは質的な違いが随分とある。超自我はだませないが、ネット上の他者は話を合わせてくれるのだ。それでも予防線をはって反省のポーズはとる。そのくせ、本当はどれほど懺悔しているかはあてにならない。◆今日も反省しきりのkurochanだったが、ここに反省を書こうとしている自分自身を本当に突き詰めるには、安易な作文などしたくはないと思い至ったのだ。◆「巧言令色すくなし仁」という。体のよい低姿勢は、スムーズに事を運ぶのには必要だろう。しかしそれは、信用できる中身を保証するものではない。不器用に尖った奴が実は一番信用できることだってある。いろんな奴がぶつかりながらもかかわりあい、結果的に貴重な出会いとして人生に刻まれる。そんな場を用意するという仕事に、自分はどれほど真剣なのか、自身の超自我と問答しよう。
◆息子が小遣いで腕時計を買ってくれた!本当にありがたい。
◆一昨日衆院を通過した新入管法についてかねがね書きたいと思っているが、それはまたの機会に。

1590 授業参観 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/20
◆ところが今日は5冊の本が届く。雁屋哲の『シドニー子育て記−シュタイナー教育との出会い』も楽しみだが、辛淑玉・野中広務の『差別と日本人』は、パラパラっと見ただけで、食い入るように読んでしまう。麻生現総理の差別発言もきっちり書かれている。土井隆義の新刊『キャラ化する/される子どもたち』も読んでおきたい。ともかく昨日届いた本や、それ以前からの未読了本を集中して読まねば。
◆午前中は長男の授業参観。ドジな発言で爆笑を誘った息子に嬉しくなる同類の親父であった。
◆明日の在日外国人生徒交流会の準備で、いくつものハプニング。臨機応変な対応って、個人的には好きだけど、組織的な事業なので、やはり困るよね。
◆ケータイショップで、古い機種の店頭見本を子どもがもらい、大喜びで通話の真似事。そろそろケータイマナーを我が子に教えねば。本当は、子ども向けのケータイのおもちゃも反対なんだけどね。何のために使うか、どう使うかを一緒に考えさせねばならない。単に子どもが喜ぶ子守りグッズだなどと思っていたら、とんでもないことになる。
◆飲み屋のバイトはロックと水割りが区別できなかった。レジでも黙っていたけど、控えめなあの一言でどう反応するかが大切だったんだよ、君。

1589 平群町人権教育講座 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/19
◆朝からは事務局で仕事、昼からは平群町人権教育講座で講演。最初と最後は、勤務校。平群町ふれあいマラソンの前身、くまがしマラソンの初代チャンピオンは実はkurochanなのだ。まだ、現役だったからね。そぬ平群町なのに、随所で渋滞に巻き込まれ、事務局から40分程度で着くはずが、1時間以上かかり、開始5分後に会場に着く始末。声はかれているし、遅刻はするしで、大変ご迷惑をかけました。ところが何ら苦情もなく、最後まで熱心に聴いてくださり、本当にありがたいことです。
◆そんな今日は、未明や晩方に頑張って、読みかけの3冊を読了。

1588 さまざな情報整理 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/18 →時の話題Vol.535
◆かすれ声で、4クラスの授業をした以外は、ほとんどの時間を新聞スキャンに費やす。今日は大小120本の記事をデジタルアーカイブ。日々スキャンをしているが、時々どかんと片づけないとどうしようもなくなるのだ。すべて読み、すべて活用するわけではないが、こうしておくと、素材選びに事欠かず、プリントやプレゼンにも活用しやすい。明日のプレゼンにも明日の朝刊を活用するつもりだ。
◆朝からとある大学にメールを送る。悪質な改ざんページを知らせるためだが、大学生以上の情報モラル教育はどのように進めればいいのだろうか。
◆前々任校の卒業生が職員室に現れる。今春の異動を知らなかったようで驚いていたが、大学生活や進路について話を聞く。こういう時間がやはり嬉しい。
◆今日も4冊本が届く。特定の本を集中して読むことによる批判力減退を避けるため、常に数十冊の並行読みをしているkurochanだが、時々は集中して読了させていかないと、混乱して効率も悪くなる。kurochanも間もなく46歳。散漫さと集中課題をうまく裁かないと、これもどうしようもなくなる。

1587 声が出ない 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/17
◆2時間目の世界史の授業中、急に声が極端にかすれ出す。3時間目と5時間目の世界史もかすれ声を絞って授業して、奈良育英中学高等学校の職員研修へ。1時間余りに切り詰めたプレゼンで、かすれ声のマシンガントーク。みなさんお聞き苦しかったことをお詫びします。
◆同時並行でネット上では深刻な事態が進行。人の人生を狂わす困った話です。
◆逆に講師を呼ぶ側としても、あれこれ段取りに追われた1日でした。読書やスキャンにもなかなかたっぷり時間がとれない毎日。それでも例年に比べて、相当なペースだから、忙しさは理由にならないんだろうね。

1586 気をとりなおして 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/16
◆昨日は、午前中の授業はいつものように元気溌剌だったのだが、午後から深夜にかけての事務局詰めは随分気分が沈んでいた。シビアな夢で目覚めたので、ストレスがたまっているのかな?と思っていたのだが、深夜の妻との会話でピンときた。移住連ワークショップで圧倒されすぎたのだ。超人的な方々が多数おられ、感服した週末だったのだが、翻って自分の仕事がちっぽけに見えて、資料をあれこれ仕上げても、「よーし!」という手応えを感じられなかったからだろう。多忙なようで些細な実践しかできていない自分、知らぬ間に謙虚さを忘れて尊大になっているような気がする自分に嫌気がさした、というわけだ。謙虚さを忘れてはならないのは当然だが、自信をもってはならないということはない。些細なことも、すぐに手応えが返ってこないことも、丁寧に誠実に取り組むことで、自信を取り戻し、積み重ねていくしかない。そう、自分に言い聞かせて、少し元気を取り戻したkurochanでありました。特に事務局仕事は、裏方的仕事が多く、目に見える手応えが得にくいし、よほど用意周到でないと、誉められることもなかなかない。誉めてほしいからじゃなく、意味ある仕事を為すために、努力し続けるしかないのだ。

1585 移住連全国ワークショップ 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/14 →時の話題Vol.536
◆13日〜14日と、福井市国際交流会館で行われた、移住労働者と連帯する全国ネットワーク(移住連)の第7回全国ワークショップに参加。kurochanも移住連の会員だが、こうした集会には初参加。今回は、間もなく衆議院で採択されそうな入管法・入管特例法・住基法改定を中心的テーマとして、その問題点の討議や各地の実践交流が熱心になされた。約100名の参加者は、労組活動家、キリスト教関係活動家、DVシェルター活動家、弁護士、行政書士など、実に様々な外国人住民支援活動家で、入管当局との交渉や裁判闘争、国会ロビー活動やDVやOS問題に関わる活動をしているパワフルな人々だ。教員はわずか3〜4人である。実に様々なことを学ぶことができたし、関係をつくることができた。帰りは、魯迅の恩師、藤野厳九郎記念館に立ち寄る。学ぶべきことは際限なくあるのだ。

1584 被害者中傷とSNS 投稿者: kurochan@携帯 2009/6/12
三重県人教第22回「せいかつ」実践交流会に招かれ、午前中は講演をし、午後は分科会で学ばせていただいた。教員も子どもも人としてどう関わり合うかを、実践に即して様々に学ばせていただいた。閉会間際に、「教員の部落問題へのためらいは差別といってもいいのではないか。見ようとしないと見えてこないのだ」という指摘はまったくその通りだ。ずっと我慢して黙って座っていたkurochanも、ついに発言しそうになるが、「午後の部もあなたのせいで時間オーバーだ」と言われかねないので、地元の先生方ね発言に食い込むことはこらえた。
◆伊勢駅で元三重大の先生に遭遇。いろいろな情報交換をし、さらな大和郡山の料亭でかつての同僚と飲み会。そこへ、昨日記した内容に関わる新たな情報と対応に関する電話、今度の交流会に関する電話などがあり、飲まなかった元同僚の車で近所まで送ってもらう間にも様々な情報が入り、実に目まぐるしい1日であった。明日明後日は移住連ワークショップで福井へ。

1583 被害者中傷とSNS 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/11 →時の話題Vol.535
◆先の集団強かん事件に関し、複数の大学生がmixiなどのSNSで被害者を中傷する書き込みをしていたことが判明。教育実習中の学生もいたというから事態はさらに深刻だ。被害者のみならず、当該の中学生らに与えた苦痛や悪影響も計り知れない。「いじめられる奴が悪い」という間違った視線が、さらなる被害と加害を生むということが分からないようだ。まず、被害者に「自己責任」を問う間違いがある。性犯罪被害者に対しても、それが起こりやすい。最大限の警戒を要するような社会を構成してしまっている自らの「自己責任」の自覚がないのだろう。そこまでシビアになれなくても、同じ人間としてのいたわりがない。権力者の不正を糺す勇気ある言論と、悔しさや恐怖に苛まれる人間をさらに突き落とす卑怯な言説はまったく違う。被害者の学生は、学長からもセカンドレイブまがいの対応を受けたが、その心の痛みはいかばかりか、kurochanも苦しい。SNSなどの無責任なネット言説等については、機会を改めて記したい。

1582 天理高校職員研修 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/10
◆午前午後の授業を終えて、天理高校へ向かう。ケータイネットと子どもの人権と題した職員研修での講演だ。今朝の朝刊も盛り込んだプレゼンで進めるが、講演でプレゼンを使うようになってから毎回改造し、今日は第35版。すでに明後日の第36版に向けた改造を加えているが、基本的なスタンスはさほど変わらないが、常に新たな情報が入ってくるし、話す対象や時間も違うため、そのままの使い回しはできないのだ。天理高校の先生方や、ちょうど実習期間ということで、教育実習生も加わって、少し時間延長をしたが、熱心に聴いてくださった。勤務校からでる前には、九州からの打ち合わせ文書が届き、勤務校に戻ると、四国からの打ち合わせメールがくる。45歳のおっちゃんに任せてないで、若い教員にも頑張ってもらいたいな。いや、とっくに子どもたちにとても近い位置から実態をつかみ取り組んでくれている教員は少なからずいるんだけどね。

1581 ふ〜 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/9
◆朝から事務局で資料整理。午後は事務局会議とゲラ校正の引き渡し。夜は、様々な資料作り。3週間後の合同会議議案書、それを審議する2週間後の役員会議案書、それらを審議する来週の事務局会議議案書。出張が立て込んでいるので、それらの資料を一気に作ってしまう。さらに、次回生徒交流会の細案改訂版を作成し、Webサイトも更新。で、明日の勤務校職員会議資料も作る。その説明は同僚に任せて、他校の職員研修にいくのだが、一応作ってあるプレゼンの最終改造はこれからだ。ともかく深夜零時の夕飯と入浴だ。

1580 池田小事件から8年、秋葉原事件から1年 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/8 →時の話題Vol.534
◆今日6月8日は、池田小事件から8年、秋葉原事件から1年。どちらも刃物を使った無差別大量殺傷事件で、世を震撼させた。犠牲者の遺族や、身体や心の傷に今も苦しんでいる人たちにとれば、何年たとうがこの上ない苦痛だろう。事件を風化させまいとする取り組みや報道は、事件から教訓を導き出し、再発を防ぐとともに、苦痛を背負う方々の孤立感を崩す励ましにもなることを祈るばかりだ。さて、学校の安全管理や殺傷性の高いナイフの取り締まりとは別に、精神障害者の社会参加や非正規労働者のセーフティーネットがどれだけ市民的課題として意識され、実際的な保障が実現されているかを問いたい。「異常」な犯人による「異常」な犯行という、「視聴者受け」する報道は、日常生活から我が責任を切り離そうとする意識を強化する。社会の一員としての責任や連帯を自他に問わない、「お気楽な」風潮を助長する。世界を独りで背負うかのような尊大さを持つ必要はないが、同時代を生きる人としての関与の自覚はごまかしたくない。

1579 校正 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/7
◆最終ゲラの校正もあと20ページ。内容的な校正は別として、文書処理的な校正は得意とするところ、かなり細かく見つけ出してしまう。高校生の時に、近代アジア史の本だったと思うが、岩波ジュニア新書の誤字を見つけてハガキを出したら礼状がきたことがあったが、それで目覚めたのかもしれない。仕事を始め、公私ともにワープロソフトを日常的に使うようになってからは、細々とした書式やレイアウト、助詞の間違いや語句の不統一なども気になって仕方がないようになった。プライベートな手紙にまで赤ペンを入れてしまうことがあるほどだ。恥ずかしながら、自筆の文章も赤を入れることが多いけど。ただし、最終ゲラなどという「最後の点検」段階では、赤も最小限にしたいのだが、今回は、ほぼどのページにも付箋をつけている。印刷業者は嫌がるだろうなあ。ん〜、これでも我慢して控えめにしてあるんだけど。
◆相変わらず多忙。明日月曜は午後、火曜は終日、水曜は午後、金曜は終日の出張で、土曜日曜は泊まりがけで福井まで出張。翌週も月火水金日と出張で、もちろん授業もしているし、代休なんか取ってる間がないし、体重はおたふく風邪前に戻っているし?

1578 鶴橋ではしご 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/6
◆至福の宵だ。いや酔いだ。裁判員制度の集会のあと、梅田で関西ネットの打ち合わせ。帰りはやっぱり鶴橋。安くて旨いんだよね。校正しながら独りで飲むっていうのも悪くない。ホントは仲間とワイワイやりたいんだけどね。

1577 足利事件と狭山事件 投稿者: kurochan@携帯 2009/6/6 →時の話題Vol.533
◆自治労奈良県本部・奈良県地方自治研究センターが主催する第11回「時代(とき)の広場」に参加する。テーマは「いよいよスタート裁判員制度〜冤罪事件から考える、司法への市民参加とは何か〜」。狭山事件の冤罪被害者である石川一雄さんが妻の早智子さんとともに来てくださり、午前中の講演、午後のパネラーをされる。歳を聞かれたら、「狭山と同い歳です」と答えるkurochanだが、「狭山」とは狭山事件のことだ。1963年5月、埼玉県狭山市で起きた女子高生誘拐殺人事件で、警察は身の代金を受け取りにきた犯人を取り逃がすという失態を演じる。5名の自殺者が出て、その中に真犯人がいたと思われるが、4月にも同様の警察の失態があったばかりで、翌年の東京オリンピックを控え日本の公安への信頼を取り繕うため、国家公安委員長が「何としてでも生きた犯人を見つけ出す」と国会答弁。近隣の被差別部落への差別見込み捜査が強行され、アリバイがないなどの理由で4人の青年が取り調べを受けることになる。石川一雄さんはその一人で、巧妙な罠にはめられた石川さんは自白を強要され、起訴されるのだ。一昨日釈放され、時の人となっている足利事件の菅家さんもそうだが、裁判では真実を認めてもらえるという期待は裏切られることとなる。菅家さんは44歳から17年半もの人生を獄中に奪われたが、石川さんは24歳から31年もの人生を奪われ、しかも仮釈放であるため、不当な制約「見えない鎖」を科せられたままだ。狭山事件・狭山差別裁判の不当性や石川さんの生き方などから、学び論ずべき点は多々ある。マスコミの差別報道もそうだし、それに絡め取られた世論もそうだ。文字を奪い返し、感謝の気持ちと反差別への強い意志をもって闘い続ける姿勢もそうだ。鎌田慧著『狭山事件』をはじめ、関連書籍も無数に出ているので参考にされたい。
◆午後のパネルディスカッションでは、あの吉田智哉さんがコーディネーターを務められたが、始まる前に、「ときどきあなたのブログを見ているけど、忙しすぎませんか」とねぎらっていただいた。もう本当に恐縮である。パネルディスカッションの最後には平場から発言も続いたが、吉田さんの指名もいくつかあり、kurochanも最後に指名していただいた。また、石川さんとお連れあいの早智子さんは、集会終了後すぐに廊下に出て、参加者にかたい握手をされていたが、kurochanも握手していただく。仮釈放後に現地調査にも行ったことがあるkurochanだが、生の石川さんに会うのは初めてで、感激の言葉を交わすことができた。高校入学後、「石川青年を返せ」という看板の意味を知ろうと、学校の図書館でマンガ『差別が奪った青春』を読み、これは大変な事件だと、佐木隆三著『ドキュメント狭山事件』を買い求めて読んだのを今も覚えている。
◆裁判員制度について、冤罪事件に取り組む弁護士の方からも多くを学ぶことができた集会だったが、集会資料で初めて知ったことがある。狭山事件があった63年に、米国統治下の沖縄で陪審制度が始まり、沖縄の人も陪審員に選ばれているのだ。「さすがアメリカ」とは言いたくないし、米国の巧妙な沖縄政策かもしれないのだが、そこには国籍条項はなかったのである。翻って、今年始まった裁判員制度は外国人も多くの障害者も排除している。むしろ、「何をするか分からない」という偏見やそれを煽るマスコミ報道が、かれらを犯人視させている現実がある。制度そのものの問題とあわせ、意識(向き合い方)もまた問われるということを念頭に、裁判員制度についても、外国人差別についても、ケータイネットの問題についても、考え実践していこうと決意させてくれた集会だった。

1576 思わぬ事態 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/5
◆昨日も書いた新聞アーカイブだが、目先の資料に使えそうな多文化共生関連や情報モラル関連の記事は日々スキャンしているのだが、それ以外は切り抜くか、要らないページ(余りないが)だけを捨てた状態でどんどん積み上げている。その積み上げた新聞の山は、時々ドカッと片づけないと部屋がますます狭くなるし、資料価値も下がってしまう。今週は5月分の山を少しずつ片づけていたが、今日は随分と整理できた。近々出版する本のゲラが上がってきたのが夕方近かったからだが、今度はその校正や、差し替え原稿の作業に取り組まねばならない。差し替え原稿を作成し、約三分の一まで付箋だらけにしたが、日が変わらないうちに帰ろうと切り上げる。その間に、緊急の電話連絡や来客の対応もあって、本当によく仕事をしたkurochanであります。明日土曜も朝から晩まで仕事の予定が詰まっていて、その合間に校正を進めなければならない。月曜の授業プリントはいつ作ろうか?

1575 新聞アーカイブ 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/4
◆暇があれば新聞スキャンをしているが、キリがないし、保留箱が次々満杯になる。購読している全国紙二紙を中心に、毎月大小数百本の記事を何とかスキャンしているが、保留はその数倍。少なくとも、多文化共生関連と情報モラル関連はもれなくスキャンしているのだが、それだけでも相当な数だ。会議資料やプレゼンに使うこともあるので、なるべく長方形になるように行数も数えて、画像ソフトで整形もし、水平調整やノイズ除去もしている。白黒はビットマップ、カラーはJPEGで保存。新聞というメディアの限界も当然理解しているが、まだまだ有用なのだ。活用が前提だが、情報整理に使う時間が長すぎるのは問題だ。貴重な時間を新聞整理にばかり使っていられない。その他の読書もそうだが、目的と手段の区別や、時間配分とその効果を計算しておかないと、無限の仕事に人生が塗りつぶされる。理想は、デジタル化できるものはとことんデジタル化して、書斎をすっきりさせ、豊かなアイデアが生み出せる余裕の空間にしたいのだが。

1574 県外教サイト 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/3
◆奈良県外教は今年で結成20年目を迎えたが、kurochanは結成当初から何らかの形で関わってきた。県外教Webサイトは、2001年春からkurochanが担当している。長らく事務局からデータを送信してもらったり、現物の資料を改めて入力し直したりし、また資料編の内容を検討する研究委員会にも随分協力してもらって更新してきた。昨年は、初めて事務局員になり、かなり気合いを入れて改造や更新をしようと思っていたが、なかなか時間がとれなかった。今年は事務局長ということで、いくら時間があっても足りない日々なのだが、事務局情報には日々接しているので、ネット公開できるものはすかさずアップしたい。技術的なバージョンアップは、ある程度まとまった時間がほしいのだが、今日は思い切って授業の空き時間をほとんど使い、トップレイアウトの改造などにも取り組んだ。FLASHなども作って、内容とともにWebデザイン的にもレベルアップをはかりたい。

1573 アンテナ 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/2 →時の話題Vol.532
◆専門的な仕事を為していくには、与えられた業務をこなすだけでなく、幅広い情報アクセスや人との繋がりを、積極的に求めていかねばならない。それを授業、講演、原稿その他の表現や、事業企画などに生かし、気づきや出会い、反省と感謝、自信や希望につなげたい。子育て、授業、人権教育、県外教、ケータイモラルなど、いくつもテーマはあるが、精力的に努力していこう。

1572 素人の自由さと気迫 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2009/6/1 →時の話題Vol.532
アマチュア落語家の知人が以前出した本で、プロの噺家は落語が義務でもあり生活の糧だから、新たな挑戦よりも守りに入りがちだが、アマチュア噺家は、本来の仕事以外の時間を使って義務でもない落語に敢えて取り組み、失うものが無いのでとにかく純粋果敢に落語に取り組む、といいようなことを書いていた。だから敢えてプロにはならないのだとも。プロはプロならではの苦しさや責任を持っているのは当然たが、素人だからこその決意や意欲もあるのだ。気楽でもあるが、なぜ取り組むのかという果てなき自問と、意欲の維持が課せられる。人権教育に取り組む者としても、文字や言葉(できれば音楽)による表現者としても、素人であり続けたいと思う。

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