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クイズ【90】
時差
LAST UPDATE 2003-08-06

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【90】出題日時 2003年 7月29日(火)15時00分
 あっくんはホノルルから大阪まで、飛行機で8時間かけて移動しました。1時間遅れでホノルルを発ったゆうくんは、飛行機で5時間かけてバンクーバーへ移動しました。大阪に着いてすぐに、あっくんがゆうくんに国際電話をかけましたが、日付が1日違っていました。ゆうくんがホノルルを発ったのは次のうち、どの時刻でしょうか?
 A 午後3時  B 午後5時  C 午後8時  D 午後10時

正解者・・・・Kubocchannさん、ようちゃん →3ptゲット
(得点表)

解説と解答


 時差の問題は、ややこしく感じる方もいらっしゃいますが、ゆっくり考えれば単純な話なんですよ。
 まずは簡単に地理のお勉強です。

 「全国的に朝〜!」なんてフレーズがマンガや朝のワイドショーなんかで、かつてよく見聞きしましたが、「全世界が朝〜!」というわけにはいきませんよね。常に、昼の地域と夜の地域があって、24時間で朝昼晩が一巡するためだというのは、今や常識以前の常識ですね。

 これは、地球が24時間で1回転(自転)しているのに、太陽の周りは約365日かけて一周(公転)しているので、太陽光線を浴びる地域がどんどん変化するためですね。

 さて、朝か昼か晩かの違いがあっても、時刻は全世界で統一することはできます。でもそうすると、日付の変わり目が朝方だったり、昼間だったりと、不便この上ありません。そこで、日付の変わり目は、その地域が太陽からみて地球の裏側にくる真夜中に設定しているんですね。

 この日付の変わり目は、当然24時間ごとにやってきます。逆に言えば、日付の変わり目は24時間かけて地球を一周するんですね。24時間かけて地球を一周、つまり360度移動するんですから、1時間で15度移動していることになります。これが時差です。実際には、ほぼ15度単位で、各国が時刻の基準を設定しています。東西に長い国は、この基準がいくつもありますが、日本は兵庫県明石市を通る東経135度だけです。

 この「東経」というのは「西経」の対ですが、これらはロンドンを中心に東西それぞれに180度までの数値で地球の東西の位置をしめすもので、二つあわせて「経度」といいますね。合計で360度です。つまり、経度15度で1時間の時差というのが基本です。ロンドンを基準に、東経の数値が大きいほど、時刻は先に進んでおり、西経の数値が大きいほど、時刻は遅れています。

 さて、西経150度を基準に時刻を刻むホノルルは150÷15=10ですから、ロンドンより10時間遅れています。
 大阪は東経135度を基準に時刻を刻んでおり、135÷15=9ですから、ロンドンより9時間進んでいます。
 また、バンクーバーは西経120度を基準に時刻を刻んでおり、120÷15=8ですから、ロンドンより8時間遅れですね。
 つまり、大阪はホノルルより、10+9=19時間も時計の針が進んでおり、
 また、バンクーバーは大阪より8+9=17時間も時計の針が遅れています。

 もっと素早く計算する方法もありますが、ロンドンを基準に±で考えると、まわりくどくても日付の修正ミスがなくなります。

 では、地理の勉強はこの辺でおいておき、問題を解くとしましょう。

 さて、あっくんがホノルルを発ってから8時間後に大阪に着き、すぐにゆうくんに電話するのですが、すでにゆうくんはバンクーバーに着いていますよね。そして、日付が違っていたというのは、バンクーバーは大阪より時計の針が17時間遅れているためですよね。

 日本時間で0時以降・16時59分以前ならば、バンクーバーはまだ前日ということになります。これは19時間遅れのホノルルの時間でいえば、5時以降・21時59分以前です。そして、ホノルルを発ったのはさらに8時間前ですから、21時以降・翌日の13時59分以前にホノルルを発てば、8時間後にあっくんが大阪に着いた時に、ゆうくんのいるバンクーバーはまだ前日ということになります。選択肢で該当するのは「D 午後10時」だけですね。正解は「D」です。

 この夏、実際にホノルルから大阪へ飛行機で移動しましたが、時差の不思議さについては、「Waikiki2003」の「2 入国まで」をご覧くださいネ。