時の話題2002-9
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2002-10-22
総目次 タイトル索引 テーマ別索引 2002-8
今月の目次 ◇印は《日々雑感》より転載
【拉致問題に関連して】vol.78《日々雑感より》
◆朝鮮学校生徒への悪質な嫌がらせがまた繰り返されている。まったく情けない。無知(情報不足)が不安を増幅し、個々の顔を見ようとしないが故、己の差別心を無自覚に転化・投影して、無責任にも対象が悪魔の如くカテゴライズされ、歪んだ正義を声高に叫ぶ。そんな解釈をしたくなる。匿名性を隠れ蓑に、ネット上でもそんな輩が多くないか。有効な批判は、積極的情報発信を求めるだろう。心痛める日本人市民として為し得る努力をしたい。マスコミも憎悪を煽っている場合じゃない。朝鮮高級学校を見学した事があるが、通学途上で日々味わう苦痛を想像してほしい。(257、02/9/25)
◆拉致問題は北朝鮮とともに、またもや外務省の対応の不誠実が批判されるべきだ。強制連行という大量拉致問題とともに。(256、02/9/22)[→9月目次]
【「ご父兄」という言葉】vol.77《日々雑感より》
◆「ゆうひ」の保育園運動会。総勢7名で見物に出かける。自宅で練習の成果を披露してくれていた「ゆうひ」だが、今日は泣いてばかりで保育士さんを煩わせた。kurochanも保護者として2種目ほど参加したが、鼓笛隊やリレーなどは我が子が出ていなくても、とても楽しませてもらう。ただ2点気がかりな事があり、今日は1点だけ園長に丁重に申し入れる。「ご父兄」という言葉はやめてくれと。ジェンダーの視点からはもちろん、幼い頃に父を亡くし、教員の言葉やプリントに傷ついてきた者として、どうしてもこだわってしまうのだ。すぐ聞き入れてもらえ、「保護者」に変わる。(255、02/9/21)[→9月目次]
【作業所】vol.76《日々雑感より》
◆5日、生徒を連れて知的障害者の作業所を訪問。100円ショップの背景にも極端な低賃金労働が見え隠れする。能力に応じた労働と適正な賃金とは何なんだろうかと考えてしまう。労働内容からしてもとても適正と言えない低賃金で障害者を雇用し、雇用促進法違反を逃れ、補助金さえ手に入れ、補助金対象年限が切れるとさっさと解雇する。しかも労基監督署がそんな企業を表彰する例さえある。養護学校卒業生の友人と話しているとざらにある話だ。それ以前になかなか雇ってもらえないのが実態だが。不景気でリストラされ授産施設ヘ戻る例も最近多いとよく聞く。(248、02/9/7)[→9月目次]
【長野県知事選】vol.75《日々雑感より》
◆長野県知事選での田中康夫候補圧勝は、長野オリンピックでぼろ儲けしたコクド・西武の堤氏が地元業者に利益還元しなかったことから長野の建設業社すら反発していた公共事業を維持しようとする体質に対する住民の怒りではなかったかと思う。東京や愛媛ではなく、長野からこの国の体質を変えていってもらいたい。いや、アクトローカルは奈良にも作りださなきゃ。(247、02/9/3)[→9月目次]
※【田中康夫知事不信任決議】(vol.66)